私も、若い頃はこんな顔をしていました。
すすきのを歩いていて、地回りに挨拶されるほどじゃないけど、
いかつい顔になりました。
ポジティブな話のカテゴリーは、「プロジェクトエンジニアー」に、
ネガティブな話は、「よもやま話」に入れる。
実に狡猾な分類です。
仕事では、輝いていたいと願う所業であり、業と言える。
今日のタイトルは、「ポジティブ」です。
ポジティブ(Positive)とは、
積極的、肯定的。
実証的。
(写真用語)陽画。ポジ。
(広辞苑より)
ポジティブとは、「やってみなはれ」精神です。
やってみなければ分らんだろうと、背中を押してくれる。
明るいと暗いくらいの表と裏のようなもの。
どちらも正しいし、なくてはならぬものです。
ネガティブな気持ちがあるから、ポジティブになれると言ってもよい。
ポジティブばかりじゃ疲れてしまう。
疲れ切ってしまう。その先には、ネガティブが待っている。
その繰り返しです。
義足のダンサーが、昨年暮れの紅白歌合戦で、平井堅の歌ノンフクションの
バックダンサーとして踊った。大前光一さんという。
義足を前面に出して踊る。振付家として参加した辻本友彦さんの言葉です。
義足となった脚はお荷物じゃない。
義足も活かして、自然に表現する。
言った方も偉いし、実証して見せた方も偉い。
共にプロだからできること。意地と意地のぶつかり合いです。
プロジェクトエンジニアーに、顧客がこれは無理だろうと思われるような希望を出す。
悪戦苦闘して、答えを出し実現する。
仕事が終わったら、さっさと次の現場に行き、また無理難題を引き受ける。
押しつぶされそうになり、逃げ出したいと思うものの、歯を食いしばる。
そんな人の顔は、修験者のように爽やかです。
私の友人にも、たくさんこんな男がいます。女がいます。
気づいたら素直に驚き喜ぶ野郎たちです。
この辺りの言葉で、「やろめら」というのがあります。
ポジティブな男たちのことです。
どこまでもくらいつく感じです。
大人たちはあきれているが、好きな「やろめら」です。
ポジティブでした。
転んでも ただでは起きぬ そうでなきゃ
2018年2月1日