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ただいまと帰って来る
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お帰りと迎える。
いつもの風景です。
今日は、バレンタインデーです。
会社に勤めている頃は、ささやかながらチョコレートをいただきました。
机の上でなく、引き出しに入っているとかメッセージ付きは少し嬉しかった。
お返しに、食事に誘ったりして、何倍もの出費になりました。
さて、今日のタイトルは、「甘えられる人」です。
女は、結婚して家を出ます。
実家に甘えること(無心)は慎むようになります。
心配をかけまいとする心根がそうさせます。
甘える先は、夫となるようです。
男と女の関係は、全てをさらけ出せる序章なのです。
緊張感のない甘味な世界です。
男はというと、少しだらしなくて母親に甘えようとします。
お袋の味が忘れられないのです。
お袋すなわち故郷かもしれません。
周囲の人で、甘えられる関係を築けるとなると、理解者ということになります。
時には厳しくもあり、優しくもある。
理解者は、話を聞いてくれます。
必要な時は、アドバイスもくれます。
力にもなってくれます。
社会人の先輩となると、一方的に頂くばかりになります。
返す力がついてきたころには、いないのが常です。
かつての田舎(地域)には、コミュニティーがありました。
子供は、家全体あるいは村全体で見るような感じでした。
子供達は、ぬくぬくと遊び惚けていたものです。
経済の仕組みが、手作りから大量生産に代わる頃に時代は変化してきました。
会社(組織)がコミュニティーに変わってきました。
会社の都合が優先し、家族はばらばらになってきました。
右肩上がりが止まる頃、見直されてきました。
社会保障の時代です。
皆でお互いの面倒をみようとなりました。
甘える先が、変化してきました。
中小企業の社長は、社員を家族同様に優遇してきました。
せちがらくなるにつれて、健康保険、社会保険でカバーせざるを得なくなってきました。
もう一度、考え直しましょう。
甘えられる人のことです。
老人になるにつれて、子供には迷惑をかけたくないと思うようになります。
社会保障が進んで、地域のケアマネやヘルパーが手助けをしてくれます。
心の闇に、灯りをともしてくれる人のことです。
痒いところに手が届く言葉を求めています。
少しだけ、体力的にサポートが必要です。
身体を揉みあう関係です。
私たちにとって、甘えられる人は案外近くにいるのではないでしょうか。
鎧を脱ぐ時が来ているのです。
組織で役立った鎧のことです。
地域にあった歯車が欠けているように見えます。
実は歯車はまだまだあるのです。
埋もれています。見ようとしていないのです。
私は、甘えてもらえる人になりたい。
私が出来なくても、甘えられる人がいることを発見したい。
そんな人がいるんだと、皆に伝えたい。
「甘えられる人」でした。
キスマーク 嬉し恥ずかし 水仙が
2018年2月14日