北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

WM①

2018-08-07 12:39:07 | 日記

 

お久しぶりです。この間しれっと投稿しましたが、4年目マネージャーの不動です。

昨年は山谷とペアを漕がせていただいておりましたが、今年は病院実習で漕ぐことはできず

先週、15週間の実習を終え、茨戸に戻って気ました。

タイトルはWomam manegerの略です(笑)

 

私自身の話と絡めて、心の持ち方について。長くなりますがお付き合いください。

 

 

実習はなかなかつらいものでしたが、それに耐えうるだけの、理学療法士を志望した理由があります。

高校生のとき、私は強豪陸上部のマネージャーを努めていました。2年下の後輩が入ってくるまで、30人以上の部員に対する業務を1人でこなす状況でした。

マネージャーの業務は、皆さんにも想像がつくように、一度やり方を覚えてしまえば「だれにでもできる」「雑用」といわれるようなことが主を占めると思います。

その中で卒業していく先輩マネに言われたこと。「自分だけにできることを見つけてほしい」と。

陸上競技にも詳しくない状態から始めた私でしたので、それを実現するのには結構時間がかかりました。

けれど選手と接しているうち、少し、自分の目標が見えたきっかけがありました。

 

私の代のキャプテンは全道優勝やインターハイ出場を決めていた、確固たる人格のできた頭もいいヤツだったのですが

3年の大会直前ケガに侵され、不調な時期がありました。

普段まったく弱音なんて吐かないやつだったけれど、

他の選手が居ないときにマッサージを申し出ると弱弱しく受け入れ、心の内の不安をポツリ、ポツリと語り始めました。

他の選手には言えないこと。普段の自分では推し量れなかった、他の怪我人の気持ち。

 

ああ、こんなに結果を残していて、自身に満ちていた彼だったのに、心が弱っているんだなー…

なるべくこんな思いをさせたくないな。

ケガに対してできることはあるかな。

他の選手には言えないことでも、私(マネージャー)には言ってもらえたら支えらえるかな。役に立てるかな。

 

ケガが原因じゃない場合もあるけど、ケガをしたら、心が弱くなり、自身を失うのは誰しもがそうだと感じて

そんな時に寄り添える人になりたいなと。

「自分だけにできること」、私はケガ予防、体調管理、テーピングやマッサージなどからはじめてそちらを極めたいと思いました。

 

今なら選手の気持ちもわかる。

スポーツ選手にとって、「自信」って、試合で結果を出すために物凄く大事だと思うんです。

その自信は、自らのトレーニングによって作られるものであり、成功体験によってまた大きくなるものだと感じています。

いまのボート部現役部員たちは、圧倒的な成功体験というものをあまり感じていないと思いますし、

そんななかで自分に自信をもつというのは、難しいかもしれません。

 

「成功体験がない」、「ケガをしている」、

それで、更に自信を失うようなことはしてほしくないなって私は思います。

私はちゃんと頑張ってるの知ってるよ、大丈夫って背中を押したい。(甘いことをいうわけではないです。)

私は選手が速くなるために、少しでも貢献できればそれが生きがいなので。

マネージャーとして復帰できて嬉しいです。

残り少ない時間だけど、少しでも支えになりたい。

今の数少ないスタッフの負担もちょっとでも減らせるように。

 

そういうわけで選手のみなさん、何らかのハンディキャップを抱えていても、頑張ってほしい!

 

 

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