KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

ファッション

2007-11-22 11:05:22 | インポート

Dsc00079 英語では、Fashion と綴り、a popular way of behaving, doing an activity, etc.と解釈されている。

popularだから、人気があり、評判がよく、大衆的なことを言う。

人間は、ファッションに準じて生きてきた。

政治も、経済も、モラルも、宗教も、芸術も、全てファッションに準じて生きてきた。ファッションとは、誰かが、先駆者が、基準をつくり、その基準にのっとり生きていくことである。

歴史に名を残した人々は、様々なファッションの形を造ってきた。

現時代は、ファッションがバラバラになった時代と言ってもいいかもしれない。

誰かのファッションに依存するのではなく、既成のファッションに固執するのでもない。

自らの手で、歴史の知恵を忘れることなく、美しく平和で、心豊かな新時代に即したファッションを創造したいと、青春の情熱を燃やしながらも、希望に満ちた学問に一心不乱になる若者の登場を願う。

そんな若者が地球を救う。人類を救う。

僕は、そんな若者が育つことを祈りながら、30年近くの人生を生きてきた。


豊かさとの交換で手にした不幸

2007-11-19 19:37:33 | インポート

Dsc00209 果てしなく生産され続ける物、物、物。

世間は物で溢れている。常に新しいものを生産し続けることで資本主義社会は成り立っている。

再生が難しい物作りが資本主義の中心だ。

作り続けさせるためには、捨てなければいけない。

捨てなければ、家は物で溢れる。

大地は汚染され、自然は消えていく。

物を作るために人は働き、物を手に入れるために人は働く。

悪循環だ。

これが豊かさだというのなら、その代償は大きい。

豊かさを手にするために、人は、人と人との繋がりを失った。

美しい自然を失った。

そして、心が消え、人間は冷血なサイボーグのようになっていった。


日豪文化交流授業

2007-11-18 18:30:09 | インポート

Dsc00099 IBSの学院生が、日本の文化スピーチを紹介した。

歴史ある豊かな日本の文化を21名の学生に、それぞれの研究テーマを簡潔に英語で披露してもらえるという機会に恵まれたオーストラリアの学生達は興奮していた。感激していた。Dsc00094

決して大げさではない。TAFEカレッジの先生が、「今までの大学の授業の中で、こんなにも学生が一生懸命元気に授業に参加している風景を始めて見た」と驚いていた。



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学院生の発表の後、オーストラリアの大学生も、彼らの文化やスラングを、面白おかしく紹介してくれた。





まさに日豪文化交流授業であった。

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職業選択フォーラム

2007-11-18 17:32:44 | インポート

Dsc06088 鹿児島県立鶴丸高校にてパネルディスカッションを開催した。

主催は、鹿児島西ロータリークラブである。

僕がコーディネーターを勤め、パネリストは、一橋大学卒でマネー塾「FPドリーム鹿児島」代表の山元将孝氏、東京大学卒で弁護士の上釜明大氏、上智大学卒で東京農工大研究課程を経て現在鹿児島大学の准教授の小栗有子氏、香川医科大学卒で医師の吉村あゆみ氏の四人である。

テーマは、何のために勉強するのか?

何を勉強すればいいのか?

進路は誰が決めるのか?

何のために生きるのか?

なぜ仕事をするのか?等、高校生としての立場の視点から、あらゆる方面からの学問の意義を議論した。

論点に挙げられた議論の中心は教養である。

学問をするにも、進路を決めるにも、有意義に生きていくにも、職業を選択するにも、教養が常に付きまとうことを認識すべきである。

教養が人間形成の中で、最も重要な役割を果たす。

家庭の中でも、学校でも、社会でも、教養なくしては、正しく生きていけない。

嫌なことから逃げてはいけない。豊かさが人間の心を崩壊した。

人と人との繋がりを絶った。自然から離れていった。などなど、熱気溢れる話題の展開に、400名近くの高校生は、時の流れを忘れていた。


リサ・スカフィディー市長

2007-11-16 18:51:23 | インポート

Dsc00125 リサ・スカフィディー女史は西オーストラリア州の州都、人口百数十万の州最大の町、パース市の市長である。

パース歴代の市長さんとのお付き合いは25年間にもなるが、女性市長の選任は史上始めてである。

例年の如く、今年も、学院第33期生の諸君と共に市長表敬訪問に恵まれた。

市長の貴賓に溢れた気高い歓迎のスピーチは、学院生の心に深い感動をもたらした。

Dsc00120 答礼として、学生代表挨拶の和田由紀子さんに続いて、古里の歌の合唱、松下沙耶香さん、新原由梨奈さんの日本文化研究論文スピーチと続き、全てのプログラムが、素晴らしい発表となった。

学院生の自身に満ちたプリゼンテーションに、女神のような笑みを浮かべて、一生懸命聞き入ってくれた市長の素朴な美しさが、我々の長旅の疲れを全て吹き飛ばしてくれた。

公式の挨拶の後のアフタヌーンティーでは、市長さんを始めとして、市会議員の皆さんも我々を心からの歓待をしてくださった。

感謝して合掌。Dsc00178 Dsc00038