『一生に一度は伊勢詣(いせもうで)』 と言われた伊勢神宮に
高校時代の友人仲間4人で行ってきました。
10月の間、このブログを休んでいたのは
他に『伊勢神宮参拝・勉強会』のブログを立ち上げて
友人の皆さんと勉強していたからです。
興味のある方はご覧になって下さい。
『古事記1』から順番に時代が流れていきます。
四半世紀超えの、少女時代の仲間で行く旅だったので
肉体はミドルでも、心は高校生に若返っていました。
一緒に移動したり泊まったりすることだけでも
楽しくて興奮していたのですが、その辺りの傍目には滑稽であろう
“はしゃぎぶり”
は省略して、おごそかなる伊勢神宮参拝に焦点を当てて綴りたいと思います。
『早朝参拝』
私達の泊まった “神宮会館” では、 職員の方が
朝6時半から1時間半をかけて伊勢神宮内宮内を案内してくれる
『早朝参拝』 のサービスがあります。
もちろん、これが目当てで、この宿を何カ月も前から予約しました。
前夜降った雨で、しっとりと靄(もや)がかった神宮の森を歩きながら
860年前に、伊勢神宮を訪れた西行が詠んだ歌を口ずさみました。
何事の おわしますをば 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる
西行は平安時代末期~鎌倉時代初めの僧侶であり、歌人です。
歌を暗誦しながら、感動で後半は声が震えてしまいました。
まさに “かたじけない” という言葉どおりの心境になったのです。
友人のみち子さんも同じことを感じたようで、二人で
「かたじけない。 かたじけない。」
と、涙ぐむ寸前でした。
現在でも意味の通じる単語ですが、西行の時代を考えて古語辞典を引きます。
「忝し」(かたじけなし)・・・身に過ぎた恩恵を受けて、感謝する気持ちを表す。
そうそう・・・、その通りです。
静かな森の中を歩きながら、まさにそんな心持ちでした。
体の中に、清らかさが浸透して浄化されていく感じです。
これが巷で言われている “パワー” なのでしょうか。
神宮会館の職員の方の説明にありました。
職 「ガイドブック等に中央は神様が歩くので、端を歩くようにと
書かれていますが、そんな必要はないと神官の方に確認してあります。
どうぞ真ん中を歩いて下さい」
そうであれば、と私ごときが中央を歩かせて頂きました。
有難く・もったいなく・かたじけないことでございます。
高校時代の友人仲間4人で行ってきました。
10月の間、このブログを休んでいたのは
他に『伊勢神宮参拝・勉強会』のブログを立ち上げて
友人の皆さんと勉強していたからです。
興味のある方はご覧になって下さい。
『古事記1』から順番に時代が流れていきます。
四半世紀超えの、少女時代の仲間で行く旅だったので
肉体はミドルでも、心は高校生に若返っていました。
一緒に移動したり泊まったりすることだけでも
楽しくて興奮していたのですが、その辺りの傍目には滑稽であろう
“はしゃぎぶり”
は省略して、おごそかなる伊勢神宮参拝に焦点を当てて綴りたいと思います。
『早朝参拝』
私達の泊まった “神宮会館” では、 職員の方が
朝6時半から1時間半をかけて伊勢神宮内宮内を案内してくれる
『早朝参拝』 のサービスがあります。
もちろん、これが目当てで、この宿を何カ月も前から予約しました。
前夜降った雨で、しっとりと靄(もや)がかった神宮の森を歩きながら
860年前に、伊勢神宮を訪れた西行が詠んだ歌を口ずさみました。
何事の おわしますをば 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる
西行は平安時代末期~鎌倉時代初めの僧侶であり、歌人です。
歌を暗誦しながら、感動で後半は声が震えてしまいました。
まさに “かたじけない” という言葉どおりの心境になったのです。
友人のみち子さんも同じことを感じたようで、二人で
「かたじけない。 かたじけない。」
と、涙ぐむ寸前でした。
現在でも意味の通じる単語ですが、西行の時代を考えて古語辞典を引きます。
「忝し」(かたじけなし)・・・身に過ぎた恩恵を受けて、感謝する気持ちを表す。
そうそう・・・、その通りです。
静かな森の中を歩きながら、まさにそんな心持ちでした。
体の中に、清らかさが浸透して浄化されていく感じです。
これが巷で言われている “パワー” なのでしょうか。
神宮会館の職員の方の説明にありました。
職 「ガイドブック等に中央は神様が歩くので、端を歩くようにと
書かれていますが、そんな必要はないと神官の方に確認してあります。
どうぞ真ん中を歩いて下さい」
そうであれば、と私ごときが中央を歩かせて頂きました。
有難く・もったいなく・かたじけないことでございます。