リサ・スカフィディー女史は西オーストラリア州の州都、人口百数十万の州最大の町、パース市の市長である。
パース歴代の市長さんとのお付き合いは25年間にもなるが、女性市長の選任は史上始めてである。
例年の如く、今年も、学院第33期生の諸君と共に市長表敬訪問に恵まれた。
市長の貴賓に溢れた気高い歓迎のスピーチは、学院生の心に深い感動をもたらした。
答礼として、学生代表挨拶の和田由紀子さんに続いて、古里の歌の合唱、松下沙耶香さん、新原由梨奈さんの日本文化研究論文スピーチと続き、全てのプログラムが、素晴らしい発表となった。
学院生の自身に満ちたプリゼンテーションに、女神のような笑みを浮かべて、一生懸命聞き入ってくれた市長の素朴な美しさが、我々の長旅の疲れを全て吹き飛ばしてくれた。
公式の挨拶の後のアフタヌーンティーでは、市長さんを始めとして、市会議員の皆さんも我々を心からの歓待をしてくださった。