HIROの周辺

日々の暮らしの出来事をスナップ形式で切り取っていこうと思います。FC東京の事、登山の事も含めて。

ハイキングクラブ 唐松・五竜に背を向けて

2008年08月16日 | ハイキングクラブ
8月12日(火)

せっかくここまで来たのに、唐松岳に登らないまま帰るのはやはり後悔するだろう、と目覚めたテントの中で考えた私は、K木さんと一緒に、7時に登ることにしました。おとといは頂上からの景色はあまりよくなかったとの事でしたが、この日の山頂は360度快晴!今回の旅の締めにふさわしい、すばらしい景色でした。

あれほど、辛かった登りも、下りは嘘のように軽快な足取り。丸山ケルンまではあっという間に下りました。(おととい、扇雪渓あたりから頂上までは殆ど写真を撮っておりません)。八方池に着くと、もうそこは下界の雰囲気。大きなリュックを背負った集団は違和感さえ覚えるほど。余韻もへったくれもありゃしない。こういうのに興醒めしちゃうんだよな。などと考えつつ、八方池山荘まで、黙々と歩くのでした。

みみずくの湯で、3日間の汗と疲れを取り除き、帰りにみんなで立ち寄ったレストランにあったスポーツ新聞で、北島選手が100mを制したことを知りました。

皆さんお疲れ様でした。仕事を離れた場所で、こういう繋がりが持てていることを、今更ながら嬉しく思います。ハイキングクラブ番外編は、生活の「アクセント」として、自分に潤いを与えてくれてます。またよろしくお願いします。



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ハイキングクラブ 自分で自分を褒めてあげたい(笑)

2008年08月16日 | ハイキングクラブ
・・・最初はなだらかな登り道ですが、山頂に近づくにつれて滑落しそうな斜面とクサリのかかった岩場が増え、緊張を強いられましたが、山荘から1時間程で漸く登頂。帰りの時間の事も考えて、頂上にはあまりゆっくりいられませんでしたが、それでも十分達成感はありました。2814m、日本百名山の五竜岳登頂。

登りが怖いんですから、下りも十分怖かったのですが慎重に五竜山荘まで下り、漸く昼ごはんにありつけたのでした。コッヘルでお湯を沸かし、カップラーメン。ご褒美に山荘で買ったコーラがなぜか妙に美味しかったァ。M先生の調べに拠ると、山渓編集部の標準タイムを大きく短縮しているとの事。うちのパーティー、みんな強いなあ。牛首の上りも無事に越え、唐松頂上山荘に到着するなり、キンキンに凍ったグラスに注がれた生ビールをグビグビと飲み干したのでした。いやーっ、美味いねえ。何でこんなに美味しいんだろ。

その日の夜も、豪勢なおかずを食べさせて戴きながら、遠くに広がる剣、立山連峰のパノラマとその左手前にそびえる五竜岳、右手を見上げるとまだ昇っていない唐松岳に続く稜線。日常のせせこましい世界を離れて、こういうところに身を置いていると、体の中の奥にある「心の平衡感覚」のズレが、元に戻るような気がします。昨日今日のたった2日間が、とてつもなく長い時間に思えてきました。この時間のゆったりした流れがこういう場所にいるととてつもなく心地いい。でも、もしかしたら人は日頃「時間に追われている」と思うことで、都会での心の平衡感覚を保っているのかも知れないとさえ、思いました。下界はゆっくりとした時間を満喫できるようなところではないのです。

M先生は「来年は剣だ!」と言っています。今日のこのパフォーマンスは合格点だそうです。来年に向けてのテストに合格してしまった(笑)。

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ハイキングクラブ 汚名挽回の五竜登山だ!

2008年08月16日 | ハイキングクラブ
8月11日(月)

残念ながら、朝起きると体力は回復しておりました(笑)。行かない理由がありません。

朝6時に山荘前を出発。いきなり牛首の難所。クサリを頼りに、滑落に注意しながら慎重に下ります。生まれてこの方、注射の針が自分の腕に刺さるところすら見ることの出来ない私は、足を滑らせたら真っ逆さまに落ちていくであろう谷底も見れないのでした。
最低鞍部に到着してからは、五竜山荘まで登り返します。今朝まであれほど遠くに見えたゴツゴツした五竜岳の山肌が迫って来ます。ハイマツの登山道を登りきり、眼下に五竜山荘の赤い屋根と煙突から流れる煙が見えた時は正直ホッとしました。
さあ、これからラストアタックです。
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ハイキングクラブ 敵前逃亡・・する?しない?

2008年08月16日 | ハイキングクラブ
・・・テント場は、唐松頂上山荘の南側斜面にあります。唐松岳を望むには絶好の場所ですが、山荘内にあるトイレに行ったりするには面倒ではあります。テントを張るのも手伝ってもらい、これから唐松岳をピストンしてくる、という皆さんの誘いも断り、柔道の寝技で負けた直後の選手のように、畳ならぬ地面に力なく大の字に横たわった私は、ひたすら体力の回復を祈ったのでした。

力自慢の男性の握り拳のような形をした五竜岳がテントサイトを見下げるように、こちらを見ています。私は自信がありません。明日はここからあそこのてっぺんに行って、またここに帰ってくるんです。出来るか、俺!!

学校に行きたくなくて、仮病を使って休むことを考えていた小学校の頃の自分が、まだここにいるのでした。体調も少し回復し、山荘前のベンチに座り、K木さんと山荘で売っている生ビール(紙コップだった、850円)を飲みながら、明日の戦いに思いを馳せるのでした。なーんて、俺はただビビッてるだけだけど。

それにしても感服するのは、皆さんのサービス精神。焼肉あり、カラスミあり、鰻の白焼きあり、するめあり、そば焼酎あり、おしるこありetc・・・、自分の荷物の事しか考えなかった私とは裏腹に皆さん重い荷物をものともせず、担ぎ上げてくださったのでした。みんなスゴイ。

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ハイキングクラブ そして僕は途方に暮れる・・・

2008年08月16日 | ハイキングクラブ
8月10日(日)
4時半に松本ステーションホテルをチェックアウトした私たち親子は「決戦の場」白馬に向けて、エクストレイル君を飛ばしたのでした。
6時には到着し、続々皆さんも到着。7時からオープンするリフト前に集合したハイキングクラブスタッフは総勢11名。
ゴンドラとロープウェイを3つ乗り継ぎ、八方池山荘に到着。ここから登山のスタートです。先頭のM先生のすぐ後ろに食らいついて行こうと、老人ハイキング客を押しのけながら登り始めてほんの10分後、背骨をはさんだ腰の両サイドの筋が「ピシッ」だったか「ビシッ」だったか忘れましたが、針で刺されたような痛みを感じ、いきなりの大失速。さっき抜いたばかりの老人ハイカーにいとも簡単に追い抜かれ、トイレのある第一ケルンでお二人に会わなかったら、私はここで白旗をあげていました。
第二ケルンでもう力が入らなくなり「あ、俺、もう駄目。息子連れて帰ろう」と思いました(笑)。でも悲しいことに、息子は他のJr.メンバーと、既に先へ先へと行ってしまっていたのでした。
で、K沼さんに水2リットル。K木さんにストックをお借りして、またトボトボ歩き始めました。(この辺りからBGMはひたすら「ドナドナ」)、二人にやさしく見守られながら、どうにかこうにか歩きましたが、唐松頂上山荘手前では、既に山荘に到着してまた踵を返して我々を迎えに来てくれたK沼Jr.(中二)に、あろう事かリュックを背負って貰うという、一登山者としてあってはならない大失態を演じたのでした(もっとも彼は体力において私の数段上を行く強者なのです)。

背中の荷物を背負えないロバ、それは生きている資格を剥奪された事を意味しています(笑)。国会の採決でたまに見る「牛歩戦術」のそれに似た歩みの私は、薄れ行く意識の中で後ろから励ましてくれるお二人の声を、遠くに聞きながら、どうにかこうにかテントサイトのある唐松頂上山荘に到着したのでした・・・・・。

写真はハイヒールのおばちゃんも訪れることが出来る八方池です。ここから先、写真を撮る力も無かったので・・・・・・。







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ハイキングクラブ 松本にて

2008年08月16日 | ハイキングクラブ
8月9日(土)
今年の私の夏休み初日。
日曜日からの「ハイキングクラブ番外編」の前日にホテルでゆっくり休んで体調を整えたほうがいいと言う妻の助言を聞き入れ、息子と二人で松本に泊まる事にしました。正午の出発で渋滞を予想していた中央高速でしたが、事の外スムーズでした・・・と言いたい所でしたが、驚くような雷雨に見舞われ前の景色も殆ど見えないまま、50km規制の高速道路をのろのろ走ったのでした。

息子にとっては初めての松本。松本城に行き、近所のジャスコで明日からの食料入手。そして、蕎麦屋で信州そばと馬刺しを堪能し明日に備えて就寝する積りが、オリンピックのTV観戦で、消灯は遅れセミダブルのホテルは息子の寝相の悪さに閉口し、結局深い眠りにはつけませんでした。そして翌日、私は言葉を失うことになったのでした・・・・・・、毎年のことですが(笑)

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