元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

焼却灰溶融炉工事契約解除! 8月5日ー7日

2013年08月11日 | 日記
●8月7日(水)

     <電話人権相談日>

 朝、9時半荒神橋を渡って京都地方法務局に。今日は電話人権相談の担当日。人権擁護委員は、人権侵害などの相談や適切な処置を講じたり、人権啓発の普及にも努めるということで、市町村長が推薦し、議会の議決を得て、法務大臣から委嘱をされていて、責任も重い。
 昨年来、市会の会期中ではないときなど、この1年で数回、電話相談の担当を経験している。電話の前に座り各種の人権関係の書類など目を通しながら電話を待つが、午前中は一本もかかってこない。

 昼休みは、荒神口を下がったところの居酒屋「よしなが」にて定食。鯖の煮つけ定食で腹いっぱい。
 それから朝方、末松よしみつさんのフェイスブックを見ていたら、鴨沂高校の講堂で軽音楽部の「昼コン」に出演するとか、書いてあったので近くなので見に行く。引っ越し準備が進んでいるなあ。3階の講堂では女子のバンドが「夏まつり」を熱唱中。末松さんの出番を待つことができなかったが、出会えてよかった。これが鴨沂の現校舎でのラストイベントかな。ジュリーこと沢田研二もこの講堂で唄っていた。もう45、6年ほど前の話。
 
 午後も地方法務局の人権相談で電話の前で時間をうつらうつらしながら過ごすが、結局、相談電話は一本もなし。なんとなくほっとする。もし、日常生活において、これは人権問題ではないだろうかと感じたりされたらお電話ください。

     <民主党府議団 議会報告会>

 夜は、山科アスニ―での民主党京都府議団主催の第5回議会報告会。民主党府議団の市内選出の議員はもちろん、福知山、八幡、城陽、長岡京、木津、京田辺の選出議員らほとんどが出席。遠いところたいへんやね、と思いながら報告を聞く。
 府の予算・決算、6月議会で話題になった公務員給与の削減、亀岡に建設予定のサッカースタジアム、宇治茶の世界遺産登録、土砂災害対策、そして山科区の犯罪情勢と対策などについて説明があり質疑。
 二重行政と言われることもあり、また府市協調として連携を図られている課題もあるが、京都市内において京都府が権限をもっている行政分野は、警察、一級河川、高校、労働行政など少ない。
 参加者は50人ほどで、質疑で興味を引いたのは、山科でも指定箇所がある土砂災害警戒区域のことでのやり取りや山科警察署の治安状況や交通事故発生状況のことなど。ともあれ府会議員も色々と頑張ってることは確認できました。お疲れさん。

●8月6日(火)

 ヒロシマに原爆が投下されて68年。朝、テレビ中継を見ながら黙祷。当時、学徒動員で広島にいた親父は被爆している。被爆者手帳を持っている。マダラ症候群だが94歳になる今も元気。
 ぼくは被爆2世。「早死にする」と思っていたが64歳になって、頭髪は薄くなったが、お蔭さんでいまだ元気。
 
     <くらし環境委員会 焼却灰溶融炉工事 契約解除!> 

 今日は第2週の火曜日なので「くらし環境委員会」。理事者席に座っている職員は今日も暑いのに背広姿。

 まずは、先日新聞記事にもなった焼却灰溶融炉整備工事の契約解除について、溶融炉整備計画の始まりからの経過と住友重機工業との契約内容や着工以降の工事遅延の経過、そして試運転開始以後のダイオキシンの検出や耐火レンガの亀裂、ダストの不備など様々なトラブルが発生、総点検や性能評価会議なども開催されてきた。その結果、住友重工が約束していたこの8月31日までに引き渡しが不可能であることが明らかになったので、8月5日付で契約を解除した、という報告。
 
 ぼくがくらし環境委員長の時に住友重工の責任者を参考人として招致して意見聴取をしたこともあった案件。22年5月から工期遅延一日につき200万円の延滞損害金が支払われてきてすでに22億円が収入済額になっている。プラント整備工事費114億円など総事業費174億円がパア!
 「京都市に一切の負担をかけないように真摯に対処」するとした約束の履行を住友重工に強く求めることになる、という報告。要は、解体もして更地にしてもらい、支払った金額も返してもらうということだ。各委員から、色々と意見が述べられる。ぼくも埋め立て処分地の延命の必要性から建設には賛成してきた立場から経過を振り返りながら総論的な質疑をする。
 今後、天下の住友重工がどう対処するのか、同時に、東部山間埋立地の延命策をどうするのか、見守りたい。

 それからもう一つの報告案件は、まち美化職員がとあるマンションごみ集積所に電化製品や紙類などを不法投棄して、書類送検されたというアホみたいな案件。開いた口がふさがらん、とはこのことか。
 先日の委員会では、職員のわいせつ物なんとかで陳謝したとこ。またもやみなさん起立して陳謝。委員会での質疑は昼前に終了。

     <大阪へ フェスティバルホールを視察>

 午後は、委員会視察ということで、京阪電車に乗って大阪フェスティバルホールへの視察。築50年経った旧フェスティバルホールが取り壊されてこの春、新たに中之島フェスティバルタワーとして甦った。39階建、高さ200mの高層ビルには朝日新聞社やテナントが入り、8階までが2700席の座席のあるフェスティバルホールになった。

 委員一同、担当者の方に案内されてホールや舞台、楽屋などを見せてもらう。赤い絨毯の正面入り口から長いエスカレータ―で日常から非日常の芸術の世界へ誘われるという。舞台も広い!高所恐怖症の人には無理でしょうが、巣箱のようなバルコニー席では、某委員、ビビってました。さて、京都会館が再整備されるが、さてどんなホールになるのか、お楽しみに。
 視察終了後、同僚議員と別れて京橋で降りて、どて焼きと串カツで喉を潤して帰途に。
 
 夜は、八瀬に。関西広域小水力利用推進協議会の友人と、かつて八瀬にあったという発電所跡とケーブルカーの横にあったいう水路跡を見学してから、八瀬で小水力利用の実現を考えているグループのメンバーと懇談。何回か勉強会が持たれてきているようだが、地元のみなさんの協力が不可欠。ぼくが協力できることもありそうで色々とアドバイス。自転車の車輪を改良、利用して発電するものなど色々とあるようです。いちど実験できたらいいなあ、と思っている。

●8月5日(月)

      <岩倉出張所 今後のこと>

 事務所で雑務をしていると文化市民局の某課長が暑い中、自転車で来所。岩倉の出張所の今後のことで報告に。
「岩倉出張所の存続」を求める請願が採択されたのは、平成22年5月市会のこと。岩倉出張所が開設されたのは昭和53年。その後地下鉄烏丸線が国際会館駅まで延長され人口も増えたが、23年に左京区役所が松ケ崎に移転したので、請願は採択されたものの5年ほどの経過措置をもって左京区岩倉出張所の廃止が検討されてきた。
 で、今後の方向性として、右京区の嵯峨出張所の廃止とともに、岩倉出張所は、証明書発行センターとしての機能を残すとともに、地域住民が会議などで活用できるコミュニティセンター的な建物として残すし、出張所は廃止したいという報告。今後は、地元との協議が行われるだろうが、一定の合意ができるまでは、条例で廃止を拙速にすべきではないと進言しておく。委員会でも質疑をしようと思っている。
 
      <人権啓発活動に参加>

 午後4時からは人権擁護委員として北大路ビブレで啓発活動に参加予定でいたが、我が家近くは大したことはなかったが、京都駅地下街などは浸水したようだが、猛烈なゲリラ豪雨。しばし動けず。それで少し遅れたが、北大路ビブレで買い物客や通行する学生らに「世界がひとつの家族のように」と書かれたポストイットのメモカードを手渡す活動。民主党のビラと違って、みなさん、快く受け取ってもらいました。なおキャラクターマスコットの名前は「じんくん」です。偶然、通り過ぎる知人に久しぶりに会い、相談ごとも。

 それから今枝徳蔵議員の後援会主催の「徳ちゃんと乾杯」のビア・パーティに。今年は三夜連続とのこと。参加していた役所関係者らと色々と御喋り。

 それから二条城前の掘川遊歩道での京の新しい夏の風物詩「京の七夕」を見学。以前は、堀川はコンクリートの川?だったが、水辺に親しむ遊歩道ができてそれを活用した「京の七夕」は今年で4回目かな。芸術系の大学や企業の協賛を得て、多くの観光客が来るようになった。アイデアやね。LEDを利用した「天の川」は見ごたえがある。
 
 府庁前の友人の居酒屋「はなふさ」で一服して帰宅。

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