こんにちは。
3年目COXの納谷です。
東北戦が終わりました。
終わった後気持ちを整理するのに時間かかりそうだな〜などと思っていたのですが、思ったより早く落ち着きました。
レースや勝敗についてはいろんなところで熱く語りすぎて、もうブログに書かなくてもいいかなぁ…という心境に陥りました。
丁寧な振り返りは茨水会報用のレース報告に書いたので、少し先になりますがそちらをご覧下さい。
悔しかった、勝ちたかった、もっと頑張る
文字にすると、ありきたりな感情すぎてちょっと悲しくなります。
さっくりまとまってる文字の裏には、文字には起こしきれない気持ちがあります。
この気持ちを晴らせるのは、レースで勝った後の「漕快」だけですね。
COXに限定して振り返ると、初めて少し自信がついたレースでした。
いつもレースが終わると自分の反省点ばかり探して「ここをもっとこうしなきゃ」と考えまくるのですが、今回はこれまでよりレベルアップしたと感じる部分が多く、「あれ、成長してる…?」という気持ちと「いやそれは慢心だ!!粗を探せっ!」みたいな気持ちの板挟みになってヘンな感じでした。
自分で自分の気持ちがよく分からなかったです。
三浦さんに報告しながら、ゆっくり自分のできたところと課題を整理できました。
皆からフィードバックももらいました。
「ボロカスでいいんで」と自分で頼んでおきながら、内心びっくびくで読みました。
コーチ陣が丁寧に課題を挙げてくれて、自分がこれから頑張る方向が見えた気がします。
漕手からは調子に乗っちゃいそうなことがたくさん書いてあって、一瞬舞い上がりかけました。
いつか「あの時の納谷って今思うとポンコツだったんだね」と言ってもらえるぐらい、ここからまた成長します。期待しててくれ
悔しいけど、これが今の自分の尽くせる最善でした。
進む方向は合ってるから、後はこのままもっと先へ進んでいくだけだ
このままいけば、必ず目指すところに着ける
そう思えたレースでした。
安永も載せてましたが、気に入ってるので私も載せます。開会式前で緊張気味の井上(3)、気合十分の千里(3)と安永(3)です。
3人の集合写真を初めて撮った気がします…
クセの強さが素晴らしい人たちです。
すでに頼もしいこの3人が、来年にはさらに最強になります。
どこまでもいけます。
クルーづくりや運営について。
長くなりますよ
この期間、私は主務として最低限の仕事しかしていませんでした。
東北戦関連の仕事は、全部主将に任せきりでした。
「純粋にCOXとしてだけ頑張れる」という期間はもう過ごせない、と覚悟してましたが…
この上なく幸せで楽しかったです。
久我さんはそうすることが目的だったよ、と言ってくれました。
久我さん以外にも、会計やスタッフ陣、OB関連で調整してくれた川勝さんや奥田さんなどいろんな人の協力があって、COXに集中することができました。
本当に感謝です。ありがとうございます。
COXも主務も、複数人をまとめる役割です。
その規模は、COXはクルー、主務は現役部員、場合によっては部全体です。
目的は、COXならレース目標の達成です。主務なら日常的にはシーズン目標の達成、なにかイベントがある時はその成功や円滑な運営になると思います。
もちろん1人で導くわけではありませんが、「1番冷静にチームを客観視して、何をすべきか考える」という役割にはベストなポジションでしょう。
そして求められる行動とは、目指すべき目標からズレそうな時に軌道修正したり、最短距離で目標に近づくために、今後生じるであろうロスを予想して減らしていくことだと思います。
「ロス」というと抽象的ですが、イメージ的には「無駄のない時間管理と実際の行動の差」みたいな感じで考えています。
突然なんの話?と思った人も多いかもしれませんが、この「求められる行動」の本質について、ここ数ヶ月ずっと考えていました。
当たり前ですが、チームにはいろんな考えの人がいます。
多少緊張感があってもいいから効率やロスのなさを最優先で考える人もいれば、多少ロスがあってもいいから焦らず穏やかにいきたい人もいます。
極論をいえばロスのなさ最優先でキビキビ動きまくるのがいいかもしれないですが、それがストレスになり、結果としてパフォーマンスが悪くなって目標から遠ざかってしまう人も少なくないでしょう。
大事なのは、「目標までの道のりをロスがないものにする」ことではなく、あくまで「目標を達成する」ことです。
私は昔、COXに求められる役割とは、漕手の手を煩わせる前に完璧にロスをなくすことだと思っていました。
いろいろブログや記事を読んだり人から教わったりして作り上げた価値観でしたが、少し前から、意外とそうじゃないのかも?と思うことが増えてきました。
今は、目標達成のためにはロスを減らすのも大切だけど、それと同じくらい「良いパフォーマンスを出せる雰囲気を作る」ことが欠かせない、と考えています。
その両立は思ったより難しいし、やっぱりいろんな人がいるので、同じ行動でも「キビキビしててしんどい」という意見もあれば、「もっとちゃんと仕切れよ」という意見もあります。
正反対の意見をもらうと「どうすればいいんだよ!」と言いたくなりますが、何も意見をもらえないよりは全然ありがたいことです。
この「どうすればいいんだよ!」を考え続けた結果、今の私が出しかけている答えは
「最もロスがない行動を考えておいた上で、状況を見つつどう行動するか判断する」
というものです。
基本は「ロスをなくす」方向でいきつつ、状況によって言い方を変えたり、場合によってはロスを無視して緩くいったり、いろいろ試してみています。
当たり前ですが、新人・上級生、男子・女子といろんな艇に乗った中で、人が変わると調整加減も変わってくることを実感します。
「今焦らせると悪影響だな」とか、「ここはちょっと引き締めたほうがいいかな」とか、正解のない判断ではありますが…
まだ全然上手くできてる実感はありませんが、去年の秋からいろいろ前に立つ機会があった中で、昔と比べるとかなり上達してるように思います!
なるべく良い判断をするためには、まずは自分が余裕を持つこと、臨機応変な対応がとれるために引き出しを多く持つことが大切な気がします。
そう考えると、これまでの経験が全部役立ってるように思えて嬉しいです。
おしまいです。
宣言通り長くなってしまいました。
読んでくれた人、お疲れ様でした。
「なに難しいこと言ってるんだ」と思う人もいれば「なに当たり前のこと言ってるんだ」と思う人もいそうな文章ですね。
まだまだ考え方はアップデートされていく気がするし、たぶんまだまだいろんな経験を積むのでもっと成長していけると思います。
結局まとめると、主務とCOXって繋がってる気がするから頑張ろ〜ってことですね。
引き続き、模索していきます
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