故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

全部がだめじゃない

2021-03-11 06:23:34 | よもやま話

美人姉妹が、カフェを訪ねてくれます。
妹さんを描きました。ハードルは上がるばかりです。
意を決して描いた一枚が、「すてき」です。
テレビの横に、額に入れて飾ってくれている。


世の中には、惜しい人がたくさんいます。
しゃべらなけりゃ、めんこいのに。
と言われるのは、自称古手川祐子さんです。

今日のタイトルは、「全部がだめじゃない」です。
似顔絵を描く時、その人の良いところから描き始めます。
唇なら口元から、目なら目元から。
正しくなぞっていくと、顔全体が画面からはみ出します。
バックシャンだからと言って、後ろから髪だけ描いたことはありません。
常に真正面からトライしています。
それが描かせていただく者の仁義です。

寒い冬の日、先輩は小便に行きました。
用を足そうにも、肝心な奴が引っ張り出せません。
捜索願を出したくなった。と、あとで私達を笑わせました。
股引を前後反対に履いちゃってました。

料理も生きざまも完璧なことは何一つない。
汗をかいたものには、塩気が足りない。
コップの水を、かつてのように満杯にしたい。
幸せだった出会いの頃でさえ、本当は二者択一の結果でした。
気づけば、多くの溢れる幸せを取りこぼしてしまった。
コップの容量は限られていましたから。

「全部がだめじゃない」のです。
残った水が、あなた自身です。
多くの人は見過ごしたが、一人だけ気づいてくれたじゃないですか。
亭主なのか、思い出の彼なのか。
あなたの笑顔が素敵です。
誰が言おうと、幸せな気分に密かに浸れる。

ゴルフの青木や倉本は、試合中反省はしない。と言われた。
常に、次のプレーに集中する。
あれが無ければ、これをしなければ。
気づいただけよかった。

私は、ポジティブです。
40歳までの顔は、両親からいただいたもの。
その後は、自分が作ったものです。
やらかした過去は、残念なことばかりです。
生きていていいんだよ。
そんな風に誰かが言ってくれてるような気がします。
あばたをえくぼと勘違いしてくれる人が、きっといると信じています。
その日のために、入れ歯(奥歯用)をはずしています。

あほんだら どこまでいっても あほんだら

2021年3月11日
コメント
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