hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

いざ鎌倉(2)

2007年03月12日 | 観光

3月9日は、美術館から銭洗弁財天、寿福寺と美しいものと出会える日になるはずだったが、メインはお墓めぐりになってしまった。

まず、デュフィのコレクションが多く、ローランサン展が開かれる鎌倉大谷美術館へ行ったが、26日まで閉館で、そのまま銭洗弁財天へ向かう。途中の民家で夏みかん?の山なりや、鳥が止まるカンヒザクラを眺め、急坂を登って銭洗弁財天の入口に着く。いかにも鎌倉の切通しといった風景だ。

      

プラスチック製のオーストラリアの紙幣と違い日本のお札は濡れるとあとが困るので、ざるには硬貨だけを入れてしっかり洗った。このあと硬貨はお賽銭などで次々出て行ってしまったが、増えて戻ってくるとの話を信じよう。



すこし登って鎌倉を見下ろす頼朝の像を見てから、化粧坂を下る。けっこうきつい山道で一部濡れて滑るところもあった。

   

ようやく下に下りて、「鎌倉を代表する花の寺で一年中花が絶えない」と案内にあった海蔵寺へ向かう。山門の右側に鎌倉十井の一つ 「底脱の井」(そこぬけのい)がある。桶の底がよくぬけたためとの説もあるが、底がぬけたように悟りを開いたとの意との説明があった。
境内にあったのは和紙の原料で知られる三叉の黄色い花のみ。枝が3つに分かれている。

   

境内の外れに十六井戸なるものがあるとの看板があり、大枚100円支払う。薄暗い洞くつの中をのぞくと、正面に観音菩薩像、その下に弘法大師像があり、手前に16の穴が開いていて、水がたまっているだけ。



「鎌倉唯一の尼寺で花の寺としても有名」とある英勝寺の入口をのぞくと、300円とあり、ちょうど出てきた人が首を振って「花はありませんよ」と言ったので、そのままパス。すぐ先の寿福寺へ。

寿福寺の総門から山門までまっすぐ続く石畳が絵になっている。総門を入った左側に俳句を読んで投稿する俳句ポストがある。このポストはいろいろなところで見かけた。境内は非公開だが、左手から裏山に回りこむと有名人の墓がある。

   

奥のやぐら(横穴式墓地)の中に北条正子と源実朝の五輪塔(実際は墓ではなく供養塔らしい)がある。

   

有名人として、鞍馬天狗・帰郷・パリ燃ゆの作家大仏次郎、俳句の高浜虚子、銭形平次の作家野村胡堂の墓がある。高浜虚子の子供にも孫にも星野立子など有名な俳人が多いが、いずれもここにお墓がある。

      

ビルマの竪琴の主人公のモデル水島上等兵の墓だと教えられた墓石の頭部は四角錐になっていて神道のものだという。右側にはおさかきが備えられていた。その他、十字架のクリスチャンの墓や、愛犬の墓もあった。

      

宿に車を取りに行き、光明寺で降りてから、逗子マリーナを経由して葉山へ向かった。葉山についてはまた明日。

   



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