苔にも春の光 kissデジN EF70-300mmIS
本日も快晴なり。
大阪まで行く用があったので、ついでに「プーシキン美術館展」へ。
有名な画家の絵がいっぱい展示されているので、見ごたえがある。
有名といっても、カレンダーでよく見かけるセザンヌやルノアール、美術の教科書で名前を見知っているものだけど、庶民にはわかりやすい展覧会で楽しめた。
近代フランス画は全般に鮮やかで明朗なので、鑑賞していても気持がいい。
図版やカレンダーの印象より、ホンモノはもっと色がキレイで、今、そこで描かれたばかりの感じがした。
印象派から順番に見やすく展示されているので、絵の移り変わりがよくわかる。
写実的な印象派から、奥行きのない、または奥行き感を無視した絵になって抽象画に変わって行く過程や、浮世絵の写楽の役者絵の手みたいな肖像画もあって面白かった。
今回の目玉商品、出目金ではないけど、マティスの赤い「金魚」の絵は大きくて明るくて色彩が豊かで惚れ惚れ。
金魚の眼が上目遣いのやら、寄り眼やら、眠たげ眼のが居て、こういうところも生き生きリアルな金魚になっているんだろうね。
写真を撮るようになってから、幅広い観点から絵を見ることができるようになった気がする。
お土産グッズ、マティスの金魚のクリアファイルが欲しかったのに、売り切れなのか見当たらず、マティスの付箋にしておいた。
右・・・3種類の付箋がセットされているけど、使うのがちょっともったいないような…
午後1時過ぎに入って、2時半頃に出てきたら、入り口のところで入場制限をしていたので、お出かけはお早めに。
4月2日まで、残りわずか。今日がんばって行ってきてよかったな。