英宰相ウィンストン・チャーチルからのメッセージ   

チャーチルの政治哲学や人生観を土台にし、幅広い分野の話を取り上げる。そして自説を述べる。

年賀状の保管期間と処理はどうしていますか?

2024年01月06日 11時19分33秒 | 生活
 ことしも読者の皆さんは年賀状を受け取ったと思います。年に1度、年賀状でしか近況をやり取りできない友人がいるのではないでしょうか? そんな友人から来る年賀状は格別ですね。その人の近況が綴られているからです。
 若い頃、年賀状を書くのはおっくうでなかったんですが、歳をとるにつれて100枚以上の年賀状を書くのは師走の一大事業です。70歳に届く頃から、私の知り合いや、大学時代の友人、かつての会社の同僚や上司の中には、ことしで年賀状を出すのは止めます、と言う方がちらほら出てきています。
 私は理解できます。わたしもいつまで年賀状を書けるのか、と思います。ところで年賀状の保管期間は何年か、処分方法はどうすべきか、ということを読者の皆さんは考えたことがありますか?
 私は10年以上にわたる年賀状を保管していますが、さてどうすればよいか、思案しています。「暮らしの歳時記」ガイドの三浦康子がデジタル紙「All About」に記しているのを読みました。僕は参考になりました。
 三浦さんはある会社が「年賀状の保管期間」について引用されています。この会社は10代から60代の男女600人を調査しました。その結果をお伝えしますと、74.1%の人が2年以上保管していることがわかりました。さらに5年以上保管している人は51.8%と過半数に達しました。
 三浦さん自身はどれくらいの期間、年賀状を保管しているのか、また推奨しているのか、を記していません。しかし年賀状を次年度の作成に活用するという声が多いということで、私は少なくとも2年間以上は保管すべきだとおっしゃっているように推察します。
 保管期間の次に処分方法はどうするかです。三浦さんは「年賀状には個人情報もあるため気をつけて処分するように」とアドバイスしています。私は納得です。
 三浦さんが書いている処分方法は①束ねてガムテープをぐるぐる巻いてからごみ出す②封筒や紙袋に二重、三重に入れてからごみに出す③一枚一枚、住所など個人情報部分をマジックなどで塗りつぶしてからごみに出す④一枚一枚シュレッダーにかけてからごみに出す。
 これを読みますと、①と②は個人情報が漏れる可能性があります。③と④は作業に時間がかかって面倒です。三浦さんは「郵便局の回収箱」や「左義長(さぎちょう)で焼くとのこと。
 「郵便局の回収箱」については、「市区町村からの要請があった場合、郵便局の判断で設置する」とのことです。回収箱設置はイレギュラーです。ですから各自が最寄りの郵便局に聞くとのことですね。
 「左義長で焼く」。正月の 松飾り を各戸から集め、14日の晩方ないしは15日の朝にそれを焼くのが一般的な方式です。寺社の境内で焼くんですね。長い間に培われた慣習であり、伝統でしょうか?
  ただ焼いてもらったという人もいれば、断られたという人もいるとのことです。三浦さんは左義長で焼いてもらいたい方にこうアドバイスしています。寺社に「事前に確認してください」と。使用していない年賀ハガキや書き損じた年賀ハガキは郵便局で交換してもらえる。私も理解しています。
 三浦さんが提案した年賀ハガキの処分方法について、私が思うに、一長一短があるなあ、と思います。確実性が担保されていません。私は「郵便局が年賀状を回収してくれるのなら、そうしたい。また自らの立ち会いで寺社が左義長で焼いてくれるのなら、これを使います」。ダメなら「一枚一枚、自分と相手の住所の主要部分(県と市以外の住所)をマジックなどで塗りつぶし、束ねて茶色のガムテープをぐるぐる巻いてからごみに出す」です。確かに面倒な作業だと思います。

二日酔いを和らげるには? 新年会にはご注意を!

2023年12月31日 11時37分17秒 | 生活
 ことしも忘年会も終りました。昔は忘年会にしても秋の社員旅行にしても、行くのが当然、病気か何かの急用でもない限り断れませんでした。今はかなり変わったようですね。社員旅行はもうないのでは?この時代、忘年会も行きたい社員だけ行く。参加する人も上司に酒をつがなくてもよいとか。上司がパワハラやセクハラにならないように気を使っているんですね。
 さて忘年会ですが、読者の皆さんの中には、飲み過ぎて二日酔いになられた方もいるんじゃないでしょうか?原因は誰が見ても「お酒の飲み過ぎ」です。翌日になっても気分がすぐれない。あまり飲めない僕も経験しました。頭痛に吐き気、倦怠感。二日酔いになって「もう飲まない!」「今度こそお酒なんかやめる」と何度後悔しても、また人は飲んでしまうんですよね。
 ということで、二日酔いの症状を少しでも和らげるお薦めの飲み物や食べ物を紹介します。ただ二日酔いには個人差があるようです。自分のおちいりやすい二日酔いのパターンを見極めて、数ある飲み物や食べ物の中から、これが効く!というものを早く見つけてください。
 デジタル紙「暮らしニスタ」から、二日酔いを緩和できると言われている飲み物を紹介します。まずは何をおいても水分補給です。「冷えていない常温の水500mlから1ℓ程度、少しずつ飲むようにしましょう。「常温の水」がミソです。
 次に塩分や糖分の入ったスポーツドリンクは、真水よりも胃にやさしく、二日酔いの時には水分補給の助けになります。1杯のコーヒーも良いとのことです。頭痛の場合、血管を収縮させるカフェインを含むコーヒーを適量飲むのも効果的。アルコールは血管を拡張させるから。
 肝臓の働きを高めるアミノ酸飲料も良いそうです。アミノバリュー コンク(濃縮タイプ) 100ml/大塚製薬。軽い脱水症状を起こしているときはシジミの味噌汁です。しじみに含まれるタウリンという成分はアミノ酸の一種で、肝臓の働きを助けてくれるものです。
 またトマトやトマトジュースの良いそうです。トマトには、水分を摂取しながら胃腸の働きを助けてくれる成分、クエン酸とリコピンが豊富に含まれています。果物ではリンゴやキウイなど、ヨーグルトも良いんですね。
 ついでに「二日酔い」に逆効果の飲み物や食べ物を挙げます。「迎え酒」が「二日酔い」と言う人がいますが、科学的にダメ。それからラーメン。飲んだ後、私はよくラーメンを食べました。弱った胃にはやや負担が大きいんです。頭痛に適量のコーヒーは効果的ですが、コー日のがぶ飲みはカフェインの過剰摂取になり、利尿作用で体内の水分を失うことになる。これもダメ。サウナや運動もダメです。
 いままで申し上げたことをまとめますと、二日酔いのときは、まずは水分補給です。そして肝臓の働きを助けてくれるアミノ酸を含んだ食品を摂る。「二日酔い」を軽くする、自分に合った食品をとることだと言えそうです。参考までに。
 正月には飲む機会が増えます。まずは飲み過ぎないように注意することが一番です。よい年を! よいお正月を、お酒とともに。

師走に大掃除をしてはいけません ほこりをまき散らすだけ、適した時期は3~4月

2022年12月19日 11時23分10秒 | 生活
  師走の真っただ中ですが、読者の皆さんの多くの方はこれから年末にかけて大掃除をすると思います。もし私が「年末に大掃除はしてはいけない」と言ったら、「何を言ってんだ」と私に反発するのではないでしょうか。私もそう思います。ただ「年末に大掃除してはいけない。本当に大掃除すべき時期がある」というインターネットサイトを見ました。ちょうど1年ぐらい前に医療環境管理士の松本忠男さんがある雑誌に書いています。
彼は河出書房新社から同じ時期に「病気がイヤならその掃除をやめなさい。 ; 図解でわかる病院清掃のプロが教える最新メソッド」を出版しました。
  師走は寒い時期です。本格的な冬の始まりです。外気の冷たい冬は、窓ガラスが冷たくなっています。すると、室内では次のような現象が起こるそうです。
  室内は暖房されています。天井付近にある温かい空気は、窓ガラス付近で急激に冷やされます。冷やされた空気は窓に沿って下降し、床に突き当たるとはうようにして室内に広がります。その後、冷えた空気は室内で温められて上昇し、再び窓ガラス付近で急激に冷やされて、下降します。これを「コールド・ドラフト現象」と呼びます。
  夏にはこれと反対の空気の流れが起こります。窓ガラスが熱く、部屋の空気はエアコンで冷たくなります。このため、窓ガラスに接した空気は温まり、下から上への「上昇気流」が起こります。それが部屋の中央に流れて冷やされて下り、窓際でまた上昇するという循環になります。
  このように冬も夏も、窓側と部屋の中央との間に温度差が生まれます。窓際から風の対流が起こるのです。窓際や壁沿いには、カビやダニ、ゴミ(ほこり)などの見えない敵が多く生息するからです。それが対流で巻き散らかされます。
冬と夏は、「コールド・ドラフト現象」が起こりやすいのです。ほこりやカビが巻き散らかされ、極端に空気の汚れが激しい時期といえます。
  日本では「大掃除は年末」というのが常識です。しかし医療環境士の松本さんは「本当に大掃除をすべきなのは汚染の激しい冬と夏が終わった直後だ」と話されています。
  沖縄のような温暖地域と北海道のような寒い地域によっても違いがあると思いますが、桜の咲く3月末~4月初頭、秋風の吹く10月ごろに大掃除をおこなうのがベストだそうです。
 「現代の住環境を考えれば、これが新しい常識になるでしょう」と松本さんはおっしゃっています。「現代の住環境」とは何か。気密性の高い住宅やマンションが多いと言うことです。
  師走は、来たるべき年に新たな気持ちになるためにも大掃除は必要なのかもしれません。たた師走以外に、春か秋に一度、大掃除をする必要があるのかもしれません。読者の皆さんの参考になればと思います。

散歩だけでは健康維持は難しい 筋トレも必要 70歳代からでも遅くない 

2022年12月05日 14時08分28秒 | 生活
 「年齢を重ねても健康であるためにはどうすれば良いのか」。この10年、60歳前後から私は考えてきた。20歳代から40歳代までは動かなくても、たちまち足腰の衰えを感じることはなかった。65歳を過ぎてからですね。動かないと足腰の衰えを感じるようになりました。これを「加齢性筋肉減少」というそうです。
  また加齢とともに筋肉が萎縮すると、若いときのように元に戻りにくい。よくあるケースは、高齢者、特に80歳を超えた高齢者が骨折や病気で手術をし、2~3週間、ずっとベットで釘付けになり、動かないでいれば、そのまま寝たきりになる。そして車いすのお世話になるケースが多い。
  2020年の早春に始まったコロナ・パンデミックで、運動ができない、体を動かす機会がないため、寝たきりになったりなどする80歳以上の高齢者がいるのではないでしょうか。
  「立つ、歩く、しゃがむ、などの動きがスムーズであるためには、筋肉が十分に強く、しっかりとよく収縮する必要があります」。私はある雑誌で高名な医学教授のエッセイを読んで、「なるほど」と合点がいきました。
  だったらウォーキングすればようにではないのか、と思いました。医学教授がおっしゃるには「歩くだけでは筋肉の衰えを防ぐには十分ではない」とのこと。老齢になっても動けるようにするには「筋肉トレーニング」が必要不可欠なんです。
  筋トレすることで、筋肉を構成する1本1本の筋肉繊維を太く育て、動ける筋肉を増やすことができます。そして何歳からでも筋トレを始めれば、筋肉は太くなるんですね。
  筋トレには、階段の昇り降りや屈伸運動など自分の体重を利用しておこなうトレーニングと、ダンベルや各種マシンなどの器具を利用して行なうトレーニングがあります。
  どちらの場合も、筋肉の向上に合わせて、トレーニングの負荷を少しずつ加えていくことが大切です。トレーニング後は十分な休息、入浴、マッサージ(運動後の調整体操)、睡眠が大切です。1週間に1~2回、筋肉トレーニングすることは現状維持に役に立ちます。2~3回すれば、向上につながります。無理のない範囲で、そして継続することが最も大切だと言うことです。
  「片脚でたったまま靴下をはけない」。たとえ、それができなくても、「片脚で立ち、一方の足をもう一方の脚のふくらはぎに軽く置いて10秒以上、そのままの片脚立脚状態ができない」「畳から立ち上がれない」「2キロ程度の買い物をして自宅まで持ち帰るのが困難」。こんなことがあるのなら、筋肉が低下していると思ってください。
  筋肉減少や肺活量低下といった「身体的な衰え」は、記憶力の低下や気分的なうつといった「精神・心理的な衰え」につながります。そして日常生活にさまざまな支障をもたらします。転倒して骨折するリスクが高まります。認知機能も低下します。最後には要支援・要介護になり、子どもや他人の世話になる。そして亡くなっていきます。
  座っていること、動かないでいることは、喫煙と同じくらい体に悪いんですね。でも「何歳から運動を始めても筋力はアップします」。
  読者の皆さんに申し上げます。人間誰でも例外なく亡くなりますが、いかに元気に亡くなるにはどうすればよいか?永遠のテーマですが、挑戦するに価することです。
 ちなみに私(74歳)は週1~3回、市が運営するトレーニングセンターで、筋トレをこの7年間してきました。足腰は至って丈夫。特に運動した夜は、駆け足で階段を上り下りします。2週間、トレーニングセンターに行かなければ、目に見えて筋肉が弱っているのを意識できます。今後も継続していきたいですね。読者の皆さんにもお奨めします。

40代で急速に老け始める中年の残念な行動習慣

2021年07月17日 23時21分16秒 | 生活
 先日、オンライン情報雑誌を検索していたら、「40代で急速に老け始める人の残念な行動習慣3つ」というタイトルが目に飛び込んできました。
 何なんだろう、と興味を持ちました。医学博士の池谷俊郎(いけや・としろう)さんが書いていました。池谷先生によると、40代で「老けて見える」ようにあるそうです。老けて見える要因の第一は、やはり「顔の老化」です。
 老けて見える二つ目の要因は「ぽっこりお腹」。内臓脂肪がたっぷり詰まってくることです。老けて見える要因の3つめが「姿勢」です。猫背で、首が前へたれ下がる。
 池谷先生は「まさしく老化の象徴です」と話します。背筋を伸ばしているだけで、見た目の印象が20歳若返るるんじゃないかと思います。事実、このような高齢者は歩き方もしっかりしています。
  姿勢が悪くなる主な要因は、筋肉量の減少です。これは筋肉の衰えを現しています。筋肉量は男女ともに、30代以降、加齢するほど減少します。特に、上半身に比べて下半身の筋肉量の減少率が大きいのが特徴です。20代に比べて60代では30%も筋肉量がへってしまいます。
 池谷先生は「次のような行動をとる40代以上の人は筋肉減少に要注意」だと警告しています。数年後には筋肉はいっそう衰えて、代謝が落ちて肥満になり、見た目も体の中身もすっかり老化するという悪循環におちいるとのことです。
  ① 電車やバスに乗り込むと、真っ先に席を確保しようとする人②自宅やビルの2階に上がるのをおっくうに思う人。階段を上るのがつらいと感じ、エスカレーターやエレベーターを探す人③歩いて十分に行ける場所、つまり歩行範囲の移動でも車やタクシーを使う人」 ー は下半身の筋肉量の減少に要注意です。
  池谷先生は30代半ばまで「メタボ」状態だったそうです。一念発起して内臓脂肪を落としました。「そうすると前向きな若々しい気持ちになる。生活習慣すべてが変わってくるのです。何事も積極的に行動するようになる」とおっしゃっています。
  食事や運動、入浴や睡眠、ストレス対策など生活習慣全般にわたって注意を払う。暴飲暴食は避ける。バランスの良い食事をとる。自分に合った運動をする。これをおっくうがらずに毎日する。そうすれば、高齢者になっても車いすのお世話にならずに自らの足で歩くことができます。継続は力です。
  わたしは亡くなった母や母が暮らしていた老人ホームの入所者を観察しました。人間という動物は下半身の筋肉量が落ちて歩けなくなり、車いすのお世話になり始めたら「死期の門前」に近づいていることを悟るべきだと思います。一方、毎週1~2回行くトレーニングセンターでお会いする85歳を越えた老人の何とかくしゃくとした歩き方。目を見張るものがあります。