元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

夏まつりシーズン 7月26日ー31日  

2013年08月04日 | 日記
●7月31日(水)

    <危険な空き家対策は>

 午前中、近所の方から隣の家が空き家になって老朽化して、今にも倒れそうになっているとの相談ごと。お家に上がらしてもらって現状を見せてもらうが、確かに危なそう。地権者との話がどう進むのか、分からないが、わが近所にも空き家が増えてきた。

 他都市でも空き家対策の条例制定などが行われてきているが、京都市でも、平成20年住宅・土地統計調査によると空き家率が14.1%,約11万戸に達しているという。そこで「京都市空き家対策検討委員会」を立ち上げ検討もされてきて、「総合的な空き家対策の取組方針」を策定し、「京都市空き家の活用,適正管理等に関する条例(仮称)」骨子(案)も示されているので、担当者と対策を協議したいと思う。なお現在、市民意見募集中です。色々な相談ごとが次から次へとありますよ。

    <京都会館再整備、工事着工にむけての説明会> 

 夜は、京都会館再整備についての地元説明会がみやこめっせで開催されるので見に行く。ロームからの多額のネーミングライツ料が入り、会館の名前も「ロームシアター京都」と名前も決まり、保存云々の議論もあったが、解体作業は順調に終わり、埋蔵文化財の試掘もされていよいよ工事着工に向けて進むということで、今後の工事工程のことなど京都市と施行業者から説明。
 岡崎学区の諸団体の役員を中心に市民が集まり質疑。主には工事中の車両の搬入、搬出経路や下校する児童への安全対策など、柳の保存を訴える人もおられたのは印象的。紛糾することなく順調に終わったかな。平成28年1月が開館予定。オープニング事業検討委員会の座長は小澤征爾さんです。

 それから、吉田東通の夜市の実行委員会に。盆踊りも今年はやるそうで賑やかになりそう。また東山花灯路で使われている「行灯」を借りようかといこうこなどアイデアが次々に出てきて、相談役のぼくの宿題も多い。地域の活性化に大いに協力したいと思っている。


●7月30日(火)


    <山中伸弥京大教授の「京都市名誉市民表彰式」> 

 朝10時に国際会館に。全国コミュニティ・スクール研究大会。全国からの参加者で会場は満員。それに先立ち、ノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥京大教授の「京都市名誉市民表彰式」が行われる。京都市名誉市民第一号は湯川博士。山中博士が50人目。ちょうど50歳だとか。大阪に住んでいることを披露しながら、中学校、高校の頃に出会った先生との出会いや自由な発想で研究できたこと、そして若い世代に伝えたいことなどユーモアを交えながら話されました。これで京都市民の一員ですよ!

 で、コミュニティ・スクールとは、学校と地域が連携・協働しながらこどもたちの健全育成に努めるようと地域の人が学校運営協議会に参画して、地域ぐるみで教育を進めようという試み。平成14年に京都では始まり、現在197校にまで広がっている。全国では1570校とかで約5%らしい。貸切バスで来られたグループもあり各県の取り組み報告が予定されていたが、冒頭アイ・ビー・エムの相談役の人が講演したが、自慢話と概論でつまらなかったので途中退席。
 
 帰途、昨日相談を受けた上高野の宅地造成現場を見に行く。斜面地で畑があり、街の眺望が良いところだが、すでに開発許可の看板も出ていて造成が始まっている。擁壁が直ぐ横に立てられたらたまったもんじゃないな。
 
 午後は、左京ライフのリニュアルのことでコムペイジの牧野君と相談。それから「吉田東通の夜市」の開催のことで川端署と左京土木事務所の担当者らと相談に。今年で3回目ということで安全面には十分配慮して、楽しい夜市になるようにしたいね。

●7月29日(月)

    <市会改革推進委員会>   

 今日は毎月一回のペースで開催されている市会改革推進委員会。まずは議会基本条例の制定に向けての検討部会でまとめた市民説明会での市民からの意見について、今後条文化にあたって検討するものと、すでに実施されているなど検討しないものとの分類されて、提案がある。おおむね前回の委員会でも話題になっていたことでもあり、市民の意見をできるだけ条文化に活かそうという方向で合意。

     <議員定数及び議員報酬について意見書>

 次に、議員定数及び議員報酬について立命館大学の駒林良則教授から意見書が提出されたので、議論。意見書の結論めいたことを記しておくと、他の政令指定都市と比較しても現在の69人は多すぎることはない。最低必要な議員数は61人。議員の報酬については、2月と3月の議員の24時間の日々の議会活動や生活状況のアンケート調査が実施されてそのデーターをもとに市長の公務時間と比較してされた結果、妥当な水準といえる、と報告されるとともに、市民の理解が必要であるから、議会の活性化と一層の透明化が求められると結んでいる。

 現在、京都市会の議員報酬は。この間10%の減額措置を継続していて86万4千円だが、ここから所得税、住民税が約20万円控除され、議員団の運営費なども引かれて、手取りで60万円を切り、そこからさらに国民健康保険料や介護保険料を支払うことになる。我が家は住宅ローンも教育費も今では必要ないが、選挙資金も貯金しないといけなし青色吐息。なお市長のように退職金はないですよ!
 なおこの意見書作成のためにアンケート調査にわが「ひとくち日記」を読み返して、ぼくは回答を寄せたが、我ながら議会活動はもちろんのこと、地域活動や市民相談などよう日々動いていると思ったのだ。駒林教授といちど意見交換をしたいと思っている、という趣旨の発言をしておいた。
 選挙疲れもあり、この日の委員会での議論はちょっと低調だったかな。
 
 午前中に終わったので、議員団室で資料の整理など。また午後は、錦林小学校に「タコとケンタロー」の小田君と出向き、8月31日の「吉田東通の夜市」の開催について校長先生に説明に。
 

 事務所への来客は、上高野で宅地造成に関わり、住宅のすぐ横に擁壁が建設されるということで、なんとかなりませんか、という住民からの陳情。法的には違法開発ではないようだが、隣接地への配慮が全くされていないようだ。左京区選出の他の議員のところにも陳情に行っているということなので左京の議員で対策を練ることにしよう。
 
     <経糸の会 運営委員会> 

 夕方は、この6月に開催した「ヒューマンふれあいコンサート」の会計報告などの運営委員会。司会の岩崎絵美さんも可愛い御嬢さんと一緒に来られる。1400人を超える参加者があり、賛助金としてご協力いただいた広告収入も予算を超えてあり、運営的にも大成功でした。収益をいくつかの福祉施設に寄付をすることになる。ありがとうございました。なお著作権協会から予想を超える請求が来ているようだが、ちょっとその算定基準がぼくには理解できないなあ。ともあれ実行委員会を開催して、寄付の贈呈式や反省会を近日中にすることを決めた。
 
●7月28日(日)

     <朝粥の会 生ごみ処理のこと>

 朝8時過ぎ事務所に。毎月第4日曜日に開催しているわが事務所の「朝粥の会」。カミサンが頑張っていて今回で第38回。
 今朝の話題提供者は、市原在住、セブン環境の中村貴司さん.環境問題で色々と活動されていて、話も面白い。テーマは「クープ菌を用いた生ごみ処理のシステム」。このクープ菌は生ごみを水と炭酸ガスに分解するという優れもの。淡路島の玉ねぎの処理にも活用されたとか。
 今回の参加者は少なかったが、剣鉾仲間の子息、小学生4年生の児童が熱心に話を聞いているのが実に印象的でした。将来は科学博士だね!楽しみ。

      <左京区民ふれあいまつり>

 ぼくは中座して、吉田神社へ。今日は神輿や祭具の「虫干し」の日。ほぼ終わっていたが、神輿の担ぎ手である今宮会の東会長らが、京大の学生さんらと神輿担ぎの練習。

 それから岡崎の「みやこめっせ」での「左京区民ふれあいまつり」に。オープニングは「京炎そでふれチーム」のよる踊り。男女の学生が汗を流して舞台で躍動。オープニングセレモニーは実行委員長の山岡景一郎平安女学院学長と市長が挨拶。岡崎中学校のブラスバンドや大奈のコンサートが午前中にあり、ぼくは各ブースのみなさんに挨拶をして、別の会場で開催されていた「みやこめっせサマーフェスタ」にも顔を出す。各国留学生などのお国自慢の料理の出店があり、丸太列車やハンバーガーを模ったふわふわエア遊具など子供にも人気。

 関係者にと喋って、また「左京ふれあいまつり」に。第四錦林小学校の児童による「剣鉾・和太鼓」が披露されるということで吉田剣鉾保存会の一員としてお手伝い。子どもたちは日頃の練習の成果を発揮できました。それからぼくも大ファンの歌手、ヒャンハ改めKANATUちゃんの舞台をしば見る。彼女は在日三世。小さなときからの知り合い。ますます綺麗になってきたし、歌も上手くなってきたし、踊りもいいよ!がんばりや!

      <「グレイトアース京都」>

 それから市役所に。去年は開催されなかったが、真夏の京都での自転車ライダーの祭典、「アースライド」と今までは呼ばれていたが、今年から「グレイトアース京都」と名付けたイベント。全国から400人近い参加者が、嵐山や下鴨神社、岡崎公園などのステーションを回って市役所前にゴール。主宰者の坂口君は、京都精華大学のヤンチャ学生だったという。縁あって、ぼくは実行委員会の相談役。京都サイクリング協会の面々の支援があって実施できる。
 公務多忙な中、市長も激励に駆けつけてくれて感謝。熱中症にかかるライダーもいなくて、また事故もなく無事に終了。来年は、真夏は止めようね。

 閉会セレモニーまで付き合ってから、第三錦林小学校の夏まつりに自転車で行く。ぼくはママチャリライダーだよ。昨年から始まったこの第三錦林の夏まつり。浄楽学区と東山錦林学区の各種団体やおやじの会やPTAのみなさんが活躍。いった時には雨が降り出したが、なんとか止んでよかった。

 30分ほど知り合いと喋って、次は吉田剣鉾保存会の直会(なおらい)に。昨日の吉田区民ふれあいまつりでの剣鉾を披露したのと今日の子ども剣鉾の手伝いを終えて京都造形大学の女子学生も参加しての直会。缶ビールを飲みながらのお疲れさん会。次は10月13日の吉田は今宮社の神幸祭に向けてまた練習しないといけないなあ。

 またこの直会も途中退席して京阪丸太町駅のクラブメトロでの「グレートアース」のアフターパーティに。遅かったので残っているメンバーは少なかったが、ゴールドスプリント選手権とかいうそうだが、舞台の2台の自転車が置いてあり、背景には競輪場の風景が流れて、その脚力を競う大会。安田大サーカスの団長、自転車芸人安田団長や京都生まれのトライアスロンの白戸太郎君が奮闘。それにしても主宰者の坂口君の脚力はすごいな!ぼくもチャレンジしようと思ったが、酔っ払い気味だったのでやめた。やってたら救急車を呼ばないかんかったよね。朝から晩まで今日もよく我ながら動きました。ああシンド。

●7月27日(土)

     <参議院選挙 反省会?>

 選挙終わって1週間。午後1時から緊急の民主党京都府連幹事総会。
 正面には山井会長、前原、泉、福山、松井議員ら国会議員と執行部役員の府市会議員と北神候補が並び、会場には、民主党所属の府市会議員に政策委員ら50人ほどが集う。北神候補の敗北を受けて重苦しい雰囲気が会場に漂う。
 山井会長のお詫びから始まり、北神候補からは、心強い仲間に支えられてこれ以上の闘いはできなかった、と感謝の言葉と力不足で勝てなかったお詫び。元気そうな顔でほっとした。
 また中京補欠選挙に出て敗北した古沢君は、いちから出直し、これからもがんばる!と挨拶。蛮勇だったけれどようがんばった。まだまだ若い、これからだよ!
 松井孝治議員は13年間のお礼と北神さんにバトンタッチできなかった悔しさをにじませたが、大学教授の仕事も決まっていてよかったね。福山議員は、民主党本部の執行部の責任問題にも言及した議員総会での発言の意図などについて報告。前原議員もお詫びと厳しい視線の中で再生に向けてどうするのか発言。大学時代からの付き合いのある北神候補を落選させてその胸中はいかに苦しいか、とぼくは思う。

 そして参加していた各自治体議員や元議員から10数人の参加者が、それぞれの思いを発言。

 ぼくも発言する。社会党時代から政治経験30年を超える。当時は、負け戦が続き、笹野選挙で参議院京都選挙区で自共の指定席を崩し、その後、民主党京都が結成されて、以降は勝ってきた。しかし、今回の選挙は、全国の民主党はともかく、京都の民主党は前原、山井議員を先頭に、なんとしても勝つという思いで闘ってきた。この敗北は、実に厳しい結果だ。ここからどう出直すのか、再来年の統一自治体選挙に向けて、地道にがんばるしかない。現職の国会議員120人が真剣に今後のことを考えて欲しい。
 そして京都の4人の国会議員は、結束して、今後動いてほしいなど、その他苦言も交えて、きっちり総括して、どう立て直すのか、考えていきたい、と締めくくった。
 3時過ぎまで各参加者から率直な意見が出された。問題は、ここからどう出直せるのかだ!陽はまた昇ることを信じて、ネバーギブアップ!

      <吉田区民夏まつり>

 4時前には、わが母校第四錦林小学校グランドでの「吉田区民夏まつり」。ぼくが剣鉾差しとしてデビューしたのは59歳のときか、今回は選挙や出張で練習をしなかったから不安だったが、なんとか差し切れたかな。京都造形大学の女子学生も頑張り晴れ姿を披露して、第四錦林小学校の児童たちもクラブ活動で練習してきた成果を披露して保護者の皆さんから拍手喝采。会場では各種団体が焼きそばや餃子、パンやおにぎりなどの出店を出しPTAの皆さんによるゲームコーナーなど吉田の夏まつりのいつもの賑わいでした。
 高城左京区長も来てくれていていました。感謝。

      <夏まつり 3か所をハシゴ>

 剣鉾を差し終えてから各ブースのみなさん挨拶して着替えてから次の夏まつりに。大忙しだよ。まずは、この4月に小学校が統合されて児童が錦林小学校に通うことになった元新洞小学校に。新洞学区の夏まつり。前校長の松下先生や地域の役員さんらと缶ビールを飲みながら懇談。地域の結束は固そうです。

 しばし喋ってから、左京東部サマーフェスティバルに。去年は嵐の中での開催だった。今年は好天に恵まれて、舞台ではカラオケ大会。女性の自治会長さんが頑張っているよ。以前は行政の関係者が多かったが、地域に根差した夏まつりとしてええ雰囲気。焼きそばなど食べてもう満腹!地元のお寺のご住職から色々と要望をお聞きする。

 それから、錦林小学校で開催されている聖護院学区の夏まつりにも行く。消防団やまち美化事務所の職員、女性会のみなさんなど諸団体の役員さんらが大活躍。たくさんの子どもたちも大喜び。今年は、「タコとケンタロー」がタコ焼きやを出店。店主のケンタロー君、必死の形相で格闘中。常連客のみなさんがお手伝いしているのはよかった。ハープ奏者の上野円さんもい浴衣姿でお手伝い。ご苦労さん!なんやかんやで帰宅したのは午後11時前。くたびれました。明日も忙しいぞ!


●7月26日(金)

 午前中溜まった郵便物なので整理などの雑用。
 昼過ぎ、宇治の方の病院に知人の見舞いに行くが、面会できず。また夕方には、京大病院に親しい人の見舞いに。少し元気になられた様子でほっとした。選挙のときのお疲れもあったようで申し訳ない。

 午後8時前には、吉田神社の境内での剣鉾の練習に。明日の「吉田学区ふれあいまつり」に向けて1週間ほど前から集中練習が始まっていたが、選挙と出張で参加できなかった。夜空を見上げながら、汗だくになって5回ほど差す。もう足腰がパンパン。もう5年目ぐらいになる足の運びが全く上達せず。ぼくにとってはぶっつけ本番。
 京都造形大学の女子学生たちが実に元気に練習を繰り返しているのに驚きました。


 参議院選挙が終わってからの政界の動きについて。まずは、わが民主党、細野幹事長が辞任。海江田万里代表はそのまま。「万事休す」という4字熟語があるが、「万里休す」なのに、辞めませんか?また東京選挙区で公認候補を応援せずに無所属で出馬した候補を応援したと菅直人元代表の処遇を巡って右往左往しているのも滑稽だ。また一議席しかとれなかったわが古巣の社民党は、福島みずほ代表が辞任。もう消滅やな。

 ところで、京都市の2012年度の一般会計と公営企業会計の決算概況が発表された。一般会計の実質収支は、人件費の削減や市税の徴収率向上などで19億円のプラスで、3年連続で黒字となった。公営企業などを含む全22会計の連結実質収支は、地下鉄や市バスの経営改善などで、黒字が前年度の85億円から170億円程度に拡大した、と京都新聞に書かれている。9月中旬から始まる決算市会で議論されることになる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする