『空飛ぶ広報室』

山田池公園

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私にとって、本はエンタテインメントでしかなく、本から人生学んだり、大感激することはないけれど、モヤモヤ気分のときには気を紛らわせてくれる。
とりあえずは、ま、本でも読んどこ。
返却日が迫っているしそれなりに気分転換できたし。
『空飛ぶ広報室』　有川浩（幻冬社）
想いも寄らぬ事故でブルーインパルスのパイロットの道を断たれて航空自衛隊の広報室に配属された空井大祐、報道記者から外され気の進まない自衛隊に取材にやってきた稲葉リカ、失意の２人を中心に広報室の個性ある上司や同僚といっしょに自衛隊キャンペーンを作り上げていく。

「自衛隊が動くときは基本的に不幸なことがあったときだ。だから自衛隊は訓練を重ねながらも出動しないこと、無用の長物であることを望まれる。」
「新聞や出版媒体に発表されると信憑性があるから載っていると思われる」
「僕らを理解してもらわないといけないのは、僕ら(自衛隊)に興味がない人たちです。」

3年前、航空自衛隊浜松広報館「エアーパーク」でつなぎのフライトスーツを着用したのが楽しかったな。

2日間で460ページのハードカバー本を読み上げた。
『県庁おもてなし課』もそうだったが、有川浩の本はノリがいいのであっという間にグイグイ読めてしまう。
ちょっと軽過ぎへん？と思うくらいに。
そういえば、ブルーインパルスがようやく被災後の松島基地に戻れることになり、九州で最後のアクロバット飛行を行ったとニュースで言ってた。

この原作のテレビドラマが4月から始まる。
新垣結衣と綾野剛が主人公、上司に柴田恭兵、妥当な線かな。楽しみ。