北部イタリアはミラノから、5人のゲストが鹿児島を訪れた。国際ロータリーが主催する職業研修交換プログラムに参加するためだ。ピエトロ・ヴァレンティニさんを団長として、人材育成の専門家のキアラ・プロセルビオさん、リゾート開発やホテルや旅館と観光地の関係専門のダリオ・サルヴァドーリ氏、金融や証券を専門とする経済アナリストのエンリコ・ザドラ氏、環境保全や自然科学のエキスパートのデボラ・フェラリオさんの5名である。9日間の滞在であったが、共通しての感想は、「鹿児島の人々は自然の中の一部として生きている。緑が美しい。自然をこよなく愛している。環境破壊が進む中、世界は、こんな日本人達に見習うべきだ。」そんなメッセージであった。陽気で、人の面倒を見るのが大好きで、人生は楽しむためにあると豪語して、いつも笑顔が絶えることのない彼らとの交流は、せわしい毎日を生きている僕に対しての大きなメッセージとなった。