フィギュアスケート・ジュニアグランプリシリーズは第3戦のオーストリア大会まで終わった。第4戦は日本大会が軽井沢で22日から開催される。日本から出場するのは男子が日野龍樹・中村健人・中村智、女子が毛間内かれん・國分紫苑・庄司理紗の予定。
09-10シーズンの日本のジュニアは、羽生結弦と村上佳菜子が全部持ってっちゃって^^; 中3の二人がジュニアグランプリシリーズ2大会で優勝、ジュニアグランプリファイナルも優勝。全日本ジュニアもしっかり勝って、それぞれ1枠だった世界ジュニアで優勝。と、すごい成績だった。
その二人は今シーズンまだ高1だが、シニアに完全参戦する。というか、ジュニアで有望な選手がたくさんいるから、さっさとシニアに上がってもらわないとジュニアの枠が足りないかも^^;(シニアに上がったら上がったで、上がつかえてますが
)
第3戦までの成績を見ると、ルーマニア大会3位の田中刑事と國分紫苑がこれまでのところ最高。田中と國分は次に出場する大会で上位に入れば、ジュニアグランプリファイナルに出場できるかも。日野龍樹もフランス大会6位で5ポイント獲得してるから、軽井沢で優勝すれば20ポイントで可能性あり?
(ジュニアグランプリファイナルまでの出場予定と獲得ポイントの表はこちら→
男子 女子)
ジュニアの選手たちは、年齢との闘いも抱える。ジュニアの間に経験を積み、実績をあげて自信を持ってシニアに上がりたいところだが、なかなか好成績が出せないうちに年齢を重ね、ジュニアには出られない年齢になってしまうと、実力のある先輩たちと同じ土俵で戦わなくてはならなくなる。中村健人選手や國分紫苑選手はすでに18歳、10-11シーズンがジュニア最後のシーズン。今季は世界ジュニアも3枠ずつあることだし、頑張ってほしいな
一方で、上のクラスへの出場を年齢制限で待たされる人もいる。6月30日時点で15歳に満たなかったため、トリノ五輪に出場できなかった浅田真央のことは記憶に新しいところだが、ジュニアの国際大会も同様に制限があって、6月30日時点で13歳以上でなければならない。
先日のオーストリア大会、女子シングルで178.97の高得点で優勝したロシアの
アデリナ・ソトニコワ選手は、なんと12歳で08-09シーズンのロシア国内選手権に優勝。しかし世界ジュニアには出場できなかった
逆に国内では5位だったアリョーナ・レオノワが世界ジュニアで優勝、シニアの世界選手権でも7位と健闘して一気にブレイク。チャンスを生かした形になった。
ソトニコワ選手の誕生日は1996年7月1日。あと1日早く生まれていれば、昨季からジュニアの世界大会に出られたのに、丸1年お預け・・・。デビュー戦でいきなり優勝、今季は台風の目になりそう
ジャッジスコアを見ると、3回転+3回転のコンビネーションを
SPでも
フリーでも成功、フリーではアクセル以外の5種類の3回転ジャンプを全部跳んでいる。スピンでレベル4をそろえ、ステップでもレベル3を獲得、これはかなりの高水準だ。
これでシニアの大会に出てきたらちょっと脅威だが、今季はまだ出場できない。順調に伸びたら、11-12シーズンに大ブレイク?! 17歳で迎えるソチ五輪、さぞかし今から期待されてるんだろうな
ところで、日本大会の
エントリーに香港代表のSumika YAMADAという名前を発見。
HKSU(香港スケート連盟)の中文サイトに出ている山田純嘉選手と思われる。香港在住の日本人かな? シニアでは小野珠実という日本国籍・香港代表の選手がいて、
日本のメディアも取材してたりする。山田選手もせっかく来日するなら、どこかが紹介してくれたらいいな~。
ジュニアの大会となると、テレビで見るのは難しいか・・・。有料でも「ここなら見られる」ってチャンネルあったら教えてくださいませ