太平洋の真ん中に不思議な島がある。巨大な石でできた人の顔が何体も海の方を寂しそうに眺めている。このモアイの石像以外は何もない島だ。どうやってこの何もない島に、こんな大きな石像が運び込まれたのか?長年のなぞであった。宇宙人説が飛び出すくらい、科学者の好奇心をくすぐった。答えはいたって簡単なところにあった。この何もない島は、以前は緑豊かな山林に覆われ、動植物で溢れていた。大きな山から切り出す岩も豊富にあった。愚かな人間たちは、この恵みが果てしなく与えられると思ってしまった。人間に食い尽くされた島である。自然破壊の結果、何が残るのか。地球人類の未来を証明してくれた太平洋の小さな島、イースター島。環境問題は他人事ではない。
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迫力のある写真を拝見し、小さな島を想い自分のできることからなにか始めたいと思いました。