ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

ほんとかよ?

2010-11-22 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
今度は志鷹家で大切な跡継ぎが帰って来ねぇって大騒ぎだ!
志鷹「心配なんてしてないさ…5年前、志鷹家に待望の赤ちゃんが生まれた。男の子、でね」
めでたい話だよ…ただ、何のための俺(養子)か分からなくなって。自分の存在価値が見出せず、家に居辛くて、ね。池田のうちに戻るわけにもいかず…。こうして輝兄さんを探しながら、自分の道と選択と心のお洗濯してるって訳で…。
義経「…だから、あんの時(弟子入りの時)、人生、万が一に掛けるまで…って言ったのか」
ふいに自分の義兄 頼朝の顔を思い浮かべて「兄さん…か、心配だな。それに神薬って…」
志鷹「ん…そうなんだ。生きてさえ居てくれれば、それだけで良いんだが…」
賀茂女「…」とうつむいたから、
義経「なんだ、賀茂女。お前が暗い顔することないぞ。ほおれ弁当だ、食え」とまるで自分で作ったような顔して恩着せがましく風呂敷に包んであった三段重豪華弁当をデーンと出して並べて「ほれ箸だ!」と渡したが、どれもこれも女将さんが気を利かせて入れてくれたもんだった。しかも、九膳入っている。このじじと鬼二匹と一緒に食えってか?
賀茂女「あら!?これ、うちのお弁当箱じゃない!お母さんに作ってもらったの?」
義経「え!?お母さん??あの女将さんが信太の森の女狐 葛葉(くずは)さん?」
賀茂女「女狐(メギツネ)って…お母さんが聞いたら人間界から妖界にぶっ飛ばされるわよ」
鬼太郎とお友達になってみる?目玉親父にどつかれてみたい?
義経「へぇ、面白そうだな。でも、それで分かった!弁慶が酔い潰れるなんてあり得ないし、相当強い酒を呑んだのか?って思ってたんだよ」ほんとは葛葉さんにぶっ飛ばされたんだな。
河合「どこに疑問を持つんだよ。酒のせいで伸びてた訳じゃねぇだろ」とツッコミ入れた。
賀茂女「ま、どうせ、弁慶おじさんたちがなんか悪いさして印で魂ぶっ飛ばされたのよ」
河合「え!?魂ぶっ飛ばす?」
賀茂女「ほら、有名でしょ。安倍清明って陰陽師…印組んで四魂に喝入れるって♪」
義経「一霊四魂で直霊(なほひ)※にすんのか?陰陽師って」※正しい精神性と清き魂
賀茂女「近い!そういう類のことしてる」
河合「ほんとかよ!安倍晴明って確か美人な妖狐(ようこ)が母親って噂だけど、ほんと?」
賀茂女「で、そのハーフの私も美人でしょ?」と、うっふんと美人ポーズとったから、
義経「それが美人のポーズなのか?化けてんじゃねぇの?ドロンと」女って化けるからな。
賀茂女「私、まだお化粧して化けてないわ。すっぴんよ、すっぴん。ぴちぴちの16才よっ!」
義経「はいはい。それより、葛葉さんって有名な人なんだな。後からサイン貰っちゃおう♪」


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