語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】体に合う椅子とは ~背中・腰・太もも~

2017年01月18日 | 医療・保健・福祉・介護
 Aさん(60)は長く「畳にちゃぶ台」の生活だったのだが、膝が悪くなり正座がつらいのでテーブルと椅子を購入した。部屋の雰囲気にも合っていたが、次第に座りにくいことに気付いた。
 体に合わない椅子に長時間座っているのは、立っている時よりも背中や腰には負担が掛かる。背中が丸まり猫背になり、背骨の自然なS字カーブが妨げられるからだ。そのまま無理をして座り続けていたら、腰痛の原因にもなりかねない。
 では、自分に合う椅子かどうかを見分けるにはどうしたらよいだろう。
 まず、背もたれに届くまで深く腰掛け、椅子の背と自分の腰がフィットするかどうかを確かめる。背中と背もたれの間にクッションなどを入れて調節しても良い。
 座面は、両足が床につくのはもちろんのこと、その状態で太ももと座面との間に手のひらが入るくらいの高さで調節すると良い。座面が高すぎると体重が太ももを圧迫して、下半身の血液循環が悪くなり、むくみが出やすくなるそうだ。
 購入する前にじっくり座り心地を試してみよう。

□南雲つぐみ(医学ライター)「体に合う椅子とは ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年1月10日)
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 【参考】
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