奇跡への絆

図師ひろき

握手

2007年10月25日 10時44分54秒 | Weblog

 先日、高鍋町で開催された視覚障がい者のグランドゴルフ大会に参加してきました。
 抜ける様な秋空のもと、県内各地から50名ほどの当事者と150名ものボランティアの方々がともに手を取り、大会を盛り上げていました。
 私もボランティア兼選手として、全ホール周らせていただき、おもいっきり日焼けしました。
 皆さん視覚に障がいはあれど、他の感覚は我々よりはるかに優れ、スコアは健常者とあまりかわらないほどでした。

 新しい発見がありました。
 視覚障がい者がグランドゴルフをする際の道具は、スティック・ボール・ボールを入れるゴールそしてもう1つ。そのゴールに動物の鳴き声やラッパの音が発信されるボックスが付いています。はじめて見ました!

 ボランティアの方が
「次は犬の鳴き声です。」
「次は太鼓の音です。」
と案内されると、当事者の方は、その音で方向と距離を瞬時に判断され、セットアップされたボールを迷いなく打っていくのです。
 
 なんと当事者のホールインワンを出され、目の前で見ました!!

 笑顔いっぱいの一日でした。

 閉会式も終わり、当事者の方々にお礼の挨拶に周っていると再び驚かされました。
 こちらから
「ありがとうございました。」
と声をかけると、サッと握手のため手を差し出していただけるのです。それも私が最も手が握りやすい位置にです。
 相手の方はほとんど私より背が低いので、私が腰をかがめて握手するべきなのですが、私の
「ありがとうございました。」
の声で私の背の高さや距離間を判断され、私のへその高さにサッと手を出していただけるのです。
 どの方も私のびっくりしている表情が見えているかのように、ニコニコとされていました。

 温かい優しい時間と握手をありがとうございました。




 





 


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