他立 2008-02-01 18:10:35 | インポート 「自立できるように頑張りなさい」とのメッセージが矢のように周囲から打ち込まれてくる。 自分の力で生きていけるようになれと教えている。 でも、なぜ、たくさんの若者が自立できないんだろう。 子供たちが可愛いのはよくわかるが、可愛がり方を間違えている場合が多い。 軌道修正が必要だ。 このままでは、親に先立たれたら、間違いなく生きていけない若者たちで溢れかえってしまう。 自立を意識するがあまり、他人の思いが理解できなくなっているからだ。 では、どうしたら? 自立よりも、先ずは他立を考えたらいい。 最近、そんなことを考えるようになった。 自分のことを考え過ぎるあまりに、悩みや、苦しみの呪縛から解放されることがないからだ。 誰でもいい、親が子を思うように、我を忘れて、他人の幸せを願ってみる。 その人が自立できるように努力を惜しまない行動をしてみる。 裏切られてもいい、そんな覚悟で、他立を真剣に考え始めたとき、何かが見え始めるかもしれない。 « 裁判員制度~人を裁く~ | トップ | 人はなぜ苦しむのか? »
4 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 院長の「他立」を読んで救われる思いです。昨夜Ros... (Connie) 2008-02-02 14:08:46 院長の「他立」を読んで救われる思いです。昨夜RoseとLily(勝手に私がそう呼んでるんですが)に自分さがしはほんの身近なところから、ほんの少し習慣をかえることから始められる・・・なんて話したんですが、帰りながらそして今朝起きてからも、ずっと考えてしまいました。あれじゃあただの過保護ママのアドバイスでなかったか、「素敵な自分に気がついてほしい」というのが、いっしょに新聞を読んで彼女たちの胸に響くものがあっただろうかと。確かに私の中には新聞や書物に浸って育つ環境があった子供は、自ら学び、道を開いていく力を持つと確信しているところはあります。そして高校生のうちに自らの本質を知り、進むべき道も選択して18歳で自立した考えを持って親との信頼関係を築いて社会へ出て行きます。歴史上の人物を思えば彼らは10代後半から30代40代という若さで日本に思いをめぐらせ、日々駆け巡って一生を捧げたわけですから、今の時代は何がその自然な力を阻んできたのでしょうか。 私は、「大人がおとなとして存在しなくなった」からではないかと思います。教育、食育、家族の心のケアにしても問題が深い傷となって露呈してからあわてふためく。しかしこれは、日々テーブルにつき、顔を見合すことだけで、本来の五感を駆使するだけで未然に防げることが多いと思います。人に言われなければ、世間の大多数が支持しなければ、独自の意見を持って家族の運営に責任をもった選択をすることができないというのはさびしいです。もっと自分に頑固になって、愛情もお互いオープンに与えあい、世間が何といおうとうちの方針はこうである!と子供を自信を持って導くことのできる親でありたいものです。RoseとLilyにはつまらない話したかもしれませんが、二人が可愛い娘にしか見えていないところが反省すべき点でしょうね。来週の宿題は新聞のスクラップと「聞いてください。こんなことがあったんですよ~」というワクワク語れるような一週間を過ごしてくることです。簡単なことだよね~。 返信する 自立を意識するあまり,他人への理解を失う. (Albert) 2008-02-02 14:24:15 自立を意識するあまり,他人への理解を失う.これでは自立ではなく,孤立になってしまいますね.福田首相ではありませんが,自立は共生をもって成す事が出来るのではと考えます.無論,自立と共生へと至る過程において,葛藤するうちに孤立や孤独を味わう事もあるでしょうが,あくまで過渡的なものであり,その間に多いに悩むのは結構な事なのではないでしょうか.自立を目指す若者に必要なのは,それを乗り切るためのエネルギーと,少しばかりの心の支えであり,決して自立を求められ続けるが故の孤立ではないでしょう.更に,自立とは本来,無理に求められるべきものではなく,その時になれば自然と成されることであると思うのです.人も含め,様々な生物が自然界でそうしてきたように.逆を言えば,不自然な自立はどこかで歪みを生みます.そうして親離れという意味での自立が出来たら,高度な社会,精神構造を持つ人類は三十而立で言うところの自立を目指してまた精進していくわけです.周りへの理解と気配りがあってこそ,自らも立つ事が出来る.急がば回れではないですが,自らの欲しいものだけへと,ただ真っ直ぐに頑に歩む事だけが道では無いのですね. 返信する 今日バイト先でグサリと来る事がありました。 (Nana) 2008-02-03 23:20:34 今日バイト先でグサリと来る事がありました。18歳になって、もう何でもできるような気がして自分が思っていた以上に調子に乗っていたんだな、と気付かされました。最初は正直、堅くて生真面目な上司にカチンときたのですがその方のおっしゃっている事は本当に正しいことだったのです。自分に都合が悪いから腹を立ててしまった自分がいたのです。本当に救われる思いでした。今は二つのアルバイトを掛け持ちして、バリバリ働いています。この歳だからできるというか、このモチベーションだから体が動くし、頭も健康でいられるのです。無理はしたくないけどいま無理をしなくていつするんだ!という気持ちで働いています。自分がキツイからといってダラダラする事もなくなりました。笑顔で明るくいたら「あなたはいつも幸せそうね。」と言ってくださる方がたくさんいます。それがなによりの幸せです。自分のためより、いろんな人を笑顔にできて、自分も笑顔でいられることに日々感謝をしている今日この頃です。 返信する みんなのコメントが励みになります。コニー、アル... (院長) 2008-02-04 13:51:03 みんなのコメントが励みになります。コニー、アルバート、ナナのみんなに感謝です。コメントからみんなの笑顔が見えるようで、とてもハッピーになります。 返信する 規約違反等の連絡 コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
私は、「大人がおとなとして存在しなくなった」からではないかと思います。教育、食育、家族の心のケアにしても問題が深い傷となって露呈してからあわてふためく。
しかしこれは、日々テーブルにつき、顔を見合すことだけで、本来の五感を駆使するだけで未然に防げることが多いと思います。人に言われなければ、世間の大多数が支持しなければ、独自の意見を持って家族の運営に責任をもった選択をすることができないというのはさびしいです。もっと自分に頑固になって、愛情もお互いオープンに与えあい、世間が何といおうとうちの方針はこうである!と子供を自信を持って導くことのできる親でありたいものです。RoseとLilyにはつまらない話したかもしれませんが、二人が可愛い娘にしか見えていないところが反省すべき点でしょうね。来週の宿題は新聞のスクラップと「聞いてください。こんなことがあったんですよ~」というワクワク語れるような一週間を過ごしてくることです。簡単なことだよね~。
これでは自立ではなく,孤立になってしまいますね.
福田首相ではありませんが,自立は共生をもって成す事が出来るのではと考えます.
無論,自立と共生へと至る過程において,葛藤するうちに孤立や孤独を味わう事もあるでしょうが,あくまで過渡的なものであり,その間に多いに悩むのは結構な事なのではないでしょうか.
自立を目指す若者に必要なのは,それを乗り切るためのエネルギーと,少しばかりの心の支えであり,決して自立を求められ続けるが故の孤立ではないでしょう.
更に,自立とは本来,無理に求められるべきものではなく,その時になれば自然と成されることであると思うのです.人も含め,様々な生物が自然界でそうしてきたように.逆を言えば,不自然な自立はどこかで歪みを生みます.
そうして親離れという意味での自立が出来たら,高度な社会,精神構造を持つ人類は三十而立で言うところの自立を目指してまた精進していくわけです.
周りへの理解と気配りがあってこそ,自らも立つ事が出来る.
急がば回れではないですが,自らの欲しいものだけへと,ただ真っ直ぐに頑に歩む事だけが道では無いのですね.
18歳になって、もう何でもできるような気がして
自分が思っていた以上に調子に乗っていたんだな、と
気付かされました。
最初は正直、堅くて生真面目な上司にカチンときたのですが
その方のおっしゃっている事は本当に正しいことだったのです。
自分に都合が悪いから腹を立ててしまった自分がいたのです。
本当に救われる思いでした。
今は二つのアルバイトを掛け持ちして、
バリバリ働いています。
この歳だからできるというか、
このモチベーションだから体が動くし、頭も健康でいられるのです。
無理はしたくないけど
いま無理をしなくていつするんだ!という気持ちで働いています。
自分がキツイからといってダラダラする事もなくなりました。
笑顔で明るくいたら
「あなたはいつも幸せそうね。」
と言ってくださる方がたくさんいます。
それがなによりの幸せです。
自分のためより、
いろんな人を笑顔にできて、
自分も笑顔でいられることに日々感謝をしている今日この頃です。
コメントからみんなの笑顔が見えるようで、とてもハッピーになります。