ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

【マリーゴールドホテルで会いましょう】

2013-02-13 13:14:20 | 映画
新聞のお勧め映画評にも載っていて、絶対に見に行こうと即断、昨日実行。
上映は大阪梅田と京都でしかやってないので、時間的交通費的にはほぼ同じな分、雑踏イヤで、京都二条シネマに初めて行った。

それこそ雑踏喧噪のインドの町、長期滞在型豪華シニアホテルへやってきた英国人7人。
夫が亡くなってみれば妻が知らなかった借金があって、家を手放した女性(ジュディ・デンチ)
夫の言うままに気の進まないインドに付いて来た潔癖症な妻、夫婦連れ。
若かりし頃にインドで暮らしたときに思いを寄せた人に会いに来たゲイの男性。
メイドを長く務めた挙句、骨折してインドで手術リハビリをする人種偏見ありの女性(マギー・スミス)
恋愛至上主義の独身男に、女。

やってくれば、インド人の支配人はお調子者の若者で、部屋にドアもないようなおんぼろホテル。
それでも、皆、少しずつなじんで、できることから興味のあることから始めて、楽しみを見いだせるように。
7人もいるとそれぞれにエピソードや小さなドラマが絡み合って面白く展開していく。
年を取るってこともそんなに悪くないんじゃない?と思える。

冒頭、ジュディ・デンチが電話に向かってネットの接続業者と会話している場面。
「無線ランとWiFiの違いは?」と訊いているのがリアル感たっぷりだ(笑)
「パスワードがわからないのですが?」の質問に「登録された方と交代してください」と言われ、「登録した夫は亡くなりました」と絶句。
結局、息子にやってもらうことになるんだけど。リアルですねぇ。

そして、インドからブログ発信続ける彼女はエライ!

ま、シニア向け映画だと言われたらそれまでだけど、若い支配人とその恋人も花を添えて、元気になります。
ラスト、インドの雑踏をさっそうとバイク二人乗りで走る抜けていく我らが世代、まだまだできることありそうね。