
絵のタイトルは、ちょっと一休み。
休んでばかりの番犬です。
目の前で、タヌキや猫が餌を食うのをじっと見ているお人よしの番犬です。
あんたが、勝手に始めたことでしょ。
そう、言われているような。
ああ、私ものんびりしたい。
妻は、今しがた寝た。
昼間編んだ物をほどき、納得できるところまで追い込んだようです。
私は、卒業できぬ夢を見た。
別れた彼女とあこがれの女、想いを遂げられぬ夢を見た。
一生懸命編みこんでいる妻を寝床から見る。
これが現実とほっとする。
妻が寝るのと交代に私が起きだす。
共に邪魔されない至福の時がやってきた。
寒のもどりなのか、やたら寒い。
マフラーを出し、どてらを着る。
それでも足りず、毛布をかぶる。
ここに来たときは、「やる気をなくす寒さ」に怯えた。
今日のタイトルは、「面倒は後回し」です。
溜まった似顔絵の締め切り日です。
誰かが待っている。
借りてもいないけど、やらなければならない。
約束したから。
面倒とは、
面倒とは、当て字。原義は、見るのも無駄の意。
体裁の悪いこと。見苦しいこと。また、そのさま。
物事をするのがわずらわしいこと。手数のかかること。
転じて、世話。厄介。
(広辞苑より)
辛辣に正直に解説している。と感じた。
面倒に思うのは、手数がかかることを知っているから。
だからいつも後回しです。
知らなかったら、始めていたのにと思う。
始めてから、ありゃ案外面倒だ。
かかったからには、やるしかない。
約束をしてやらぬのは、泥棒と同じ。
そこまで追い込んで、やっと神輿をあげる。
いつものことになりました。
考えてみれば、面倒なことばかりです。
一筋縄ではいかぬことばかりが残っている。
面倒と思うだけ、気持ちが重くなりなにもかも億劫になる。
これは、自分のこと。
面倒見(人の世話をする)となると、話は別になる。
あれこれと勝手に思い込み、あとはやるだけ。
無責任極まりない。
ああ、こころは晴れない。
面倒に押しつぶされそうである。
寒さがいけない。
やる気をなくす。
うまく転換できた。
そうだ、あんたが悪い。
私は、ちっとも悪くない。
人のせいにして、やっと始めることができそうだ。
つまづいて 石ころ蹴飛ばし 猫逃げる
2019年3月29日