銀座の日産ショールーム。
1961年製のアメリカ輸出用のフェアレディ。
全く古さを感じさせないフォルム。
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あなたの知らないところにいろいろな人生がある
あなたの人生がかけがえのないように
あなたの知らない人生もまたかけがえがない
人を愛するということは知らない人生を知るということだ
灰谷 健次郎
8月20日(火曜)
今日は夕方から激しい雨に見舞われるはずだった東京。
結局、日中の暑さだけが際立ちました。
『柔軟性』という言葉の意味を調べてみると、
- やわらかくしなやかな性質。
- その場に応じた適切な判断ができること。
さまざまな状況に対応できること。
- 固定概念にとらわれず、自由な発想ができる能力。
とあります。
健康診断が近づいてくるので、炭水化物等の等質を減らそう、
と心に決めたのが日曜日の夜。
で、今日外出時に同僚の
『この近くにメチャクチャ美味しい、もつ煮込み定食の店があります』
という親切な言葉を遮ることもせず、暖簾をくぐったのでした。
もつ多めの煮込み定食700円也。
生きてるうちに食べられてよかったと思える美味しさ(笑)。
『その場に応じた適切な判断』だったし、『様々な状況に対応』できたし。
明日から頑張ろうと、今は思ってます。
少なくとも次の出張が来るまでは。
8月17日(土曜)
朝晩のラッシュのない快適な通勤電車も今週で終わりでしょう。
今日は味スタで、マリノス戦。
結果は0-2。
後半は攻め続けたのに。
悔しいけれど力の差、というか奥深さというか。
この壁を乗り越えないと。
以上、閉店ガラガラッ。
8月13日(火曜)
先週、社会復帰後にいきなりバタバタしたせいか、
ようやく今週になって夏合宿の余韻を感じています。
今日になって漸く、通勤電車の空き具合で日本はお盆ナンだなあ、と感じております。
毎年、単独でこんな思い出が作れるほどの行動力もなく、
みんなに出会ってなかったらどんな夏を過ごしていたのだろう、
と陽炎が立ちそうな窓外を見ながら考えていました。
いつも言いたい事を言って、いつも言いたい事を書いても、
寛容でいてくれるスタッフの皆さんに感謝なのであります。
物事1つに心の拠り所を求める事は危険な事だという考えです。
勿論、この会が全てではありません。
時の流れに上手く乗りながら、
その時々に応じて上手く対処出来る類いのものが
いくつかあることの方が、楽な気がします。
支えられて生きている事を、余韻の中に感じております。
帰りの電車の中で、過去の夏合宿の様子を見ていたのですが、
毎回バテて一向に進歩のないダメダメ君です。
博多にあった明太子人形みたいな私ですが、
これからも宜しくお願いいたします。
8月10日(土曜)
東京ダービーが叶わないリーグ戦にあって、
今一番盛り上がるカードの一つがフロンターレとの『多摩川クラシコ』。
前回はホームで快勝でしたがアウェイでも負けたくないしで、
奥さんと二人で等々力まで乗り込んだのでした。
渋谷経由で新丸子に着いた時には既にバテバテ(笑)、
スタジアムの外で入場の長い列に並んで、汗だく。
高知や甲府では40.7℃だという事ですが、
もう僕が待ちに待った子供の頃の夏ではないね。異常です。
それでもスタジアムは満席状態。
結果は二度も先制されながれも追い付き、結果は2-2のドロー。
こんな日にサッカーやっちゃダメよ、といいたい。
欧州と同じように秋春制にしないと選手寿命縮んじゃう。
両選手も両サポーターも皆さんお疲れ様でした。
8月9日(金曜)
水曜から出張で神戸を皮切りに西へ移動し、昨晩、博多に到着。
もつ鍋や地元の料理を堪能し、中洲の屋台を見たりして。
で、今日は昼食に鰻をごちそうになり、
あまりの美味しさに舌鼓したまではよかったのですが、
そこから大分に移動しなければならなかったのでレンタカーで、
九州高速道路を走っていましたら、背後から突然忍び寄ってきた白いクラウンに停められ、
減点3、罰金25000円(涙)。
あれだけKGさんに教えてもらってたのにこんなことに。
気を取り直して大分に向かい、
打合せ後急いで福岡空港へ戻る為に高速道路を戻ったのですが、
予約していた21時のフライトには間に合いそうもなく、
21時30分を取り直して、空港へ。
フライトの最終アナウンスの頃に到着し、なんとか乗れると安堵してたら出発が遅れ、
ようやくなんとか東京に帰っては来れました。
山から戻ってからの怒濤の数日間は、
最後にへんなおまけまでもらっちゃって身も心も(財布も)ヘトヘトな1週間でした(笑)。
8月5日(月曜)
朝になっても雨は降り続いていました。
広いテントの中でシュラフで寝たとしても、昨日の木曽殿小屋のあの状況を考えれば天国でした。
コーヒーとパンと、Sちゃんが作ってくれた焼きそばの朝ご飯。
雨足が弱くなるのをティーを飲んで待ったあと、手早く片づけて駒ヶ根キャンプ場を出発。
東京に帰る前にまず足を運んだのは、光前寺。
KNさんが40年ほど前に合宿で訪れたことのある場所なのです。
霊犬早太郎伝説と光苔で有名なこの寺をあとにして、今度は「信州マルス蒸留所」の工場見学。
当然のことながら試飲ができる訳で、運転手であるM先生とSちゃんは首からドライバーであるというカードを下げられ、
私は飲まないからカードを首にかけると言ってきかないBは受付の方に
「あんたは必要ない」という意味を丁寧な日本語に置き換えられた大人の小芝居があったあと、
7名は製造工程を逆行するようなコースに従って歩き、
最終的には4種のビールを格安で楽しんだり、ウイスキーを楽しんだりと、
運転手の2名にはごめんなさい、な工場見学の後、
駒ヶ根周辺では名物で何十件もある「ソースカツ丼」の店に。
前述の茜ちゃんは明治亭のソースカツ丼を食べて帰る、と言っていたと言うことでしたが、
地元にも有名なお店に行こうと言うことでマルス醸造所のお姉さんに聞いたところ、
やはり明治亭は老舗で人気があるということなので、一行は迷うことなく明治亭に。
イメージしていたよりサクサクで軽いカツ丼。
お蕎麦付きの定食と、がっつりカツ丼でみんな堪能し、駒ヶ根をあとにしたのでした。
ハイキングクラブを通じて長いおつきあいをさせていただいているこのオリジナルメンバーのみなさんと、
一度も山の中では雨に降られることもなく素晴らしい天気だった今回の夏合宿。
個人的にはここ最近の不摂生で山中はずっと頭痛で悩まされまして、
結果メンバーのみなさんに迷惑をおかけしてしまいました。
今一度体重を減らし、体調を整えないといけないなと痛感しました。
昨年の雨飾山で弱者の気持ちを御理解いただけたはずだと思ってましたが、
今回体調が完璧に回復して夏合宿に臨んだM先生は、
リーダーで先頭を歩いていながら、弱者を一度も振り返ることもなくズンズン進む背中をみながら、
M先生はこうでなくちゃと思ったり、和を持って貴しをなす、という言葉を反面教師として改めて学んだのでした(笑)。
みなさんお疲れさまでした。
また来年、素晴らしい夏合宿を迎えられますように!
8月4日(日曜)
寝たんだか寝てないんだかわからないうちに夜は明け、
全体行進のような朝食を終え、徐々に緊張してきたのであります、実は。
今回の合宿中、最長の歩行時間(約7時間35分)、
しかものっけから2時間近い空木岳への急登が立ちはだかっているのであります。
今回(も)バテバテ君の私は、先頭のBの完璧なまでのペース配分のお陰で、
小屋から見えていたニセ空木岳(第1ピーク)を越え、
どこだかよくわかんなかった第2ピークをたぶん通過し、
どうにかこうにか空木岳の山頂にたどり着けたのでした。
そしてここから先は、下りが続く長い長い道のりが待っておりました。
途中、よくわからなかった小地獄や大地獄を過ぎ、くさり場での急な下りでは、
劇団ハイキングクラブによる登場人物の心の葛藤が描かれた
「ドラマ人間模様」が即興で演じられたのですが、
「和をもって貴しとなす」を信条とする劇団は、
空中分解することなく一つにまとまって高度を下げていくのでありました。
水場にようやくたどり着き、ここで昼食。
その後もいつ終わるか分からないような道を行軍は、
ゴールの菅の台バスセンターまで進むのでありました。
到着直前にもなると、KGさん
(我々はこの完璧なまでの段取りに尊敬の念を込めてKGママと呼んだのでした)
の主導で今晩の献立の骨子が固まり、林道終点後のスキー場跡地から、
昨日尾根で知り合った茜ちゃんのふてくされ歩きな後ろ姿を見ながら、
なんとかかんとかゴールにたどり着いたのでした。
荷物を車に積めて早速温泉へ。
お風呂からでてRさんとBを待っている間、
KGママが献立を最終確定してくれて、一行は西友へ。
お肉やら野菜やらお酒やらを買い求め、駒ヶ根のキャンプセンターへ向かったのでした。
我々に割り当てられたテントは二つ。
KGさんのキャンプ道具セット1式のお陰で完璧な「最後の晩餐」。
西穂高の時と同じように下山して最後のキャンプを始めた途端に
ザンザン降りの雨がタープに叩きつけられるように降り続く中、
アルコールが入ってしまえばそんなことはお構いなしの一行は、
焼き肉、そうめん、M先生が作るおいしいハイボール、
Rさんが近くの宿泊客から戴いてきてくれた豚か牛かわからなかったけど美味しいお肉。
例年のように生き急ぐ人もなく(笑)、今年はとてもしっとりと飲み明かす
「アダルティーナイト」でザンザン降りの夜が終わっていくのでした。