ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

蹴上 「何有荘」

2005-04-30 21:02:25 | 花&植物
何有荘

昨日の続き。
蹴上インクラインを通って、南禅寺方面にブラブラ歩いていたら、
「100年ぶりの一般公開 何有荘(かいうそう)」という看板があった。
聞いた事もないお庭だけど、100年ぶりにつられて入ってみた。
元は南禅寺の塔頭(たっちゅう)で明治時代に稲畑勝太郎氏が復興。
東山を借景にして6千坪の斜面を利用した庭に、池や滝、せせらぎを配し、明治天皇も訪れた茶室、鐘楼、本堂、京都市街が望める展望台などが点在する。
上の写真はかやぶきの待合「残月亭」
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和風洋館

迎賓館として用いられた洋館。
内部も見ごたえがあるらしいが、非公開。
明治天皇が一般人と同じ門から入るのは畏れ多いとのことで、庭の奥の山の頂付近にトンネルが掘られ蹴上側からの特別の入り口がある。
わざわざトンネルを作ってしまうなんて、やっぱり天皇は神だったのね。
何有荘

くぐり門のかやぶきも苔むしている。
入園料の1000円は高いが、縁側に腰掛けて新緑の木々を眺めながら、吹き抜ける薫風が気持ちよい。
ゆったりと静かなひとときを過ごすにはとてもいい所だ。
歴史的にはたいしたことはないかもしれないが、秋の紅葉時にまた訪れてみたいと思わせる結構なお庭だった。

ツツジ

コンパクトデジカメで撮ったツツジ。
晴天だとどうしても花色が真っ赤につぶれてしまう。

付記:
100年ぶりにつられたけど、昨年の春からはずーっと公開中という意味で、
100年に1度の秘仏ご開帳とはちがうかったのだ。