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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

願うならやりなはれ

2019-03-07 06:29:24 | プロジェクトエンジニアー

タイトルは、「寒椿」
私は、この花が好きです。
広島の椿は、もっと赤く大振りでした。
自らの重みに耐えかねて,ポトッと落ちる。
その様が斬首に似ていると例えられました。
それでもよい。
生きている限り、花を咲かせたい。


生き急ぐなと教えられてきました。
幸運を夢見て、大事な貯金を投資する。
幸運は決してやってこない。
なぜなら、幸運なのに幸運と思わないから。
始めは、大事な貯金が作れた。
これこそ幸運。
幸運は、こんなものじゃないと思っているから実感しない。

今日のタイトルは、「願うならやりなはれ」です。
幼いころ、こんな風になりたいなと思います。
ほとんどのベクトル(進みたいと思う気持ち)がその方向に向いています。
大きくなっても、そのベクトルは変わりません。
少しの変心で、違った人生になったと感じる。
違った人生と感じる分だけ、ベクトルは生きている。

私はゴルフをします。
酒も飲みます。
畑を耕し草刈もします。
カフェで人と話し、美味しいものを作ります。
言いたいことを言い、やりたいことをします。

こうだったらよいな。
やりたいことができないな。
条件が整ったらできるんだがな。
それを叶えるのが、幸運でした。
ベクトルは生きている。
それなのに、不満を感じる。

南の国の人は、長い昼休みをとる。
そして、夜は友人たちと楽しいひと時を送る。
遊んでばかりじゃ飽きるから仕事をする。
そんな風に見えます。

北の国の人は、寒さと格闘する。
大半の時間を自然の厳しさに奪われてしまう。
長い冬の備えをしなければならない分忙しい。
つかの間の春と夏の喜びを味わう。
深く味わう。

願うならやりなはれ。
たまの休みだって、家族サービスに明け暮れる。
会社だって、望まぬ仕事を押し付けられる。
憂さを晴らすように、同僚と酒を飲む。
許されたわずかな時間に、好きな本を読む。
読めるだけ幸せというもの。
わずかにベクトルは生きている。

おれは不幸せだと思う。
ベクトルの芽もつぶしてしまう。
目の前が真っ暗になる。
真っ暗と感じる分だけ、わずかにベクトルは生きている。
それなのに、ああそれなのに。

毎日が辛いな。
上司の顔を見たくないなと気持ちが塞ぐ。
ちょっと待った。
辛いことをパロディーにしてみたらいかがです。
あなたのわずかに残ったベクトルで、辛いことを楽しいことに変えてみたらいかがでしょう。

辛いよな。
俺はこの難局をどう切り抜けるのかな。
それを楽しんでください。
今回はできなかった。
工夫をしたから、今度こそできるかも。
何が足りなかったのかな。
ようし今度こそ。
あくなき戦いが始まる。
錆びついたベクトルが、ピカピカと輝いてくる。
気が付いたら生きていることが楽しくなっている。

やってみなはれ。
願うならやりなはれ。

椿花 落ちてなるかと ポトッとな

2019年3月7日
コメント
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