KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

有徳塾

2008-05-10 22:51:39 | インポート


有徳塾とは、
島津家の当主島津修久氏を会長として、
伊藤祐一郎県知事や諏訪商工会議所会頭などの歴々を顧問として、
20名ほどが集う
静岡文化芸術大学学長、オクスフォード大学哲学博士、
川勝平太氏と鹿児島を語ろうと発足された会である。
鹿児島の自然や歴史・文化・産業・経済、あるいは人々の暮らし方
それらを新たな視点でみなおすことこそ、
鹿児島の将来を考えることになるのではという趣意で発足した。
何回かのお誘いを頂きながら、日程の調整ができなくて失礼してきたが、
今回は参加させて頂いた。
今回のテーマは「女性の目からみた明治維新」である。
鹿児島文化研究所の三嶽公子氏は、
「文学に見る女性の近代」と題して、
源氏物語の浮舟の巻、女大学、
山本周五郎の「小説日本婦道記」、天璋院篤姫、
中村きい子の「女と刀」、渡辺淳一の「静寂の声」、
林芙美子の「母・林キクの生涯」、 与謝野晶子の「みだれ髪」、
女性性と男性性の共存、個としての女性と
女性の変遷を分析してくれた。
続いて、尚古集成館の学芸員、寺尾美保氏は、
変革期の女性の生き方と称して、
天璋院篤姫の明治維新を話しを続け、
川勝平太氏が女性観の持論を持って話を総括した。
議論の後は、尚古集成館の会議室を後に、
磯庭園の松風軒に場所を移し、懇親会である。
歴史好きの面々は、マイクが回ってくるたびに持論に花を咲かせ、
ついつい長話をしてしまう。
海音寺潮五郎、司馬遼太郎と友達のように名前が飛び交う。
愛嬌だ。
女性がクローズアップした時代が過去の歴史の中に二回あったそうだ。
一回目は、平安後期、二回目は江戸後期、
三回目は今の時代だそうだ。
酒の中でも、こんなにも真剣に、文化や歴史を語り合う人々がいたのだと、
感動のひと時であった。



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1 コメント

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本日、縁があって、海外からいらした方を、 (Brave@34)
2008-05-11 19:31:07
本日、縁があって、海外からいらした方を、
尚古集成館の中をガイドさせていただく
機会を得ました。

そのなかで、1番、心に響いた言葉があります。
ガイドを終えた後の総括として、3名全てのネイティブの方が
同じことをアドバイスとして下さいました。

ガイドをする際に大切なのは、
“いかにして相手の心に訴えるか・表現するか”、ということです。

“アイコンタクト”や“相手の方を惹きつけるようなおもしろいエピソード”などが大切だ、ということです。

この“表現力”・“表現技法”ということは
我々が日々、
IBSで院長をはじめ先生方から
入学以来一貫して教えていただいていることと
全く同じでは、と思いました。

IBSでは、この他にも、Gesture・Posture・Voice Inflectionなどの大切さも教えて下さっています。

本日は、改めてIBSの大きさを認識させていただき、嬉しさもあって、また、34期のみんなにも知ってもらえたらと思い
院長のブログへの感想とは直接関係ありませんが、御伝えさせていただきました。(申し訳ございません。)

IBSで学ばせていただく機会を得て、
本当に、幸せです。
教えていただいたことを社会で生かせるように
精進します。
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