奇跡への絆

図師ひろき

9月定例議会を振り返って

2007年10月01日 17時28分49秒 | Weblog

 今定例議会は「裏金解明議会」と言っても過言ではなかったでしょう。
 9月5日に裏金調査の最終報告書が執行部側から示され、その内容について代表質問及び一般質問そして委員会審議において、みっちり精査する。その協議内容を県政報告することにより県政信頼回復の一翼を担う。そんな意気込みで臨みました。

 まず代表質問。
 松田代表を先頭に、愛みやざき一丸となってガチンコで執行部と相対しました。与えられた時間の中でできる限りの追求をし、「預け」や「書き換え」とは違った「肩代わり」と言った公金流用の実態を明らかにすることができました。

 委員会審議では、各部課より詳細な報告があり、具体的にどの課がどういう手法で裏金を捻出し、そして購入または流用したかを提示された資料で突き合わせをしていきました。

 今回の議会で心残りが2つあります。
 1つは、この裏金問題は決して執行部だけの責任ではなく、議員も一般県民とは役割が違うのだから、執行部と共に連帯責任を負う覚悟を形にできなかったこと。これも会派一丸となって提言しましたが、受け入れてもらえませんでした。
 2つ目は、机の上だけの協議ではなく、実際現地に出向いて公金流用で購入された物品が、その課に存在するのか確認ができなかったこと。現地確認をすることは、新たな問題を指摘するためではなく、購入方法は誤りであったにしても、購入物品が公務に役立っていることの確認ができれば、裏金問題の落とし所にできるのでは考えたからです。現地確認は、11月の決算審査のときまで継続案件となりました。
 
 「膿を出し切る」
 そして再出発です。
 入札制度見直し。産地偽造問題。産業開発青年隊廃止案そして議会改革!など取り組むべき事項は山積みです。

 流されることなくうやむやにすることなく、1つ1つのことに県民の方が納得していただける答えを出し、前進して行きます。