元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

小林正明議長、辞任! 7月12日ー15日

2011年07月18日 | 日記
●7月15日(金)
 
      <小林正明議長、辞任!>

 京都市会にちょっとした地震。この5月に就任したてホヤホヤの小林正明議長(自民)が辞任を表明と読売新聞には大きな記事。在日外国人から5百万円を借りて提訴されたことに端を発して、資産公開条例にもとづいての報告をしていなかったということ。テレビカメラや新聞記者がウロウロ、午後、理事会で辞任を表明したという。8月2日に臨時市会が開催されて、新たな議長選出が行われることになる。不祥事で議長が辞任するのは前代未聞や!

      <市会改革委員会>

 バタバタする空気の中、10時から市会改革委員会。各会派から20人の委員が円卓を囲んでのやり取り。

 まずは交渉会派の基準と代表質疑における非交渉会派の取り扱いについて自民党、共産、民主、公明、京都党の順番で考え方について発言。京都市会では長年5人が交渉会派として認められてきたが、京都党は所属議員が4人ということで悩ましい問題。代表質疑については、認める方向になるのかな?1人会派については、現在無所属二人で会派を結成しているので大して議論にならず。本会議の発言の順番は、慣例で大会派順だが、小会派の悲哀でぼく自身がラストバッターで登壇したことも多いのでなんとかならんやろか?

 本会議における一般質問(個人質問)は、民主として概ね今まで通りでいいという意見が多いものの、ぼくが1期目、社会党を除名になって10ヶ月ほど無所属でいたが、年4回の定例市会のテレビ中継がされる前は、それでも質問ができたことなど過去の経過を踏まえて、より討論する議会として個人質問ができるようになった方がいいとウンチクを傾けた。

 市会事務局に対して答弁を求めることもあったが、議員同士が議論をするというのは、有意義だ。これぞ議会の活性化だ。会議録作成部数については、経費削減の視点で議論されたが、アナログ世代としては印刷物で残すことが大事だと思っている。

 午後2時から市会改革委員会は再開されて、名古屋市、さいたま市、会津若松市の議会基本条例について市会事務局からその概要や制定までの経過などを説明される。今後、議論されることになる。

 夕方まで議員団室にて、来週開催する政令指定都市政策協議会のことでホテルや関係者打ち合わせ。なにしろ100人の参加者で色々と手配がたいへんだ。

●7月14日(木)

       <市民参加型コミュニティサイトの立ち上げに向けて>

 午前中、事務所にはコムページの牧野君が来所。「鈴木マサホの創ろう語ろう楽しもうー京都・左京LIFE(仮称)」 という市民参加型コミュニティサイトを立ち上げの話。サンプルができたので早速、ぼくのホームページ上にアップした。サポーターになってくれる人を募集中。8月末の正式オープンに向けて本格的に準備をすることにした。ご協力のほどよろしくお願いします。

       <雲ゲ畑の京都バス廃止問題の行くへ>
       
 昼前、議員団室にて北区選出の片桐議員と一緒に雲ヶ畑への京都バスの廃止問題について、この間の京都市の取り組みについて、都市計画局の「歩くまち京都推進室」の担当者と水田交通政策監と経過や今後の方向性について懇談。高校時代には山岳部で北山を歩いたが、京都バスがその足だった。

 雲ヶ畑は人口も減り乗客数ががた減り。アンケートをとったり、地元との協議もされているようだが、京都バスは来年4月に廃止の意向だ。地元住民を中心に乗客増対策を含めて考えることも大事だと思うが、交通不便地域として他の交通手段や行政の援助も考えなければならないだろう。志明院の田中真澄住職も存続を願い、著名な文化人などに呼びかけて署名活動を始めるとのこと。

       <家庭動物相談所を視察>

 午後は、同僚の議員4人で、上鳥羽にある京都市家庭動物相談所に。昭和54年に現在地にオープンしたこの施設は、平成18年の改正動物の愛護と管理に関する法律の施行によって、因みに犬は200数頭、ネコは2千頭弱が毎年引き取られている。特にこの2,3年は殺処分を減少させて市民への譲渡することに力を注いでいる。犬房やネコの園舎などを見学。ちょうど獣医さんがネコの避妊手術を丁寧にしているところ。これは見るのはちょっと苦手やな。

 暑い中、獣医さんや飼育係の人は散歩にも連れて行かないかんし、動物の世話は盆も正月もないという。向かいの上鳥羽公園も見学。ローラースケート場が古ぼけた感じ。この公園でドッグランができたらいいなあという声も。

 夕方、事務所で色々と明日の市会改革委員会の資料など読んだり。

●7月13日(水)

       <貴船へ> 

 昼前、わが議員団のスタッフ中野涼君を伴って貴船は「栃喜久」に。この25日に予定している民主党政令指定都市政策協議会の総会と研修会終了後、清流流れる川床で京都の夏を堪能してもらおうとすき焼で懇親会を計画。19の政令指定都市から100人の参加者が来ることになり打ち合わせに。なにしろ大人数なのでちょっとたいへんかな。お世話になりますよ。

       <弁護士事務所で相談>

 午後は、寺町夷川法律事務所に小原健司弁護士を訪問。つい先日開所した所で、ランの花が一杯。この間の「岡本倶楽部」や「ふるさと牧場」に関係する悪徳商法の被害者に対して、ぼくの名前や他の市会議員の名前を悪用して、返還金がどうのこうのという「二次被害」騒ぎについて対処の相談に。もう許せんのだ!これ以上広がるなら告発などの法的な措置や記者会見を開くことも念頭において、今後のアドバイスをお願いする。

 夕方は、高野川ライオンズクラブの今年度の初例会に。親クラブの天神川ライオンスクラブのメンバーの方が多い。ぼくがメンバーになって10数年は経つのかな。左京小学生バレーボール大会だけは続けられたらいいなあ、と思っている。

       <災害ボランティア支援センターの研修会>

 7時過ぎからは、民主党京都府連での京都災害ボランティア支援センターの研修会。国会議員秘書や市会議員など30人ほどの参加者。参事の吉村雄之佑さんが、彼の今までの各災害におけるボランティア活動での多彩な経験を踏まえて、3・11以降の陸前高田などでの活動について、とりわけボランティアバスで参加する場合の注意点などが話された。ぼくは、いつかの時点で、現地に行きたいと思っているが、さてどうしようかな、と悩んでいるところ。

●7月12日(火)

      <動物園へ>

 午前中、聖護院在住のイラストレーター斎藤尚さんと一緒に動物園に。彼女の描いたパズル模様の動物たちの絵葉書が可愛いので、動物園のショップで販売できないか、と園長らと売り込みに。ショップは、NPO「京都市動物園ふぁみりー」が運営しているとのことで、午後、改めて動物園にお邪魔して理事長さんらにお会いする。

 ショップでは、動物イラストの絵葉書もなかったこともあるが、即決。キリンやカバや象等、彼女の製作した絵葉書がそのうち売られます。また秋には、わが事務所のカルチャーガーデン「吉田の森」にて彼女の個展を開催する予定です。なお京都市動物園は再整備計画が進行中。暑さで動物たちもグッタリいていたが、ぜひお出かけ下さい。

      <京都市住宅供給公社にて>

 午後は、住宅供給公社に。演劇集団「笑いの内閣」の高間響君が、仕事としてこの5月から始めた「ヤナルボックス」なるエレベーターに設置する防災グッズの紹介を兼ねてお邪魔する。
 エレベーターが故障や地震で止まって閉じこめられても、大丈夫なように充電式のラジオや水、非常食に簡易トイレなど詰め込んだアイデア商品なのだ。

 所内では、大震災による被災者の方の生活再建を支援するため,市営住宅の提供や民間住宅を借上げ,住宅を提供する「被災者向け住宅情報センター」が設置されて、電話での応対や窓口に来られた方への相談など忙しそうにされていた。ご苦労さんです。

      <環境問題研究会ー講師は「門川さん」> 

 夕方は、三条京阪近くの現代医学研究所・川合診療所での環境問題研究会に久しぶりに参加」。ぼくが話題提供をしたのは昨年10月だったかな。

 今日の講師は、門川大作さん。「京都力を活かした新たな挑戦」というタイトルで、特に環境政策について気楽な感じでお喋り。

 閑話休題。出席者の石田紀郎、槌田劭さんらは、門川市長が教育委員会の係長時代か、30年ほど前、「京都の水問題を考える会」を中心に「学校給食から合成洗剤を追放し、石けんの使用を求める」運動を展開して請願が82年1月に採択。その頃から丁々発止をしていた間柄。京都市学校給食労働組合の理解も得て82年7校で石けんを試行。92年には京都市の全小学校で石けんに切り替えられたのだ。

 ぼくも議員になる前、市民運動の一員としてこの石けん問題や教育委員会の傍聴問題や君が代問題で、当時の門川係長とやり合っていたのだよ。

 環境問題では、雲ゲ畑の志明院の住職、田中真澄さんも参加されていて、鹿や猪、猿のこと、鴨川のこと、ナラ枯れのこと、林業のこと、コンビニの24時間営業のこと、マイボトルのことなど話題は豊富。「門川さん」は、リラックスして缶ビールを飲みながらの二次会にも。

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