「木挽町のあだ討ち」
そんなに分厚い本ではないけど、改行が少なく、昨今のスカスカ本と違って、ぎっしり長編感あり。
前半はグダグダ饒舌文章に時間かかったけど、後半はぐいぐい読めて面白かった。
木挽町の芝居小屋「森田座」で働く訳ありの木戸案内人、戯作者、楽屋の繕い人女形、小道具作り職人に、殺陣指導浪人。
そこに武士道を掲げて、美少年藩士が仇討ちにやってくる。
直木賞に山本周五郎賞受賞、そりゃ読みでがあるはず、の文章に、最後はこう来たか!の展開。
少し前に読んだ本
内容は30年以上?前の、お洒落でお金持ちの高齢の祖母と行くロンドン見て歩記。
高級ホテル(リッツ?)に泊まり、専属バトラーさんと心温まるふれあいなど、インターネットもなかった古き良き時代の旅。
同じ頃1994年に初めての海外旅でロンドンに行ったことのある私には街の雰囲気がなんか懐かしかった。
イヤイヤ、安宿だったし、2回目もツアーだったし。
これは雲の上の階層のお話です。
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