漢方養生指導士アドバンスコースの受講が始まりました。
このコース終了時には、診断をして対策が練れるようになる予定です。
授業のおすそ分けとして、舌診(ぜっしん)を紹介しようと思います。
漢方医学は、754年の鑑真来日を機に広がりました。
当然、血液検査やX線診断はありません。
現代に至るまでは
診断の一つとして舌の状態も見ていました。
これを舌診と呼びます
こんな風に、医者は不調の元を探り養生法をアドバイスしていたようです。
血液のドロドロ状態を放置すると、血管が詰まって脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。
年一回の健康診断時の血液検査だけでなく、チェックする方法があります。
舌の裏を見て下さい。
舌の裏の静脈が青々として浮き立っているなら、サラサラではありません。
「漢方 血がサラサラ 食材」
で検索して、食養生しましょう。
玉ねぎや酢のものは、よく知られています。
ちなみに、
私の血液の状態はAです。

舌の裏はこんな感じで、静脈は大人しくしています。

血液はサラサラですが、舌の縁に歯型が付いているので
水の巡りがイマイチで ”むくみ” が見られます。
健康な人の舌は、淡い紅色。
舌苔は薄くて白色で、舌苔を通して舌が見える。
真っ直ぐ出した時に、口角からはみ出ない。
舌の形状は、「この先不調につながるかもよ~」が何種類もあります。
薄い・腫れぼったい・亀裂が入ってる・ポツポツがある・舌の縁に歯型がある・・・・・・
”やっかいもの” となっているのは、舌苔(ぜったい)じゃないでしょうか。
舌苔も「この先不調につながるよ~」が何種類もあります。
苔の一部が剥がれ落ちてる・厚くて舌が見えない・べっとり・豆腐かすのよう・乾燥してる・唾液に覆われている
舌苔は全く無くても、ありすぎても体に不調があります。
舌苔の色が黄色の人は、体に熱がこもっています。
ブラシで落とすことを第一にするよりも、それぞれ養生法がありますよ~。
へ~。
洗顔時に、舌のチェックをしましょう!