英宰相ウィンストン・チャーチルからのメッセージ   

チャーチルの政治哲学や人生観を土台にし、幅広い分野の話を取り上げる。そして自説を述べる。

「ユーチューブ」を立ち上げた理由をご存知ですか? 読者の皆さんはショックを受けるかもしれません

2023年06月05日 11時34分35秒 | 生活
  読者の皆さんは「Youtube」をご存知だと思います。知っているよ。知らない人なんかいないよ。「馬鹿にするな」といわれそうです。では「Youtube(ユーチューブ)」は最初、どんな目的でつくられたか分りますか?   
  社会ニュースやエンタメを世界の6千万人に提供しているイギリスのインターネットメディアの「Unilad」が昨年9月6日に掲載した見出しはこうなんです。「人々がYoutubeが最初に作られた本当の理由を知ってショックをうけるでしょう」。読者の皆さん、どんな理由だと思いますか。
  われわれが「Youtube」について知っていること、理解していることは、世界最大の動画共有サイトです。世界中の人々が、音楽の動画や愛犬のおかしなしぐさなど多岐にわたる様々なジャンルの動画を投稿し、それらを閲覧することができます。新たなコンテンツが、分刻みでアップロードされており、ユーチューバーという職業も定着しました。
  2005年2月14日にアメリカの若者3人がこのサービスを開始したとき、全く違う目的で始めました。手がかりは2月14日です。ピーンときませんか?「バレンタインデー」です。
  「Youtube」の創始者のスティーブ・チェンさんは「出会いの場、ラブ・サイトをデート・ビデオという形で世界に向けて公開する。もしかしたら理想の相手を見つけてハッピーエンドになるかもしれない」と考えたんですね。ところが、「誰も私たちと同じように考えてくれる人は誰もいなかったんです」とチェンさんは話しています。そして動画を投稿してくれなかった。
  それでコミュニティーサイト「クレイグス・リスト」で女性らにお願いしました。「20ドル差し上げるから、自分たちのデート動画を載せて」。それでも上手くいかなかったんです。
  「YouTube」を開設して2ヶ月後、チェンさんと一緒に「Youtube」を創設した共同創設者、ジョード・カリムさんは」サンディエゴ動物園の動画を投稿しました。タイトルは「動物園での私」。まったく"出会い系"とは関係のない内容でしたが、どういうわけか、この動画は2憶4000万回以上再生されました。
  「YouTube」はデートの相手を見つけるための出会い系サイトでした。これが答えです。そして動画配信を始めてから1年半後、Googleは16憶5000万ドルで「Yuchube」を買収しました。今やYouTubeは、Googleに次いで、2番目に訪問者の多いサイトとなり、年間数十憶ドル相当の利益をもたらしています。
  人生は思いもよらないことから成功を収める。その反対もあります。いずれにしても、思った通りには人生は進まない。それが普通なんだ。私はそんな思いをこの話から抱きました。

高血圧予防にオレンジジュースを      本当ですか?

2021年02月23日 10時48分10秒 | 生活
 飲料水は、人間にとって不可欠だ。「オレンジジュース」はその一つ。「オレンジジュース」は甘い飲み物。「オレンジジュース」は私にとって好きな飲料水だ。
 ただ甘いので体には良くないと思っていた。私同様「体に良くない」と思っている読者もいるかもしれない。実際は体に良い効果をもたらす飲み物。知らなかった。
 「オレンジジュース」は高血圧予防になる。オレンジジュースに含まれるカリウムという成分は、高血圧予防になる。カリウムが血圧を下げてくれる。ただ純粋な「オレンジジュース」を飲むこと。
  毎朝コップ2杯のオレンジジュースで、高血圧の症状を抑制する働きがあるとされている。ただし果汁100%のものが良い。砂糖がたっぷり入っているものは逆効果だとのこと。市販の100%果汁のオレンジジュースを購入する必要があるが、それでも真性のオレンジか確かめる必要がある。
 オレンジジュースはカリウムのほかに、ビタミンA、ビタミンC、リン、カルシュムなどが含まれている。ただ誤解のないように。冬に食べるミカンではない。高血圧に効くのはオレンジであり、ミカンではない。また濃縮還元100%では、本来の果汁が20%しかないとのことです。
 「オレンジジュース」は血圧予防のほかに、美肌効果、疲労回復、免疫機能アップする。「オレンジジュース」を飲めば「肌がすべすべする美肌」につながる。「オレンジジュース」に含まれるビタミンCが関係しているとのこと。ビタミンCにはコラーゲンの生成を促す効果がある。コラーゲンは化粧水にもあり、肌に潤いをもたらす。
 疲労回復に「オレンジジュース」がなぜ良いのか。ビタミンCに抗酸化作用があるからだ。抗酸化作用により、活性酵素が抑制される。活性酵素は疲労につながる物質。つぎに免疫効果もあるとのこと。
 人が健康であるためには、免疫機能が働いている。免疫が低下すれば、感染症になるリスクが高くなる。「オレンジジュース」には葉酸と言われる成分も含まれている。この成分には免疫機能アップの効果がある。また妊娠中の女性にもよいとのことだ。
 ただ当然と言えば当然だが「オレンジジュース」の飲み過ぎはかえって体に良くないことだけは心得ておいて。「オレンジジュース」のカロリーは侮れない。カロリー過多になる可能性がある。当然、太る。それから、糖分の取り過ぎになる。
 カロリーと糖分は違うそうだ。カロリーがなくとも、糖分が多い食品は注意が必要。また飲み過ぎると、下痢になる可能性がある。オレンジジュースに含まれているビタミンCはメリットですが、それを取り過ぎると良い結果を招かない。飲み過ぎに注意。「過ぎたるは及ばざるごとし」だ。
 最近、このことを知った。参考までに読者にお知らせします。



女優とは何かを示唆     八千草薫さんが亡くなる

2019年10月29日 22時26分59秒 | 生活
  女優の八千草薫さんが8月24日、すい臓がんで亡くなった。88歳。近親者のみで葬儀を済ませ、お別れの会は開かないという。
  2017年にテレビ朝日で放送された倉本聡脚本の昼ドラマ「やすらぎの郷」で、「姫」と呼ばれる元女優を演じたのを毎日見ていた。古希を過ぎた私にはこのドラマが他人ごととは思えなかった。八千草さんは好演しておられた。
  1931年に生まれ、終戦後まもない1947年に宝塚歌劇団に入り、51年には映画デビュー。稲垣浩監督の「宮本武蔵」や日伊合作映画「蝶々夫人」で主要な役をこなし、息長く活動を続けた。
  20歳も歳の離れ、2度離婚していた映画監督の故谷口千吉と結婚し、50年連れ添った。結婚するときは、メディアから「略奪婚」と報じられたという。
  私は中学生の頃、何かで八千草さんの写真を偶然見て、きれいで清楚な女性だと思った。大人になったら、こんな女性と結婚したいと思ったほどだ。
  私は20歳代半ばまで、俳優を軽く見ていた節があった。「俳優とはどんな職業か?」。所詮、人を楽しませるだけの芸人ではないかと考えていた。しかし、イギリスに滞在中、イギリス人から「偉大な男優や女優は人々に有形無形の影響を与えている。人生の生き方を示唆している。人生の範を示している」と言われた。
  それは離婚歴があるなどという皮相的なことではなく、人生に取り組む姿勢だという。確かに英国の男優クリストファー・プラマーらはイギリス人に映画や舞台を通して「生き方」を示唆している。映画「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくる男優や女優はもそうだ。イギリス人の私への批判は堪えたし、私は愚かでもあった。
  そのイギリス人の範疇(はんちゅう)から言えば、八千草さんは間違いなく「名女優」であり、「大衆に影響を与えた女優」だと個人的には思う。膵臓がんを公表し、最後まで仕事に真剣に、そして全力で取り組んだ。また、一般の人々や彼女の同僚俳優に仕事の取り組み方などで何らかの影響を与えた。
  八千草さんは「お別れの会」を開かないという。彼女の遺言だろう。「お別れの会」を開いても問題はないと思うが、「開かない」ところに彼女の人生の生き方が表れているのだろう。それもわれわれに有形無形の影響を及ぼしている。
  また昭和の名女優が鬼籍に入った。ご冥福を祈ります。
  
  
  
  

英国人は紅茶好き?   事実は違うんだって!

2017年10月28日 20時30分02秒 | 生活
 「この調査は、われわれが長い間、ほんのちょっぴり信じていたことを粉々に砕いてしまった。2017年は本当に最悪の年だと強く思います」ー。
 英国人は紅茶よりコーヒーを好むとの調査結果を、9月29日付タブロイド紙「メトロ」が報じた。同紙はコーヒー・シロップメーカー「モーニン」が最近調査した結果を転載。「モーニン」が、英国人1500人に「好きなホット・ドリンクは何か」を尋ねたところ、61%の英国人が紅茶よりコーヒーを好むと回答した。
 「メトロ」のエレン・スコット記者は冒頭の言葉を記し、冗談まじりに「裏切り者」とコーヒー党を糾弾する。英国人のコーヒー党にとって、どんなコーヒーの人気の高いのか?ラテ、カプチーノ、アメリカーノ、モカ、そしてエスプレッソと続く。
 コーヒーを好む理由を問うと、46%が「朝、眠気を覚ますのにコーヒーのカフェインが必要」と回答し、39%は日中、疲れをとるのに必要と答えている。
 スコット記者はこれまた冗談半分に「そんな理由でコーヒーを飲んでたら、命を縮めますよ。夜更かししないで早く床に就きなさい」とアドバイスする。ただ単に味が好きという回答も65%に上った。
 「コーヒー好きな奴はきっと紅茶もたくさん飲んでいるんですよ。推測だけどね」と紅茶党と思われるスコット記者は話す。
  ちなみに、英国人がコーヒーを飲む回数は1日に平均4杯。コーヒー・マシーンを自宅に持つ。それに使う金額は1人で年間676ポンド(約10万円)にもなるという。
 一方、英国人のコーヒー党を皮肉るスコット記者は「ティー(紅茶)を飲めばリラックスできる」と語る。
 英国滞在中、私は紅茶を飲んでリラックスしたとは思わなかったが、日本の紅茶より数段おいしかった。値段の高い紅茶を飲んだのではない。安物だ。英国は硬水で、日本は軟水だ。これが紅茶のうまい、まずいを決めていると私は思っている。ただ専門家に確かめたわけではない。
 私の日常生活にコーヒーと紅茶は欠かせない。英国に夏時間と冬時間があるように、夏にアイス・コーヒーを、そのほかの季節にホット・ティーを飲む。約40年前に英国に住んでいた頃は、もちろん、毎日紅茶を飲んでいた。
 時が変化して、英国人が現在、紅茶よりコーヒーを好むとしても、紅茶を飲む習慣が英国人から失われるとは思わない。緑茶が日本の文化であり伝統であるように、それは英国の文化であり伝統だからだ。

世界の5大長寿国はどこ? そしてなぜ?    英国のBBC放送が紹介

2017年10月18日 12時02分51秒 | 生活
  「世界中で最も長生きする5カ国の人々」を英国公共放送「BBC」はこのほど、紹介した。
「この五カ国では、人々は世界の平均寿命よりかなり長命であり、その国の人々は、長命につながる元気の源となる秘密がある」。「BBC」はこう話す。
 「BBC」によれば、世界の平均寿命は71歳だ。これは「世界幸福度報告(World Happiness Report)」(註)を参考にしている。
  「BBC」は「世界幸福度報告」を引用し、世界5大長寿国として日本、スペイン、シンガポール、スイス、韓国を挙げる。
 日本の平均寿命は83歳だと紹介し、沖縄を「不死の地」と呼ぶ。長寿の秘密は食事にあるとし、豆腐、サツマイモ、魚などを挙げる。またバランスを考えた食事をすると報告する。老人の積極的な社会活動やコミュニティー活動なども人々との絆を強め、ストレス解消につながると結ぶ。
 「日本に長く住む外国人が言葉の障害さえ乗り越えれば、日本人のメンタリティーを理解でき、社会に溶け込める。そして長寿の仲間入りを果たすことができる」。日本に長く住むダニエル・ガッティさんはBBC放送の記者にこう話し、「日本語をマスターすることは、この社会の利益を享受できる鍵だ」と強調する。
 「BBC」はスペイン人の長寿の秘密は、オリーブオイル、野菜、ワインだと指摘する。平均寿命は82.8歳。そして何よりも昼寝の習慣がある。スペインに興味がある日本人は「シェスタ」だと直ぐ分かるだろう。
 ガイドのミケール・ディエスさんは「シェスタをしなければ、30分の昼食後、直ちに仕事を再開する。しかしシェスタをすれば、自宅に帰り、またはレストランで食事をする。それは十分に時間をとって食事をすることを意味する。健康にとって良いことだし、職場で起こったストレス解消になる」という。スペイン人は自家用車に乗るよりも公共機関を利用し、「歩く」ことを心がけている。
 シンガポール人の平均寿命は83.1歳。その理由は、医療制度が充実している。シンガポールの妊娠女性と幼児の死亡率は世界最低。そこら中の公園で、人々が太極拳やほかの運動にいそしんでいると、この地に住む外国人のチューバさんはBBCに語る。健康を害するたばこや酒の税率はほかの国に比べて非常に高い。
 BBCは日本など3カ国のほかにスイスと韓国を挙げる。スイスは医療施設が充実し、国民はチーズと乳製品をたくさん食べる。何よりも週末には素晴らしいアルプスを訪れ、精神をリフレッシュして仕事に戻る。
 韓国の平均寿命は世界で初めて90歳を超えたという。長寿に貢献しているのは、この国の経済発展だが、発酵食品を食べているのも長寿の秘密だ。キムチは代表的な食品だろう。発酵食品はコレステロールが低く、それ故、高血圧患者が他国に比べて少ない。発酵食品には免疫力を強める作用があり、発がんを防止するという。そして公共風呂が人々の会話の場になり、ストレス解消に貢献する。
  中国の初代皇帝、始皇帝は「不老長寿」の薬を求めて、使者を倭人の国(日本)に遣わしたという伝説がある。それほどまでに多くの人々は長寿を願う。
 それぞれの長寿国の国民の生活や食事を垣間見ると、なるほどと合点がいくことが多い。しかし長寿国日本の未来は明るいのだろうか。少子高齢化と借金の国。医療や年金に関しての国の支出は年々増大している。それなのに日本の政治家は自らの既得権を守り抜くため、国民の未来を語らない。これからも長寿国であり続けるには、賢明な政治家の出現を期待し、彼らと国民が力を合わせ、再び明るい社会を取り戻すしかないのだろうか。

(註)世界幸福度報告は国際連合の持続可能開発ソリューションネットワークが発行する幸福度調査のレポートである。この調査における幸福度とは、自分の幸福度が0から10のどの段階にあるかを答える世論調査によって得られた数値の平均値だ。初回の報告書は、2012年4月に出版された。