フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第7戦、クロアチア大会。2015年のシリーズもこれが最終戦。
最初の種目は男子ショートプログラム(ジャッジスコア)、再生リスト・全体映像。日本からの出場は、宮田大地と島田高志郎。
1 アレクサンデル・サマリン(ロシア) SP:72.96(2)
「C'est toi」♪ 第1戦スロバキア大会以来の出場。高さのあるトリプルアクセル、ルッツ・トウ3-3、フリップは少しこらえた着氷。フランス語スイングジャズの曲によくのっているステップが大人っぽい。指差しポーズでフィニッシュするとそのままガッツポーズ。自己ベスト更新。
3 島田高志郎 SP:58.38(8)
「トスカ」プッチーニ♪ デビュー戦は相当緊張してたけど、今日はかなりリラックスしている。ルッツ・トウ3-3をきっちり、フリップが2回転になってしまったが(エッジエラーe)、ダブルアクセルやスピンも取りこぼしなく滑りきれた。
得点を見て「おっ」と嬉しそう
8 イ・シヒョン(韓国) SP:61.13(6)
「エリーゼのために」♪ ギターを使ったアレンジで現代風。ルッツ・トウ3-3が壁ぎりぎりになったが、ぶつからずにうまく下りた。スピンではヘアカッター(女子がレイバックスピンでよくやる)姿勢も。全体にゆったり、ふんわりした動きで、ジャンプの後の流れがきれい。
アメリカ大会の得点を上回ってにっこり、コーチに頭をなでられる。
9 ニコラ・ナドー(カナダ) SP:79.54(1)
「For Me - Formidable」シャルル・アズナヴール♪ もう18歳になったので、ぼちぼちジュニアは卒業が近い。トリプルアクセル、ルッツ・トウ3-3、後半の3回転フリップとジャンプは完璧 軽妙洒脱な雰囲気をステップで出そうと頑張った。終わって小さくガッツポーズ。
いきなり自己ベストを11点も更新。
13 張鶴(He ZHANG)(中国) SP:68.38(3)
「雨に唄えば」♪ 優勝すればファイナルに行ける状況での出場。非の打ち所のないトリプルアクセルを決め、ルッツ・トウ3-3も入るが、フリップが1回転に 一つ一つの姿勢がびしっと決まっているスピン、ダンスシーンの軽やかさを追求するステップ。オーソドックスで基本に忠実な滑走姿勢で、奇をてらわない正統派のスケーター。
一応自己ベスト更新だけど、優勝を狙う立場としては物足りないか・・・
18 宮田大地 SP:62.54(5)
「シンドラーのリスト」♪ ピアノを弾く仕草から始まる。3回転ルッツの着氷でややつまってしまい、無理せず2回転トウループをつける。アクセルはダブル、フリップにエッジの!(アテンション)がついた。
滑らかな動きのステップ、全体にスケーティングがスムーズになってきた。3-3が跳べなかったのが本人は口惜しそうだったが、スロバキア大会を上回る得点にコーチは満足げ。
20 トニー・ルー(アメリカ) SP:60.82(7)
「Tears of the Sun」♪ アメリカチームの声援を受けて登場。軸の細いトリプルアクセルを決め、ルッツ・トウは3-2に。ステップもよく動いていたが、レベルは2どまり。フリップも少し減点されて、思ったほど点が出なかった感じ
24 トモキ・ヒワタシ(アメリカ) SP:66.02(4)
「I Feel Good」ジェームス・ブラウン♪ 両手でほっぺをぴしゃぴしゃ叩きながら登場。曲が始まると切れのいい動きで滑り出す。トリプルアクセルは回転不足で転倒したが、ルッツ・トウ3-3と後半フリップはばっちり。スピンでは片手ビールマン姿勢も見せる。
振付が細かく音に合わせていて、腕や肩の動くをうまく使っている。全身を躍動させるステップは見ていて楽しい
キス&クライで「つかれた~」と日本語でつぶやく。もちろん得点には満足そう。
結果、トップに立ったのはナドー、2位サマリン、3位張鶴はフリーで11点差を逆転できるか。4位ヒワタシ、5位宮田、6位イ・シヒョン、7位ルーくらいまでは表彰台を狙えるかも。島田高志郎も、フリーで思いきり滑れるといいな
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます