今さら故郷に帰って何ができる。
と思ったものです。
就職活動をしています。
インターネットの転職斡旋サイトに登録しました。
雇用主側が自由に私の履歴書と職歴を見てオファーをくれる仕組みになっています。
キャリアーを見て、年齢を見てオファーが来ます。
見る側も、てっとり早く「検索キーワード」を入れて探すのでしょう。
恐らく、年齢でほとんどのオファーが見送られているように思います。
プロジェクトエンジニアーのキャリアを買ってくれるのは、ほとんどが派遣業の会社です。
プロジェクトエンジニアーを続けるのであれば、会社を辞める必要はなかったのです。
社内のプロジェクトや技術の仕事を続けて行けばよかったのです。
技術を生かすのも殺すのも、すべて経営者の判断です。
会社を元気にする提案書を出しました。
何の反応もなく、お蔵入り(引き出しの中)となってしまいました。
まだこの時期ではないと判断されたのでしょう。
私はプロジェクトエンジニアーですが、経営者と同じように会社の行く末を案じていました。
給料は保証されていました。飽き足りないものがあり、辞職することにしました。
故郷再生をする道はないものかと、このブログを始めました。
冒頭の「今さら故郷に帰って何ができる」の壁に当りました。
故郷は、身近なものにすり替わってきました。
生活のありようを試行錯誤するようになりました。
そんな折、地域起こし協力隊の募集要項を見ました。
すべての地域が過疎です。平均年齢が高い地域を元気にするプロジェクトです。
年寄りを元気にし、地域を活性化する方法が少ないから過疎になっているのです。
これは日本がこれから向かう将来の縮図のように思います。
私でも役に立てるのではないかと、心が動いています。
65歳までと言わず、ずっとできる仕事です。
妻も賛成してくれています。
では、地域おこし協力隊員に求められているものは何でしょう。
募集要項には、経済の立て直し(地産地消、都会との結びつき)があり、
地域のコミュニケーション(介護、文化の発信)を活性化することが求められています。
必ずあるのが、三大都市圏に住んでいる方とあります。
一人でも、二人でも田舎に住むようにする総務省の施策なのです。
そして、次は元気な若い人を呼び戻すことなのです。
櫛の歯が抜けるがごとく空き家が増えているのです。
この空き家を有効活用したいのです。
業務内容のどれも一筋縄ではいかぬものばかりです。
智慧だけで解決出来るものとは思えないものばかりです。
求められていることは、光を当てることです。
ここにもこんな素晴らしいものがあり、人がいることを共有することなのです。
一年間、ブログを書き続けています。
情報発信ということであれば、金がなくても続けられるのではないかと考えます。
体力は、夏から草取りをして鍛えていくぶん自信があります。
ボランティアで、年寄りの話を聞くことをしたいと考えていました。
本当にできるのでしょうか。
まさに自分の多くを試されるのです。
知らない(地縁、血縁がない)土地で生き抜くには、柔軟性が求められます。
これこそ、究極のプロジェクトとも思えます。
古木がね 日陰を作り 一休み
2015年11月27日