11/18の泊まりは大月町の部屋数2つの小さなペンション 「みなみ風」、この日は私たちだけであった。
(宿はだいたいじゃらんで探したり予約するけれど、以前泊まった宿で匂いが気になったことがあり、ペット可のペンションなどは最初から除外)
県道のバス停からちょっと山あいに入って、何もない畑の先にぽつんと建っている。
場所が分かりにくいからと予約後に届いた説明地図の葉書があったので、真っ暗な道でも何とか辿れた。
こんなところで迷ってしまったら、いったいどうなるやら。
パッチワークやステンドガラスなど、手作り感いっぱいのアットホームな宿だけど、少しの生活感もなく完璧な清潔感でくつろげた。
洗面トイレと大きな浴室は部屋ごとに付属している。
掃出し窓の外は板貼りのテラスが続き、部屋からスリッパでそのまま出られて、スバルや上りくるオリオンなど私は20分以上満点の星を眺めていた。双眼鏡か天体望遠鏡を持ってきたらよかったぁ。
手作りパンと地元の食材を使った夕食は量は多くないけど、野菜、お肉も美味しく私たち中高年には十分。
メイン料理?のパエリアは、見栄えはよいんだけど、ふつうのふっくら白いご飯ともう1品おかずがあったほうがよいかも。
朝の食堂
ペンションみなみ風の外観、後方の山の上に発電風車がいくつか回っている。
玄関と食堂の中2階
2部屋あるうちの泊まった部屋のプレート(青い鯨)もう一部屋のは赤いなんだったかな。珊瑚礁?ちゃうなぁ。
焼き立てほかほかのパンが美味しい朝食
11/19 玄関の前でツーショットを撮ってもらい、控えめで優しいオーナーご夫妻の笑顔に見送られて、車で1時間ちょっとの愛媛県宇和の外泊(そとどまり)の石垣の里へ。
車旅はあまり予定も立てず、気の向くままにタイヤを向かわせられるし、夫にるるぶで見た石垣の里を要望。
外泊地区は幕末から明治の初めに急斜面に開かれた村で、海からの強風や塩害を防ぐために昔の人たちが村中にびっしりと石垣を築き上げた。
軒先に迫る高さの石垣も、海の様子を見るための窓のところだけはへこましてある。↑
最近まで家が建っていたと思われる空き地に、浴室のタイル製の風呂桶部分だけ残されていたり。
売地の看板が立っていた敷地もあった。足腰丈夫じゃないと石段の上り下りがたいへんそうだ。
ここも野性のツワブキとノジギクが石垣を彩っていた。
昭和の半ば頃までは、この狭い段々畑もきれいに田んぼになっていたんやろね。
だんだん館(資料や物産店)のそばの石人形たち。
斜面の上奥の方はもはや山林化されてしまっていて、石垣も手入れをしないと、たちまち雑草に覆われてしまうみたいです。
高台からみた村の一望。石垣に囲まれて、今も住民が静かに暮らしている。
地元の子どもたちが描いたのかな、あちこちに小さな石の絵が置かれていた。
お城でも宿場町でもなく、ふつうの民家がこれだけ完璧に石垣に覆われているのがなんだか不思議な光景で、木造は弱いけれど、石は強いものだと改めて感じたのだった。
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場所がわかりずらいとはいえ
こんな雰囲気の宿は ほっとできてうれしいですよね
そして 石垣の村と海
自然と共存するために人々が知恵をしぼった結果の
この風景 いいですね!!
つづき楽しみにしてまっせ~
ツアーなんかに入るより、二人だけのほうが楽しい様な・・・(わが夫婦は)
ちょっと残念な気もします。
一人や友人たちとなら、まだまだ今後どこへも遠出出来るけど!
本当に行きたい時に行っておかないとね!
ご主人お若いうちに!お二人でも!あちこち旅行してください!
石崖のあたり・・・一瞬・・中国?と思いましたよ!
自然だけの風景もいいですが、人の営みが形になって残っている自然物がいいですね。
ヒマがないので四国旅行記、いつ完成するやら。
■ささゆりさんへ■
私も夫と2人旅はツアーに入ったことないです。
あっち行こう、こっちにしよう、と夫なら融通効きますしね。(笑)
なるほど、中国の石垣風景に見えますね、行ったことないけど(笑)