Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

JGP2015クロアチア大会女子SP

2015年10月09日 23時32分52秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第7戦、クロアチア大会女子ショートプログラムジャッジスコア)、再生リスト全体映像
 日本から出場の樋口新葉と本田真凜には、ファイナル進出のチャンスがある。頑張れ~

12 本田真凜 SP:57.92(3)

 「スプリングソナタ」♪ 今日も柔らかな表情で滑り出す。ループ・トウ3-3、ダブルアクセルとスムーズ。フリップが2回転になったが、きれいな姿勢のビールマンスピン、つなぎで見せるスパイラルなど、アメリカ大会の演技と寸分変わらず活き活きしていた。
 スコアも、ちょうどフリップが3回転から2回転になった分を引いたくらい。毎回同じくらい素晴らしい表現ができる、鉄板のプログラムになりそう。演技構成点は全体のトップ

14 イヴェット・トート(ハンガリー) SP:53.39(4)
 「Legend of Two Old Guys With A Mustache」「I Say A Little Prayer」♪ 身長が急に伸びたわけじゃないけど、なんだか大人っぽくなった。トウ・トウ3-3を決め、3回転フリップを頑張って着氷。ボーカルのパートでリズミカルに踏むステップでは手拍子が起こる。
 体の線がしっかりして、スケーティングや姿勢が安定してきた。

16 樋口新葉 SP:60.77(1)

 マンボ・ファンタジー♪ 緊張をほぐしたいのか、首をぐるんと回してからスタート位置へ。ラテンムードをたっぷりアピールするステップから始まり、スピン2つの後ぐいぐいとスピードを上げてジャンプへ。3回転ルッツのあとのトウループが2回転になった しかしジャンプ自体の流れはよく、続く3回転フリップとダブルアクセルも迫力十分。
 笑顔でフィニッシュした直後、一瞬微妙な顔をしたのは3-3が入らなかったからか。とはいえ、ジャンプ3つとも後半は見事。得点を見てほっとした笑顔

18 ディアナ・ペルヴシュキナ(ロシア) SP:60.52(2)
 「Spiegel im Spiegel」「Ruska」♪ この選手も、優勝すればファイナル進出の可能性がある。ルッツ・トウ3-3を両方とも片手上げで跳んだが、トウループは回転不足に。同じく片手あげの3回転フリップは完璧。丁寧なステップはレベル4で加点1.00、スピン中の腕や手の位置など細かいところまで気を配り、プログラム全体をしっかりコントロールした。
 わずかに樋口のスコアに届かなかった分は、ジャンプの回転不足と後半の跳んだのが1つだけというあたりか。

22 キム・デセル(カナダ) SP:52.27(5)
 「ドクトル・ジバゴ」♪ 3回転フリップ、ルッツ・トウは3-2、大きなミスなくまとめてきた。ステップはまだあまり一歩が伸びないが、基本はできている。自己ベストを大きく更新。

25 ビュン・ジヒュン(韓国) SP:50.69(6)
 「Nella Fantasia」♪ きれいなスパイラルを見せ、ループ・トウ3-2でセカンドは片手上げ。3回転フリップは転倒したが、指先や腕の見せ方を工夫したスピン、ステップでも体がよく動いていた。プログラム全体が途切れることなく一貫性があって、魅力がある。
 ミスがあっても自己ベスト更新で笑顔 

28 サラ・カゼッラ(イタリア)  SP:50.55(7)
 「My Immortal」♪ 伸びやかなスケーティングで、ルッツ・トウ3-2、3回転フリップと頑張って下りる。ステップも大きく体を使い、プログラム全体で音楽と一体になった表現ができていた。
 すでにシニアの国際大会に多くの出場経験がある。スペイン大会から2週連続出場だが、そのベストスコアを更新。

 結果、樋口新葉がトップ、僅差でペルヴシュキナが2位、本田真凜が3位につけた。4位にトート、5位デセル。6位ビュン・ジヒュンと7位カゼッラはほとんど差がない。
 フリーではトップ3が強そうだが、4位以下の選手にも表彰台のチャンスはあるかな? そしてファイナルの行方は・・・SPの順位のままだと、樋口と本田がファイナル。ペルヴシュキナが逆転して本田が4位以下だと、日本勢2人はファイナルを逃すことになる。
 さて、フリーはどうなる?

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JGP2015クロアチア大会男子SP

2015年10月09日 01時58分37秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第7戦、クロアチア大会。2015年のシリーズもこれが最終戦。
 最初の種目は男子ショートプログラムジャッジスコア)、再生リスト全体映像。日本からの出場は、宮田大地と島田高志郎。

1 アレクサンデル・サマリン(ロシア) SP:72.96(2)
 「C'est toi」♪ 第1戦スロバキア大会以来の出場。高さのあるトリプルアクセル、ルッツ・トウ3-3、フリップは少しこらえた着氷。フランス語スイングジャズの曲によくのっているステップが大人っぽい。指差しポーズでフィニッシュするとそのままガッツポーズ。自己ベスト更新。

3 島田高志郎 SP:58.38(8)

 「トスカ」プッチーニ♪ デビュー戦は相当緊張してたけど、今日はかなりリラックスしている。ルッツ・トウ3-3をきっちり、フリップが2回転になってしまったが(エッジエラーe)、ダブルアクセルやスピンも取りこぼしなく滑りきれた。
 得点を見て「おっ」と嬉しそう

8 イ・シヒョン(韓国) SP:61.13(6)
 「エリーゼのために」♪ ギターを使ったアレンジで現代風。ルッツ・トウ3-3が壁ぎりぎりになったが、ぶつからずにうまく下りた。スピンではヘアカッター(女子がレイバックスピンでよくやる)姿勢も。全体にゆったり、ふんわりした動きで、ジャンプの後の流れがきれい。
 アメリカ大会の得点を上回ってにっこり、コーチに頭をなでられる。

9 ニコラ・ナドー(カナダ) SP:79.54(1)
 「For Me - Formidable」シャルル・アズナヴール♪ もう18歳になったので、ぼちぼちジュニアは卒業が近い。トリプルアクセル、ルッツ・トウ3-3、後半の3回転フリップとジャンプは完璧 軽妙洒脱な雰囲気をステップで出そうと頑張った。終わって小さくガッツポーズ。
 いきなり自己ベストを11点も更新。

13 張鶴(He ZHANG)(中国) SP:68.38(3)
 「雨に唄えば」♪ 優勝すればファイナルに行ける状況での出場。非の打ち所のないトリプルアクセルを決め、ルッツ・トウ3-3も入るが、フリップが1回転に 一つ一つの姿勢がびしっと決まっているスピン、ダンスシーンの軽やかさを追求するステップ。オーソドックスで基本に忠実な滑走姿勢で、奇をてらわない正統派のスケーター。
 一応自己ベスト更新だけど、優勝を狙う立場としては物足りないか・・・

18 宮田大地 SP:62.54(5)

 「シンドラーのリスト」♪ ピアノを弾く仕草から始まる。3回転ルッツの着氷でややつまってしまい、無理せず2回転トウループをつける。アクセルはダブル、フリップにエッジの!(アテンション)がついた。
 滑らかな動きのステップ、全体にスケーティングがスムーズになってきた。3-3が跳べなかったのが本人は口惜しそうだったが、スロバキア大会を上回る得点にコーチは満足げ。

20 トニー・ルー(アメリカ) SP:60.82(7)
 「Tears of the Sun」♪ アメリカチームの声援を受けて登場。軸の細いトリプルアクセルを決め、ルッツ・トウは3-2に。ステップもよく動いていたが、レベルは2どまり。フリップも少し減点されて、思ったほど点が出なかった感じ

24 トモキ・ヒワタシ(アメリカ) SP:66.02(4)
 「I Feel Good」ジェームス・ブラウン♪ 両手でほっぺをぴしゃぴしゃ叩きながら登場。曲が始まると切れのいい動きで滑り出す。トリプルアクセルは回転不足で転倒したが、ルッツ・トウ3-3と後半フリップはばっちり。スピンでは片手ビールマン姿勢も見せる。
 振付が細かく音に合わせていて、腕や肩の動くをうまく使っている。全身を躍動させるステップは見ていて楽しい
 キス&クライで「つかれた~」と日本語でつぶやく。もちろん得点には満足そう。

 結果、トップに立ったのはナドー、2位サマリン、3位張鶴はフリーで11点差を逆転できるか。4位ヒワタシ、5位宮田、6位イ・シヒョン、7位ルーくらいまでは表彰台を狙えるかも。島田高志郎も、フリーで思いきり滑れるといいな

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