今年度上半期の直木賞受賞作である。
明治初め、実在の画家河鍋暁斎の娘暁翠を主人公にした小説。
チャチャっと読んでしまいたい私には辛気臭い描写もあるが、1日で完読したので読みやすかったんだろう。
そういえば、同じ作家の「若冲」も読んだっけ。
読書も根気がなくなって、結末だけわかればいいや、みたいな雑な読み方になっている。どうせあらすじもすぐに忘れてしまうし。
今年もあと2週間になってしまったが、過ぎ去りしことや先のことをあまり思い浮かべることなく、ただ淡々と毎日を暮らしている。
そうやって年取っていくのは案外いいことなんやろうと思う。