故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

迷惑

2018-02-11 06:54:01 | プロジェクトエンジニアー

山吹のいつかはつける実一つというタイトルの絵です。
七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき、
太田道灌が雨に会い、雨具を借りに入った百姓家でのできごとでした。

山吹は、ひっそりと咲く花です。
私は実をみたことがありません。
調べてみたら、一重はつけて八重はつけぬそうです。


今日のタイトルは、「迷惑」です。
迷惑とは、
どうしてよいか迷うこと。
困り苦しむこと。難儀すること。
他人からやっかいな目にあわされて困ること。
(広辞苑より)

これは、意外な解説でした。
すべて、一人称の感情と様子を表しています。
本来の意味合いは、こうだったのでしょう。
しかし、現代日本語では「迷惑」は三人称(自分以外の他人)が
感じるものと思われがちです。

子供に迷惑をかけたくないと、死を選ぶ。
そろそろ逝ってくれと周囲の空気を読む。
こんな哀しいことはない。

不倫報道で大騒ぎをする。
完膚なきまでたたく。
あげくの果て、その人の仕事も奪ってしまう。
不倫を知らぬまま、その人の仕事を讃えていたのに、手のひらを返してしまう。
噂を広める本人(週刊誌の記者)が不倫をしているかもしれない。
迷惑以前の話です。残念です。

子供が大病をする。
助けようと周囲は一生懸命です。
老人が大病となると、空気は変わります。
そろそろかとなります。
そう思うものの、一生懸命のふりをします。
どこが違うのか。
子供には将来があり、老人には将来がないと思うからです。
老人に莫大な資産があったら変わるのでしょうか。
そんな馬鹿なことはない。

人の命は尊いものです。
周囲が、迷惑を基準に決めるものではないはずです。
人の命について、私達はもっと考えるべきです。
おおざっぱに、こんなものと括らないでほしい。
望まれない子供といじめないでほしい。
誰にも生きる権利があり、死ぬ権利もあるはずです。
周囲が決めることではない。
これが、尊重です。

夫婦喧嘩は、当人たちは一生懸命です。
傍から見ていると、面白い。
ちょっとだけ、ゆとりをもって見ることが出来るとよいのです。
変わった人だなと思います。
それが個性と思えば、気持ちが変わります。

迷惑は、一人称の感情です。

花さわぐ あれま恥ずかし お月さん

2018年2月11日
コメント
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