故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

あっさりさーのさあ

2015-11-18 07:05:05 | 思い出話
    
ある女性を表現したタイトルです。

あっさりさーのさあ。

ねっとりした女性ではないようです。
こだわりのない唯我独尊でもないようです。
細かいことを気にかけない女性なのでしょう。

柔い男には、ちょっと物足りないかもしれません。

この「あっさりさーのさあ」が私の初恋の君です。

遠い昔のある時、私は生徒会の議長をやっていました。
我がクラスの学級委員のピンチヒッターでした。
私は、その「あっさりさーのさあ」の名前が呼べませんでした。

総勢26人の学級委員達に次から次に名前を呼んで、意見を言っていただきました。
学級委員として出席していた「あっさりさーのさあ」の友人が、なかなか当てないことに気づきました。
「あっさりさーのさあ」と友人は、ドキドキしながらいつ当てられるのか待っていました。
分っていました。でも、名前が呼べませんでした。

苦肉の策で、「最後に残った人」と当て、意見を言っていただきました。

つまらないことです。

「あっさりさーのさあ」とは、それきりでした。
それが、妻の学生時代の親友だったのです。
今度、食事に招待されました。

今度は、きっと名前を呼べるでしょう。

初恋の 君なつかしき 髪ゆする

2015年11月18日

コメント
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