お久しぶりです。この間しれっと投稿しましたが、4年目マネージャーの不動です。
昨年は山谷とペアを漕がせていただいておりましたが、今年は病院実習で漕ぐことはできず
先週、15週間の実習を終え、茨戸に戻って気ました。
タイトルはWomam manegerの略です(笑)
私自身の話と絡めて、心の持ち方について。長くなりますがお付き合いください。
実習はなかなかつらいものでしたが、それに耐えうるだけの、理学療法士を志望した理由があります。
高校生のとき、私は強豪陸上部のマネージャーを努めていました。2年下の後輩が入ってくるまで、30人以上の部員に対する業務を1人でこなす状況でした。
マネージャーの業務は、皆さんにも想像がつくように、一度やり方を覚えてしまえば「だれにでもできる」「雑用」といわれるようなことが主を占めると思います。
その中で卒業していく先輩マネに言われたこと。「自分だけにできることを見つけてほしい」と。
陸上競技にも詳しくない状態から始めた私でしたので、それを実現するのには結構時間がかかりました。
けれど選手と接しているうち、少し、自分の目標が見えたきっかけがありました。
私の代のキャプテンは全道優勝やインターハイ出場を決めていた、確固たる人格のできた頭もいいヤツだったのですが
3年の大会直前ケガに侵され、不調な時期がありました。
普段まったく弱音なんて吐かないやつだったけれど、
他の選手が居ないときにマッサージを申し出ると弱弱しく受け入れ、心の内の不安をポツリ、ポツリと語り始めました。
他の選手には言えないこと。普段の自分では推し量れなかった、他の怪我人の気持ち。
ああ、こんなに結果を残していて、自身に満ちていた彼だったのに、心が弱っているんだなー…
なるべくこんな思いをさせたくないな。
ケガに対してできることはあるかな。
他の選手には言えないことでも、私(マネージャー)には言ってもらえたら支えらえるかな。役に立てるかな。
ケガが原因じゃない場合もあるけど、ケガをしたら、心が弱くなり、自身を失うのは誰しもがそうだと感じて
そんな時に寄り添える人になりたいなと。
「自分だけにできること」、私はケガ予防、体調管理、テーピングやマッサージなどからはじめてそちらを極めたいと思いました。
今なら選手の気持ちもわかる。
スポーツ選手にとって、「自信」って、試合で結果を出すために物凄く大事だと思うんです。
その自信は、自らのトレーニングによって作られるものであり、成功体験によってまた大きくなるものだと感じています。
いまのボート部現役部員たちは、圧倒的な成功体験というものをあまり感じていないと思いますし、
そんななかで自分に自信をもつというのは、難しいかもしれません。
「成功体験がない」、「ケガをしている」、
それで、更に自信を失うようなことはしてほしくないなって私は思います。
私はちゃんと頑張ってるの知ってるよ、大丈夫って背中を押したい。(甘いことをいうわけではないです。)
私は選手が速くなるために、少しでも貢献できればそれが生きがいなので。
マネージャーとして復帰できて嬉しいです。
残り少ない時間だけど、少しでも支えになりたい。
今の数少ないスタッフの負担もちょっとでも減らせるように。
そういうわけで選手のみなさん、何らかのハンディキャップを抱えていても、頑張ってほしい!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます