果てしなく生産され続ける物、物、物。
世間は物で溢れている。常に新しいものを生産し続けることで資本主義社会は成り立っている。
再生が難しい物作りが資本主義の中心だ。
作り続けさせるためには、捨てなければいけない。
捨てなければ、家は物で溢れる。
大地は汚染され、自然は消えていく。
物を作るために人は働き、物を手に入れるために人は働く。
悪循環だ。
これが豊かさだというのなら、その代償は大きい。
豊かさを手にするために、人は、人と人との繋がりを失った。
美しい自然を失った。
そして、心が消え、人間は冷血なサイボーグのようになっていった。