スイスのグリンデルワルト5日目にして、はじめての雨。山登りはやめて、スイスの首都、世界遺産の旧市街のあるベルン Bern に列車で2時間かけて出かけた。
グリンデルワルトの谷を降りる途中、川が霧で曇っている。列車はガラガラ。荷物を積み込む車両には自転車が固定されている。
インターラーケンで乗り換え、列車はトゥーン湖Thunerseeの北側に沿って走り、シュピーツSpiez、トゥーンThunを経て、Bernベルンに到着。
ベルンの駅は世界資産の古都のイメージとは異なり近代的なガラスの建物。地下に列車のホームと数十件の店がありにぎわっていた。駅前はガラスの波打つ屋根を持つ、バスやトラム(トロリー)のターミナル。
まずは、駅前からバスでローズガーデンへ。券売機でローズガーデンRosegartenを探し、ゾーン1-2、往復、2人で2.6フラン。写真はお札も使えるタイプ。
10番の Ostermundigen行きのバスに乗る。
以上、スムーズなようだが、係員の人に聞きまくり、しかも、片道でよいところを、あわててTwo way, Return, Round tickets などと知ってる英語を連発して往復を買ってしまった。
バスは、両側に石造りのアーケードのあるメインストリートを走り、時計台のところで左折して、コルンハウス橋 Kornhausbrucke を渡ってバラ園に向かう。
バラ園には、220種類、1800本のバラがあるという。時季も良かったのだろうか、多くのバラが見事に咲き誇っていた。これだけのバラの手入れは大変だろうに。
高台にあるバラ園からはアーレ Aare 川に包まれるように半島状になった旧市街の様子が良く見える。赤い屋根と石灰岩の石畳などが雨に濡れて落ち着きを増し、いかにも世界遺産。スイスは永世中立国で度重なるヨーロッパの戦争にも無関係、無傷で中世の姿を伝えているという。
そびえているのが、大聖堂 Munster の尖塔で、スイスでもっとも高いという。
バラ園のレストランでお茶を飲んで雨宿り。その後、ゆるやかな坂道を下って、 Nydeggbruke橋を渡り、旧市街へ。
つづきは次回。