小野不由美著 『十二国記』。
昨年末に出版された4巻セットは、約18年ぶりのシリーズ新作として話題になりました。
私はこのシリーズを読んだことはなかったのですが
「若い時に夢中になって読みました! 待ちに待った新作です!」
「はまってます!」
紙上に紹介されていた読者の声に、興味を持ったしだいです。
早速、旧作から図書館で借りて読み始めました。
古代中国を思わせる異次元の国が舞台なのですが、なんらかの拍子で現代の日本と繋がります。
なるほど、
不思議な魅力に、読み始めると先が気になり、次々と読み進んでしまいます。
何巻目かをクエストする際に気が付いたのですが
パソコン上に表示される資料種別が「YA」となっていました。
ちなみに、通常の小説などは、「一般書」と表示されます。
「YA」・・・Young Adult (ヤングアダルト) 若者
若者の略でした。
YA図書の定義は、13歳~18歳の中・高生世代向けの本ということです。
え~っ!? 中高生向けだったんですか?
いわれてみれば、セリフの中に真理というのか、教え導くような言葉が散らばっていました。
私は感心しつつ、「そのとおりだ」とメモを取り、諫めとしていたところです。
その一つが 『華胥の幽夢』(かしょのゆめ)に出てきたセリフ。
「人を責め、非難することは、何かをなすことではない」
ケチをつけたり批判をするかわりに、どうしたらいいのか考えたり、行動するべきだ
ということでしょう。
どきっ。 とさせられました。
「マスク2枚を配って、どーすんの?」
「これじゃ、経済はどん底」
全く何考えてるのよ~。 と言ったあとで、この言葉を思い出しています。
もちろん、ケチはつけれど
私には案もないし、解決のために働きかけも政府にしていません。
中高生時代に読んでおくべきでした。
ちなみに、昨年末に出版された4冊の順番はまだまだ先だったので、
待ちきれずに買って読みました。
その先も読みた~い。
#十二国記