絵のタイトルは、「AKB48、終わらぬ孫ワンマンショー」です。
覚えたてのとても気に入った歌を、孫が身振りをまじえて演じてくれました。
一服の清涼剤でした。
わざわざこんな時に出かけなくても、風が収まってから出かけたらと言われます。
あとから言えることは、「逃げる」ことだった。
震災後に生き残った人が言われる防災の基本です。
亡くなった方の声は聞けません。なぜ、危険を冒してまでも助けに行ったのか。
想像を超える津波に、「なめていました」と生き残った人は言える。
今日のタイトルは、「風が吹く」です。
久しぶりにまとまった雨が降りました。畑の作物には恵みとなったことでしょう。
急いで入れたコンポストも、土になじみ活性化することでしょう。
風呂に入っていて、あれこれと昔を思い出した。
あれから15年は過ぎた。
エンジニアリング会社の先輩は、67歳で私の窮地を救ってくれた。
機械メーカーの外資系会社には、本気でエンジニアリングをした社員は少なかった。
売上を記録するために、自社の機械は一台も入らないエンジニアリングの仕事を受注した。
助っ人の先輩の活躍は素晴らしかった。「使えない」と判断したらいつでも言ってくれと潔かった。
風呂から出て、先輩に電話した。10年以上は音信不通であった。
あれこれと懐かしい話とドタバタ劇の現在を伝えた。
先輩の現状分析と思いやりは昔のままだった。
耳も聞こえ、思い切ってよかった。
風の便りより、直に聞く先輩の声が清々しかった。
一つお礼が言えた。
雨の後は、風が吹いている。
小祝さくらが優勝した。風だから、ショットを楽しんだとインタビューに答えた。
プレー中も、終始笑顔だった。
私達の生活にも、「風が吹く」ことがある。
風が止んで出かけるのも一つ。
世間の風は冷たい。敢えて吹かれるのも人生です。
風も雲も鳥さえも、迷った時のナビゲーターです。
嵐に呑み込まれたとしても、がれきに身を隠し、這い上がることができる。
運ではない。生命力です。
安全安心はけっして担保されない。
「風が吹く」
風を読み、利用する。ヨットは進む。
何があるか分からない。
髪ゆらし 愛しき人が かけて行く
2021年3月22日