hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

井の頭公園花便り(3月8日)

2023年03月10日 | 散歩

東京の桜開花は3月18日で、満開は25日(気象庁3月9日)との予想。井の頭公園は都内よりいくらか遅いことが多い。だとすると満開は26,7日頃だろうか。例年より少し早くなりそうだ。
3月8日様子見にブラブラでかけた。

 

三角広場に隣接する超高級マンションの広い庭の、2月21日に咲き始めだったサクラ(?)がほぼ満開。

 

こちらのツバキも2月21日からほぼ満開を続けている。

 

写真中央の木が井の頭公園で一番高い木、ケヤキ35mだろう。

 

例年、桜が咲き始める前に唯一明るさを添えるコブシの花。

 

染井吉野は寿命約60年といわれるが、ここの桜は既に70年。根元を保護するなど養生しているが老齢感はぬぐえない。ちなみに私は80歳と2か月少々。

いずれの桜も倒れこむように池に覆いかぶさっているが、光を求めて必死に生きた結果なのだ。

接ぎ木で生まれる染井吉野はすべての木がクローン。同じ気候なら一斉に花を咲かせ、これがまた美しさをいや増す。

 

 

平日の11時前とあって、ボートはほとんど出ていない。

 

七井橋のふもとの定点観測地点からパチリ。

ちなみに昨年3月28日のこの地点からの写真がこれで満開だった。

 

今年の3月8日現在、蕾はまだほころんでいない。

 

 

御殿山に近いところまで足を延ばす。ロウバイかと思ったら、もっと小さな花で「サンシュ」との看板があった。「春こがね花」との別名もあるとのこと。いいじゃない!

 

まわりにカメラ人が取り囲み、鉄塔が真ん中にくるアングルしか撮影場所が空いてなかった。

 

ふだん、何もない寂しい場所だなと思っていたら、梅園もどきだった。

 

梅園に群がる素人カメラ人。花よりインスタ? いやいやブログでしょう!

 

「井の頭自然文化園通用口」、「鳥インフル対策で靴の消毒のお願い」とあった。ご苦労様。

 

裏側からの弁財天もまた良い。

 

ヒョロッと立ち並ぶラクウショウの並木。楽勝と書くのかと思ったら、落羽松だった。

 

ボート乗り場の北に白い葉の木が、と思ったら、鳥のフン。そういえば、下にはテントが張ってあった。

 

井の頭公園駅傍の三角広場。東を見て、

 

西を見る。遠くの立派な建物はトイレ。花見時には大きなトイレが必要になる。

 

トイレで終わった花便り。

 

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丸井吉祥寺店1階でランチ

2023年03月09日 | 食べ物

丸井吉祥寺店1階の多くの店が変わったとのニュースを読んで、ぐるりと回ってみた。

鮮やかなタルトをケースの中にずらりと並べた「宝石のようなフルーツタルト tartotte」に若い女性が行列していたが、並ぶのは苦手でパス。クリスベーカリー運営の「し~くんのベーグル屋さん」の商品は、14時とあってほとんで売り切れていた。

 

ということで、北品川のプリン専門店「POPOCATE(ポポカテ)」で、

クロッフル、プレーン・ワッフル(上)と、柔らかいプリン(下左)とクラシックなプリン(下右)を注文。

さすがプリン専門店、プリン好みの相方の評価も上々で、私めも、ほっ。

 

飲み物も欲しいので「chalo chalo! chai break チャロチャロ・チャイブレイク」で、

 

私はスパイス(チャイ)で、相方は煮出しミルクティー(チャイ)。

 

私は、その他にスパイスが効いたインド版のコロッケ「ワダ」を自家製パンで挟んだベジバーガー「ワダパオ」をセットにした。

上のパンを退けるとこうなる。

 

食べるのは、井の頭通りを眺めるパブリックスペース。

二人で3千円ちょっとなので、手軽に一休み兼ランチにはいいかも。

 

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2月(2)の花

2023年03月07日 | リタイヤ生活

2月20日に届いた花

 

 

 

2日後、開き始めた。

 

黄色と緑のグラデーションと、オレンジのラナンキュロス。

 

みっちり花びらが詰まった紫のラナンキュラス。

 

キンセンカ

 

色も形も様々なアネモネ。

 

お手入れ方法には「アネモネは光や温度に反応して花が開くので、暗くて涼しい場所に飾ると長持ちします。茎は腐りやすいため、こまめに水替えをし、浅めの水に飾りましょう。」とあった。まったく逆のことやってたじゃん!

 

レースフラワー

 

 

3日後、最盛期。

 

アネモネは、葉が固まってあって、茎が伸びた先に花が咲いている。

 

 

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和田秀樹の略歴と既読本リスト

2023年03月06日 | 読書2

 

和田秀樹(わだ・ひでき)

1960年大阪生まれ。東京大学医学部卒。精神科医。和田秀樹こころと体のクリニック院長。

東京大学精神神経科助手、アメリカ・カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、浴風会病院精神科勤務。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。

著書、『震災トラウマ』、『「がまん」するから老化する』、『こころの強い男の子の育て方』、『60代からの心と体がラクになる生き方』、『70歳が老化の分かれ道』、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』、『70歳からの老けない生き方』、『80歳の壁』。

その他、『心と向き合う臨床心理学』『富裕層が日本をだめにした!』『精神科医は信用できるか-心のかかりつけ医の見つけ方- 』『困った老人と上手につきあう方法』『医者よ老人を殺すな!』『心と向き合う 臨床心理学』『80代から認知症はフツー』『老人入門

 中川恵一、養老孟司、和田秀樹著『命と向き合う - 老いと日本人とがんの壁 - 』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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和田秀樹『80代から認知症はフツー』を読む

2023年03月05日 | 読書2

 

和田秀樹著『80代から認知症はフツー ボケを明るく生きる』(2022年10月15日興陽館発行)を読んだ。

 

このところ和田さんの書く刺激的題名の本が年寄りに売れていて、ひねている私は読んでやるものかと思っていた。ふと見ると、我が家のテーブルにこの本が置いてある。相方が図書館から借りたらしい。何故???

80代になった私には『80代から認知症はフツー』と言われても、嬉しくもないし、慰めにもなってないのだが、相方がそれとなく置いた本だ、一応読んでみた。

 

表紙裏にはこうある。

認知症とともに幸せに生きる

 

脳の老化は誰にも止めることはできない。85歳を過ぎれば、誰もが“フツー”に認知症になり得る。

認知症にたとえなっても、少しでも自分らしく生きられるノウハウや姿勢を伝える。

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

新書版で245ページと小さな本で、文字は大きく読みやすい。分量は少ないのだが、いくつかの本に似た内容で書いているからだろう、簡潔に、要領よく表現されていて分かりやすい。もはや名人芸?

 

内容も大半は納得できるものである。

  • 認知症の正確な知識を持つ。
  • 85歳以上の約4割、90歳以上の約6割が認知症になる。
  • 認知症にならなくても、脳は老化、いろいろな能力は衰える。
  • 認知症と診断されても、やたら恐れず、落ち込まずに、意欲的に生活する。そうすれば、ゆっくりとしか進行しない。

 

和田さんは常に流行の波に乗って要領良く動き続けていると思っていだが、何千人もの認知症患者を診察し、20年以上認知症の家族会を主宰していたり、地道な治療活動を続けてきたらしい。

 

 

和田秀樹の略歴と既読本リスト(3月6日5時にUP)

 

以下、80歳2か月の私自身のためのメモ。

 

・少なくとも、認知症になったらすぐに「何もできなくなる」というわけではありません。(p19)

・認知症の診断を早くしてもらう。早めの治療で認知症の進行を遅くできる可能性が高くなる。また、介護保険を利用できるようになるり、要支援1で週二回のデイサービスを利用で、介護予防になる。

・認知症と診断されてもされなくても、脳と体の老化は進むので、積極的、意欲的に生きよう。

・日本には認知症と診断された人が約600万人いる(日本人の20人に一人が認知症)。
85歳以上で約4割、90歳以上では約6割が認知症。

・2000年頃にはもの忘れなど軽度の症状が出始めてから物事がまったくわからなくなる重度になるまで平均で5年ほどだった。今では私の経験上、8年から10年に延びている。

 

・認知症の症状は「中核症状」と「周辺症状」(BPSD)の2つ。
「中核症状」は、記憶障害や、日付や場所がわからなくなる見当識障害、考え、判断ができない認知障害、失語、服を着れない失行、物や人にぶつかる失認、料理できない実行機能障害などで、脳の一部が機能しなくなり生じるもので、認知症になる多くに人に現れる。
「周辺症状」は、「中核症状」に環境要因が作用して生じ、暴言、暴力、妄想、徘徊、興奮など異常な行動・言動のほか、意欲低下やうつ状態、不眠、拒食など非活動的な症状。周辺症状は人間関係をよくしておくと現れにくいし、周辺症状が出ない人のほうが圧倒的に多い。(p45~47)

 

・意欲を大事にしながら、あらゆる手段を使って行動のハードルを下げる。ハードルを下げる工夫、努力をして、少しの意欲でも行動に結びつきやすくすることが重要。(p67)

・80歳過ぎても元気な人の習慣は、いつもの習慣に少しだけ変化を加えること。散歩の時間帯を変える、新しい料理を作る、初めての店で外食する、などで頭を柔軟にし、脳の老化を防ぐ。(p122~126)

・頭を刺激する会話の機会を増やし、長い文章を投稿できるブログなどでアウトプットする。(p137~138)

 

・認知症の準備はしておく。将来入る老人ホームを探しておく。認知症になったら、老人ホームへの入居は早めの方がよい。著者の考えでは、本人が家族の顔を認識できなくなったら施設に入るタイミングの一つ。認知症になった親や伴侶を嫌いになってしまった家族は精神的にも大きな負担を抱え続けることになる。

・認知症の人に対しては、やりたいことを自由にやらせて機嫌よくなってもらう。

・認知症の介護でまず必要なのは聞く力。

 

 

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伊岡瞬『白い闇の獣』を読む

2023年03月03日 | 読書2

 

伊岡瞬著『白い闇の獣』(文春文庫、い107-3、2022年12月10日文藝春秋発行)を読んだ。

裏表紙にはこうある。

小6の少女・朋美が誘拐され、殺された。捕まったのは少年3人。だが少年法に守られ、「獣」は再び野に放たれた。4年後、犯人の1人が転落死する。失踪した朋美の父・俊彦が復讐に動いたのか? 朋美の元担任・香織はある秘密を抱えながら転落現場に向かうのだが――。“慈悲なき世界”に生きることの意味を問う、著者集大成!

 

滝沢朋美の小学校の卒業式の翌日は誕生日で、母・由紀子父・俊彦と家族パーティーを予定していた。朋美は傘を持って俊彦を迎えに行こうと家を出たが戻らなかった。朋美は多摩川の河川敷で、暴行死体で発見された。知らせは先日まで朋美の担任だった北原香織にも届く。

捕まったのは3人の少年だったが、少年法に守られ、被害者家族にもその名は知らされなかった。朋美の氏名・住所・顔写真、そして被害の詳細までさらけ出されたのに。
民事事件として告訴すれば調書が手に入り、加害者の氏名なども知ることができると聞いたが、数百万円を弁護士に支払う必要があるという。

 

結局彼らは数か月から1年半で社会に出てきた。4年後、犯人の1人、19歳の小杉川は7階の自宅ベランダから転落死した。教師を辞め自宅でできるフリーの仕事に変わっていた香織は、ついつい転落現場に行ってしまったが、そこでライターの秋山満に呼びかけられる。続いて、もう一人の犯人・柴村悟19歳がビルから転落死し、残るのはもっとも凶悪な山岡だけとなった。

朋美の父・俊彦が復讐しているのだろうか? 山岡はどこにいるのか? 香織が自分を責める訳とは?

 

 

私の評価としては、★★☆☆☆(二つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

まったく反省の心がないサイコパス(反社会的パーソナリティ障害?)ともいうべき殺人者が少年であったという小説であり、「いやみす」(読んでいていやになる)小説だ。

そのうえ、朋美の父の俊彦が復讐したいのか否か、はっきりせず、香織はなんでビクビクしながら自分から事件に関わっていくのかわからず、イライラする。

といってもこれらはこの小説に対する評価ではなく、読んでいる私の感情の問題なのだが。

 

更生させることだけが少年法の目的と思わせる記述がある(?)が、更生させるのは無理な少年もなかにはいるだろうと思う私は、被害者側の心情を思い、イライラしまくった。それが著者の狙いだと思うと、余計に腹が立つ。
もちろん、感情も摩耗している年寄りの私は、本気で怒っているのではありません。一方では、こんな本があって良いし、心楽しい本ばかりでもまずいとは思っているのですが。

 

題材にイラついていて、本自体の評価をする気になれないですみません。

伊岡瞬の略歴と既読本リスト

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生兵法は大けがのもと

2023年03月01日 | 日記

 

椅子に座ってテーブルに肘をついて、ボーッとリビングを眺めていた。

「この部屋も年寄りじみて、いや年寄りらしく地味な色が多いな。赤色はないのか? 赤は?」

 

改めて室内を眺めて、赤色を探してみた。テーブルの上の目の前に多少黒みがかった深紅の湯沸かし器がある。目立ちすぎると思ったのだが、いつでも目の前にあると、見ているはずだが少しも目に入らない。

私の後ろにある明るい赤色のエスプレッソマシンは、コーヒー好きの私へのお嫁さんからのプレゼントだ。当初は毎日数回使っていたが、女房が飲まなくなってからは、午前中に一杯飲むだけで、ほとんど今では存在を意識することはない。

 

リビングの中心にある小さな台に生花がいけてある。黄色いバラ3本、ピンクのバラ2本、蘭の一種の白いデンファレ、パラパラとごくごく小さな白い花が広がるカスミソウ。そういえば、豪華な造花のアレンジメントもあったが、一年もたたずに目に入らなくなり、しまい込んでしまった。以後、毎月2回生花を届けてもらっている。生花は水替えの手間が必要だし、夏などすぐに衰えるので取り去って、一本一本少なくなってしまう。首ががっくり垂れたガーベラなどはちょん切って一輪挿しにしてまたしばらく楽しんでいるのだが。月々の生花は変化していく季節の花を楽しむことができ、徐々に花開き、やがて枯れていく過程を毎日見られるのも趣があるものだ。

 

他に、赤いものが無いかもう一度顔を上げてみると目の前の女房が赤といっても、えんじ色のカーデガンを着ていた。普段何を着ているか、ほとんど意識していない。おそらく、毎日のように着ているものだろう。
スーパーに一緒に買物に行って、何かに気をとられているうちに遅れ、はっとして女房がどこにいるのか探すときに、何を着ていたのかいつも思い出せないので困る。女房の格好に目がいかないのは愛情とは無関係だと思うのだが、「要するに関心がないということなのよね!」と、なかなか理解が得られない。いや、最近はそんなことさえ口にすることもない。

 

30年以上前、会社で日本人の男性ももう少し奥さんに気を使った方が良いとの話で盛り上がったことがあった。当時、車で十分ほどのところにあった自宅に戻り、玄関を入ると、女房が「お帰りなさい」と出迎えてくれた。ふと見ると何か雰囲気が違う。「ここだ!」と思い、すかさず「美容院へ行ったね」と言うと、女房はプイと横を向いた。

 

「もう一週間も前です!」 生兵法は大けがのもとである。

女房も生花と同じく変わっていくからこそ、2人の歴史と共に趣を増すのだと思っております。はい。

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