英宰相ウィンストン・チャーチルからのメッセージ   

チャーチルの政治哲学や人生観を土台にし、幅広い分野の話を取り上げる。そして自説を述べる。

世界の紅茶の6大生産国はどこ?

2013年02月03日 22時44分47秒 | 生活
 世界の紅茶の6大生産国はどこか。何人がすぐに答えられるだろうか。筆者は答えることができない。
 6大生産国は、インド、ケニヤ、インドネシア、マラウィ、ルワンダ、スリランカ。マラウィは、タンザニアとモザンビークに挟まれた東アフリカ南部の高原の国。マラウィ湖などの湖が点在し、年平均気温が23度前後で、夜間に10度以下に下がることもある。最も暑い10月には35度になることもある。
 もう一つのアフリカの国はルワンダ。1980年代後半から90年代半ばにかけて内戦と虐殺を経験した。21世紀にはいると政治は安定、近代化が進み、年平均成長率は8%。IT立国を目指している。内戦から経済復興への道筋は「アフリカの奇跡」と呼ばれている。
 赤道直下に位置しているが、平均標高1600メートルの高原で年平均気温は25度。“千の丘の国”といわれるほど起伏の多い地勢で、山岳部は冷える。3-5月と10-12月が雨季だ。
 アフリカというと砂漠と猛暑を連想しがちだが、アフリカ中部は高原地帯。雨と気温も温暖。だから紅茶が栽培される。納得だ。昨年7月に訪れたマレーシアのキャメロン・ハイランドも紅茶の産地。標高1600-2000メートルの高地で、30度を超える首都クワラルンプールの気温と10度違った。
 話は少しそれたが、この6か国が先月下旬、スリランカの首都コロンボで、紅茶生産国会議を開催した。開催目的は紅茶を世界で最も大衆受けする飲み物にするため。また価格と生産の安定をどうするかも話し合われた。6か国の代表は共同文書に署名し、ことし10月に再び会議を開催する予定。
 総会と理事会を創設し、来年から年次総会も開かれるという。紅茶の質の向上と価格安定をめざし、世界の人々により良いサービスを提供するそうだ。紅茶党には朗報だ。筆者は紅茶は大好き。インドの紅茶はよく飲むが、マラウィやルワンダの紅茶は飲んだことがない。6大紅茶生産国の紅茶をぜひ飲みたい。

(東アフリカのマラウィの紅茶栽培 Public domain)
(筆者の「ニュースを斬る」に転載 http://chamberlainnevil.cocolog-nifty.com/blog/