スイスのグリンデルワルト滞在中、スイスの首都、世界遺産に指定された旧市街をもつベルン Bern に出かけた。
前回のローズガーデンに引き続き、旧市街を散策した。
ローズガーデンからゆるやかな坂道を下って、 Nydeggbruke橋へ。
橋からアーレAare 川を見下ろす。雨に濡れて黒味を加えた赤い屋根に、氷河からの水のためだろう、くすんだ水色の川面が映える。左にはニーデック教会 Nydeggkirche が見える。
橋を渡って旧市街のメインストリートへ入る。通りの名前は駅までの1.5kmほどの間に4回も変わるので省略。
石の建物、石畳、石のアーケード。雨に濡れて落ち着いた色になっている。
ベルンに100箇所ある噴水の中でメインストリート周辺にある11箇所の変わった像を乗せた噴水が有名だ。
道路とアーケードの境に扉があった。地下への扉だろう。今日は日曜日なのでしまっているが、地下にお店があるところもある。
ここのアーケードは世界一長いと何かに書いてあった。アーケードには店が並んでいるのだが、今日は日曜日でどの店もお休みだ。奥様もウインドショッピングのみで助かった。写真はアインシュタインの家 Einstein Hausの入口。
アインシュタインはベルンに7年間滞在し、特殊相対性理論など30本の画期的論文を作成した。また、特許局に勤め、結婚し、長男が誕生した。このアインシュタインの家 Einstein Haus は彼にとっても、世界にとってももっとも重要な場所となったのだ。
このソファーに座り、この窓から外のクラム通りを眺めていたのだろう。かってノーベル賞を目指していたものとして感慨深い。いや、小学生のときで、中学であきらめました。
1421年着工、1893年完成という後期ゴシック様式の大聖堂Munster 。
高さ100m、てっぺんまで344段の尖塔の階段を大枚4フラン支払って登った。階段はらせん状ですれ違い困難なほど狭く、暗い。
中段で外が眺められるようになっている。
ここでもう十分と思ったのだが、結局最後まで頑張って登ってしまった。
足をガクガクさせながら、階段を下りて、大聖堂内のパイプオルガンや、ステンドグラスを見る。
1530年製造の天文時計と仕掛け時計のある時計台などを見て、昼飯を食べて、早めに帰った。