7月2日から12日までグリンデルワルトとツェルマットに滞在し、周辺の山歩きで撮影した花を紹介する。
あくまで参考、目安として花の名前をあげる。花の名前は岡田季代子「スイスアルプス高山植物ポケットガイド」による。良く似た花が多く、何の知識もない私が本の写真と簡単に比較しただけなので、誤りも多いと思う。漠然と写真を撮るのではなく、茎や葉の写真も撮ったり、決まった距離から撮って大きさが想像つくようにするべきだったと反省している。
黄色い花
ラヌンクルス・アクリス、 キンポウゲ科、キンポウゲ属
日本のミヤマキンポウゲ、ウマノアシガタ、コモノアシガタ、オコリオコシの基本種
この花はどこにでも咲いていた。
ラヌンクルス・モンタヌス、 キンポウゲ科、キンポウゲ属
キンポウゲ科の花の区別は正直私には困難だ。ラヌンクルス・レペンス(ハイキンポウゲ)かもしれない。区別には葉の写真が有効なようだが、そこまでする?
トロリウス・エウロパエウス、 キンポウゲ科、キンポウゲ属
花が開ききらないで丸くなったままだ。
アンティリスブルネラリア、 マメ科、アンティリス属
特徴的な花で区別は容易。
ロトゥス・アルピヌス、 マメ科、ミヤコグサ属
ちょっと、とぼけた形の花だ。オレンジ色の花も混じっている。
ポリガラ・カマエブクスス、 ヒメハギ科、ヒメハギ属
写真もピンボケでどんな花なのか思い出せない
タラクサクム・オフィキナレ(セイヨウタンポポ)、 キク科、タンポポ属
本には外側の花びらが下に反り返るとある。どうみてもタンポポだ。
青い花
ゲンティアナ・クルシイ、 リンドウ科、リンドウ属
葉の形から判断したのだが、いまひとつ自信がない。
ゲンティアナ・ニパリス、 リンドウ科、リンドウ属
本の写真はもっと濃い青なのだが、ちらりと見える茎で判断した。
パトリシアアルピナ、 ゴマノハグサ科、バルトシア属
これも本の写真とは似ているような、似ていないような。
ゲラニウム・シルバティクム、 フロウソウ科、フロウソウ属
本の写真の花は紫色だが、葉が似ていた(だけ)。
赤い花
シレネ・ディオイカ、 ナデシコ科、マンテマ属、フシグロ属
珍しくピントがあった。
ポリゴヌム・ビストルタ(イブキトラノオ)、 タデ科、タデ属、イブキトラノオ属
和名のイブキトラノオは滋賀県伊吹山に多いことからつけられた名前。
ロドデンドロン・フェルジネウム(アルペンローゼ)、 ツツジ科、ツツジ属
スイス三大名花のひとつ。いろんなところに咲いていたのに良い写真がなかった。
トリフォリウム・アルピヌム、 マメ科、シャジクソウ属
バレリアナ・トリプテリス、 オミナエシ科、カノコソウ属
本に花は白―淡紅色とあったので判定。
アデノスティレス・アリアリアエ、 キク科、アデノスティレス属
本では茎がもっと細く長いのだが、葉はそっくり。
アキレア・ミレフォリウム(セイヨウノコギリソウ)、 キク科、ノコギリソウ属
これも本では茎が細く長い。
ダクティロリザ・マクラタ、 ラン科、ダクティロリザ属、ハクサンチドリ属
本の写真にかすかに見える葉の斑点から判定。
白い花
アネモネ・ナルキスシフロラ(ハクサンイチゲ)、 キンポウゲ科、イチリンソウ属
白い花は群生してあまり特徴のない花が多いので、私には区別がつかない。
シレネ・ブルガリス、 ナデシコ科、マンテマ属
本の写真では花の先が放射状に開いているのだが、いまにも開きそうなので判定。
エリオフォルム・スケウクゼリ(Scheuchzers Wallgras)、 カヤツリグサ科、ワタスゲ属
北海道・大雪山の湿原のエゾワタスゲの基本種
現地にはところどころに、白黒の絵と名前を書いた看板があるのだが、ドイツ語なので意味不明。これもその一つで、強引に本にある似たものに対応させた。
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