北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

秋空は高く、暗闇はどこまでも

2018-11-19 15:32:59 | 日記
僕は東茨戸2-1のバス停でバスから降りた。
バス停近くのコンビニに立ち寄り、おにぎりとパンを買った。セブンイレブンのおにぎりの包装って開けやすいよなぁ。


レジ袋を片手にトボトボと艇庫に向かって歩く。雨が降った後なのでそこかしこに水たまりが出来ている。

「うっかり入らんように気をつけにゃあ」そう思い辺りを見回す。本当に暗い。明かりといえば、茂みを挟んだ道路にある薄明るい街灯が1つ、そして遠くで輝くガトキン…



ふと上を見上げた。空が高い。星が遠い。艇庫までの道、ずーっと空を見上げていた。


「夏はもっと近かったのに」


気づかぬに季節は変わり、星も遠ざかっていたみたいだ。

また近づけるだろうか、開いてしまったこの距離を詰められるだろうか。考えていても始まらない。


「バシャッ」
うっかりしていた、右足が水たまりの中に…
冷たい。文字通り、足が凍りそう。

冬はすぐそこ。

耐え抜こう。

たとえ足が凍ろうとも。


多分、今シーズン最後に見る夜のガトキン
(ブレがすごい…)

1年目漕手 狩野






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