脳の研究で第一人者と言われる、養老孟司氏の分析だが、変化こそ脳を鍛える道と教えている。今の世の中で気になることは、多くの人が「自分は変わらない」「変わってはいけない」と思っている。同じ脳でいることは、楽なような気がするが、実はそうではない。自分を変えまいとする人は、肩に力が入って、機嫌が悪くなっている。年配の男性に多い。年配の男性はもちろんだが、特に男性に自分を変えることを勧めたい。それが脳を鍛えることになる。自分が変わると、世の中が違って見える。違った世の中から脳に入ってくるものは、以前入ってきたものとは違う。だから脳が刺激を受ける。脳が刺激を受けると、身も心も豊かになる。新しい発想が泉のように湧き出てくる。だから僕は、IBS外語学院を創立した。狭い世界に閉じこもって、脳を萎縮させるより、活性化させる道を開拓するために。世間がなかなか理解しようとしないのは、規制の教育の概念から抜け出したくない頑固さというより、冒険ができない、勇気が持てない愚かさなのかもしれない。脳を元気にしないと、明るい日本の未来は見えてこない。